ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

フィンランドの夜

フィンランドのパルは7月に大阪に一家で来る。
レストランやホテルでの日本語会話等、whatsappで
質問されることが多いこの頃。

「日本の夜はいつから暗くなる?」と聞かれた。

19時くらいからだと思う、と話しながら、
「その質問って、どうして?フィンランドは?」と聞き、
「日が沈まない」と答えが返ってきて
白夜を思い出した。

フィンランドの白夜、存在は知っていたけれど
月食や日食のように年に数日かと思っていたら、
夏の間、地域によるけれど2ヶ月~3ヶ月続くものだったとは…。

日本での7月や8月はいつ日が沈むか聞かれ、
19時前後だと思うと話したけれど、
フィンランドのパルの地域ではその時期は
朝1時に日が沈み、朝3時に日が昇るらしい。

「暗くなったら、帰ってきなさい」と日本のこどもは
親に言われるっていうのに
夜になっても暗くならないって…。
うちの子たち、フィンランドに行ったら何時になっても遊んでそうだわ、
フィンランドのパルに話して爆笑された。

「白夜って、眠れるの?」という素朴な疑問には
「カーテンがあるわよ」と言われる。
白夜の反対で夜が明けない極夜もあることを知った。
空がいつまでも暗くならないって、
なんだかついつい夜更かししてしまいそう。

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ロンドンから小包

ロンドンのパルから小包が届いた。
毎回感心するのだけれど、「いっせーので!!」と
小包を発送しているわけではない。
お互いに何も言わずに送ることが多いのに、
到着時期が前後する。

私も結婚のお祝いに日本酒を送った。
その日本酒が届いたのは2日前で、本日、我が家には
ロンドンのパルから”遅れた誕生日プレゼント”が届いた。

小包に入っていたカードがこれ。f:id:bitter-chocolate3:20170617162458j:image

Bootifuf。
ブーティフル?ブーツを眺めているねずみが描かれているから
ビューティフルとかけているのかしら?と調べてみると
どうやらbootifulは元は方言らしい。
意味はbeautifulと同じ。
カード一枚でいろいろと勉強になったわ~。

 他にも小包の中に入っていたのはこちら。

f:id:bitter-chocolate3:20170617163331j:image

 

「あなたなら読める!10代むけの恋愛小説よ」と。
10代向け…そのレベルの英単語なら…いけるかしら?

海外のパルたちに日本語で読むためにおすすめのジャンルは?と
聞かれると、「恋愛小説」をいつもおすすめする。
恋愛小説って、どう頑張っても同じようなストーリーになる。
よーっぽど変な作家じゃない限り、登場人物の気持ちも
各国共通で、状況を想像しやすい。
あぁ、多分、これはこういう状況だろうな、と、
なんて話している私に10代の恋愛小説が2冊。
「感想を教えて!」とお礼を伝えると言われ、
もう何の課題?というレベルで眩暈がしてしまった。

JETプログラム(日本に英語教師を送っている組織)が
年齢制限を撤廃したとかで、ロンドンのパルも
修士過程を終了したら、応募をしようかと考えているらしい。

ロンドンのパルの送ってくれたバスボンブ、
バラの香りがとても素敵。
これを使いながらゆっくり入浴…がいまの”私の夢”。
(現実はこどもとバタバタ入浴…)
香りだけでも十分に癒される。

 

 

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それぞれの忙しい理由

カナダのパルから「年度末で忙しくて全く手紙を書く時間が無い」と
Whatsappでメッセージがきた。
彼女はカナダの小学校の先生。
6月で学校の一年は終わり、夏休みが明けると学年が上がる。
きっと通知表やなんやかんやで忙しいのだろう、
どこも年度末は大変なんだろうなあ~と思う。

彼女にも「大丈夫、私もいま忙しいから。」と答えたら
「なんで?」と聞かれた。

まずは…水曜から末っ子が39度の高熱で、
この6月なのにこどもたちの小学校でインフルエンザが流行っているので
(6月で!6月に!?)
12時間経ってからインフルエンザ検査をするも陰性。
しかし2日経っても全く解熱する気配はなく、
かかりつけの小児科を受診するときは40度超え。
「頭が痛い、足が痛い」と関節痛を末っ子が訴えると
「次郎君はあそこの小学校か!
あそこだけなぜかインフルエンザ流行ってるんだよ。
ついにうちにも患者が来た!」と喜ばれた。
「これはもうインフルエンザだ!」
と言われ2回目の検査をするものの陰性。

「あそこの小学校だけインフルエンザが流行っているのは
陸の孤島だからだって言われたわ~」とか
「ど田舎だから、冬のインフルエンザが遅れて6月に来るの?」等、
こどもの高熱で小児科を受診したママさんたちも
小児科でいろいろ言われたもよう。
どんだけど田舎扱いされる地域なんだか…。

末っ子の発熱は周期性発熱かもしれない、と抗生剤が効かないので
思い始めたところへ、真ん中の息子まで発熱。
「さすがメイ家!本領発揮!」とママ友に言われる。
小児科へ連日のように子どもを替えて受診で忙しい。

カナダのパルとは「また連絡をとりあおうね~」というメッセージで終わった。
パルたちの中には手紙だけの文通をしている人も多いけれど、
whatsappやLine、Eメールで近況報告しながら文通しているパルも多い。
手紙だけの、のんびりとしたやりとりも好きだけれど
WhastappなどのSNSを使いながらの文通も現代らしくて
アリだわ~と思う。

 

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各国の矯正

花子の八重歯を矯正するかどうかがかなり大きな関心事になっている我が家、
「あなたの国って、矯正はどう捉えられている?」と
各国のパルたちに手紙で聞いてみた。
その返事が届き始めたのだけれど、かなり興味深かった。

日本では矯正が一般的ではない理由は高価だから、と思っていたけれど
各国も高い!
スイスのパルはいまは成人している娘さんが夜だけの矯正を
一時期していたらしい。
ヘッドギアもつけていたらしく、総額は日本円で120万円!
おぉぉぉ…スイスの矯正も高い。。。

チェコ出身で現在はイギリスに住んでいるパルは、
「アメリカの矯正は極端でやりすぎなのよ。
彼らの歯って、まっすぐすぎたり、白すぎたり、違和感あるわ~。
でも、アメリカ人はイギリスの人たちの歯並びの悪さを
British Teeth"(イギリス人の歯)って、からかったりするのよ。
でも、イギリスやヨーロッパではアメリカほど歯に力を入れないわよ。」と。

British Teethで調べてみると、でてくるでてくる、
イギリス人の悪い歯並び。
その中には皇太子妃キャサリンまで。
ネットの記事(多分、アメリカの)によると、
キャサリン妃は矯正と歯のホワイトニングをある時期からしている、
なんてことまで。

ちなみにアメリカ人で現在、日本在住のパルは
「矯正と歯科治療に疲れ果てて、途中で離脱した」らしい。
「前歯が左右でちょっと大きさが違うの」とか。
・・・気づかなかった。
気づかなくて、写真を見たけれど、それでもわからなかった…。

そういえば、メル友のアメリカ人のパルも
「もう少し矯正が必要だ」と言われたことがあって、
「僕はそこまで自分が好きではない」と日本語で言っていた。
多分、そこまでナルシストじゃないってこと???と受け取ったけれど、
アメリカ人のパルと同じように専門家でなければ気づかないレベルで
”矯正が必要”って言われたのかも。

日本在住のアメリカのパルは「日本の歯科治療はいいわよ~」と
他のアメリカ人におすすめされ、日本での歯科治療をしようかと
考えているらしい。

我が家の花子は小児矯正専門医のドアを叩いた。
専門医の説明がとても丁寧で、抜歯もいまなら必要ない?という
ぎりぎりラインのようで精密検査を受けた。
結果はまた来月で、「矯正をするって決めたわけじゃないから。
説明を聞くだけだから。わかってる?」と花子に念押しされる日々。

 

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読み聞かせボランティア

 今回は私の大好きな絵本作家、長谷川義史さんの絵本を読むことにした。
我が家にも3冊あり、図書館で借りて読んだりしたこともあり、
彼の絵本は大好き。
絵も文章も味があって、あたたかい。
いつも行く図書館には長谷川義史が寄贈した絵まで飾られている!!
サイン色紙サイズではなく模造紙サイズなので、
「うわ~!!長谷川義史!!!!」と一家で興奮した。
きっとジャニーズに会ったり、芸能人や野球選手に会っても
我が家では「ふーん、あんまり知らない」で終わるだろうけれど、
長谷川義史は別。
「きゃ~!!あの絵本作家の?!」「すごい、すごい!!」と
こどもたちも大興奮するほどの長谷川義史
同じ日に図書館に来ていたら、絶対にサインもらったのに~!!と
みんなで残念がった。

そんな彼の代表作は多分、これ。

いいからいいから

いいからいいから

 

 

小学校の図書室にもあったし、市立図書館にもあったし、
我が家にだってもちろんある!
いつでも「いいからいいから」というおじいちゃん。
こどもにはこういう大きな心で接したい、と読むたびに思う。

今回読んだのはこちら。

おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん

おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん

 

僕、お父さん、おじいちゃん、ひいおじいちゃん、
ひぃひぃおじいちゃん、ひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃおじいちゃん、
ひぃひぃひぃ・・・・・・おじいちゃん、と延々とでてくる。
こういう繰り返し絵本は子ども大好きで、
”読み聞かせ”のハズなのに、
「はい、ここの”ひぃ”はみんなで読んで~」と言い、
一年生が「ひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃ…」と必死に読むのを
かわいいわぁ~と聞いていた。

その後、その絵本は一年生たちで「僕が借りて帰る!」「私が借りる!」と
喧嘩になるほどの人気ぶり。

祖先を戻っていくとゴリラにまでなってしまい、
いやいや、人間をいくら戻ってもゴリラにはならない、とつい
解説を入れたくなるけれど、そこは絵本ですから。

そういえば、息子たちを妊娠中、私が娘によく読んだ絵本も
長谷川義史

 

おへそのあな

おへそのあな

 

 おへその中から、お姉ちゃんたちと遊ぶのを心待ちにしているよ~という
内容の絵本。
「好きな絵本作家は?」と聞かれると、「長谷川義史!!」と
いつも言っている。

 

引越し魔

日本にも引越し魔がいるとは聞くけれど、海外にもいるようで、
いまドイツに住んでいるパルはまさに引越し魔。
多分、2年ほどの付き合いしかないとは思うけれど、
最初に彼女に手紙を出していたときの住所はイタリアだった。

イタリアにも3年ほど住んでいたけれど、
そろそろ母国へ戻ろうと思う、ということでドイツに引越して
落ち着いたのかと思ったら、
最近の手紙の話題は”家探し”。

彼女の希望は毎回、いろいろとあって、
今回は何軒か見たけれども「庭がいまひとつだった」と書かれていた。
あれ?彼女から庭の話題なんて、今まで一度でもあったっけ?
庭って、そんなに譲れない条件だったの?と驚いた。

前回の手紙では
「職場」と「祖父母(彼女の両親)から近い」というのが
家の条件で、「学校」も近くて…という話だったのに
今回の手紙では、ほかにもいろいろと条件が追加されていて
それを読んでいて、「彼女は家を探すことが楽しいのね。
これが引越し魔か~。」としみじみと思った。

私も結婚してから2年半で4回引越しをした。
1年も同じ場所にいなかったという頻度で、
それでも毎回、「もう引越ししなくちゃ!」と
強迫観念にとりつかれたように引越した。
住めば都、というほどに長くいなかったからか、とても居心地が悪く
私はこの地域には住めない…と本気で考えたほど。
しかし、4回目の引越しのまま今に至り、もう10年。
とても住みやすい地域に引越しできた!
住んでいて居心地がいい理由は
「私が住んでいた実家周辺の地域と同じ雰囲気」だからだと思う。
ほどよい近所づきあいや周辺環境が、やっぱり家探しでは重要よ!と
私も返事に書こうと思う。

 

 

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娘の文通相手に写真を送る

娘にもなぜか順調にペンパルができている。
アメリカにイギリス、フィンランド、オランダにそしてラトビア
ほとんどが娘と同じ年齢の女の子たちで、
手紙の内容は、
「何色が好き?私はピンク~」
「アイスクリームって、チョコレートが一番好き。あなたは?」
「私の一番好きな動物はパンダ。あなたは?」
といったぐあいに、「三行日記か!!」と突っ込みを入れたくなるほどの
ハガキに書いても余白ができるだろう内容と分量を
手紙でしている。
(娘たちは母国語で書き、その下にママが英語で翻訳する方式)
シールやお絵かきといった付属品で重かったりするけれど
外国のシール交換をみんな楽しんでいるらしい。

そんな娘の新しい文通相手は私のラトビアのパルの娘ちゃん。
同じ11歳の女の子。
「髪をのばしているところなの。あなたは?」というレベルの
また3行日記状態だけれど、
「花子からの手紙が届いたわ!どのくらいうちの娘が興奮しているかを
あなたに伝えたくて!!」と
ラトビアのパルからメールがきた。

ラトビアのパルの娘ちゃんは一足お先に夏休みに入り、
2週間のサマーキャンプに出かける前日に娘の手紙は届いたらしい。
ということで、返事がちょっと遅れる、と
メールにあった。

ラトビアはもう夏休みか…。こっちは夏休みまであと1ヶ月以上よ」と
娘は自分の手紙がラトビアに着いたことに興奮もなく、
すでに夏休みを満喫中のラトビアの同じ年の女の子の存在に
「ブルーだわ。」と憂鬱になっていた。
夏休みって…日本の夏休みはあんなにたくさん宿題があるのに
本当に夏休みがきてほしい?と、つい聞きたくなるほど。
ラトビアはきっとほぼ3ヶ月の夏休み、宿題なんてないことを知ると
娘はもっとブルーになりそうなので、言わないことにしよう。

彼女が送ってくれた子どもの写真は海を背景に絵になる姉と弟。
私が送ったこどもたちの写真は、
ピコ太郎とミニピコ太郎が同じ金色の衣装を着て
ミニピコ太郎の顔部分がくりぬかれてそこから満面の笑みで、
我が家のこどもたちが顔を出している。
日本らしい、ということで。。。

 

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