ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

"Piece By Piece"

昨日、知った曲がとても素敵だった。
カントリー歌手、ケリー・クラークソンの歌、
”Piece By Piece"。(少しずつ)

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ケリーの人生を歌にしてあるという。
離婚して離れていくお父さんとそれにより心にできた穴、
男性不信をあなたが癒してくれた、という
恋人への歌。

元歌よりケリーがアメリカンアイドルで歌ったバージョンのほうが
素敵だけれど
それより、もっと好きなのがCaitlyn Vanbeckがアメリカンアイドルの
オーディションで歌った”Piece By Piece"

www.youtube.com

彼女はいじめられたらしい。
彼女の人間不信の穴を埋めたのは彼女のパパ。

それぞれにつらかった経験や挫折があって、
それを埋めた人たちの顔を思い出せる、素敵な歌で
聴いている人たちがつい涙を流している。

人間を傷つけるのも癒すのも人間なんだなぁ。

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背筋が凍る

札幌の12歳の少年が「人を傷つけてみたかった」と
包丁で刺した事件、
怖すぎる…とTVでニュースを見てくぎ付けになったのは
決して対岸の火事ではないから。

数日前、末っ子の次郎が「知らない男の子に首を絞められた!」と
泣きながら帰ってきた。
兄や姉と一緒に出掛けたのに、ほかの兄弟は?と聞くと、
とりあえず、パニックになって逃げ帰ってきていて
乗っていった自転車も置いて走って帰ってきていた。
どこで?どんな人に?注意しに一緒に行こうと言っても
怯えて泣きじゃくるのみ。

知らない男の子の服装を聞き、次郎と夫とその場所に行くと、
そこには数人の子どもがいた。
まずは、私の子どもに
「次郎が首絞められたって泣いて帰ってきたけれど、
何か知ってる?」と聞いてみるものの、誰も見ていない。

次郎が伝えた服装をしていたのは、一人の男の子。
そういうことをするのは小2,3程度かと思っていたら
小5の花子より背も年齢も大きい。小6か中1くらい。

なんで、首を絞めたの?と聞いたら、
「俺の言うことを聞かなかったから」と言う。
俺の言うことっていうのが、公園の砂場に絵を描くな、
という彼のマイルールで…。
「口で説明できる年齢のあなたが首を絞めるのはよくない。
特に、あなたはどう見ても次郎より大きいでしょ?
その力の差はわかるでしょ?
何度でも口で説明するべきだよ。」と説教して帰ってきた。

「親に言うべき」
「学校に言うべき」
「警察に言うべき」と、いろんなことをみんなに言われ、
何がよかったのかしら、と思った。

「親は知らないかもしれないから、伝えないと。」と言われたけれど、
小6くらいの年齢になっても暴力的な子の親はそもそも暴力への抵抗がないか
暴力に対して麻痺しているか。
何度も学校やほかの保護者からも暴力性は指摘されているだろうし、
それでも変わらないこどもたちを知っていると
”親”と”学校”に言って、意味があるの?と考えてしまった。

ピアノレッスンの付き添い

こどもたちのピアノに付き添っている、
と言うと、「えぇ?!」と驚かれる。
こどもたちのピアノの先生のところでも付き添うのは
生徒の年齢が上がってきて少数派になってきた気がする。
「すごいわね~。私なら寝てしまいそう」と先日も
知り合いのママさんに言われてしまったけれど、
我が家の子どもたち、幸か不幸か安心して眠れるレベルでは
なかなか弾きません…。

練習で何度も間違える部分は気を付けて先生の前で弾こう、
と末っ子の次郎に言ったのに、
やっぱり練習と同じところで間違えて、
先生が「新婚さん いらっしゃい」の三枝よろしく
椅子からずっこけていた。

太郎は発表会で弾く予定の曲のリズムがうまくとれず、
「・・・どこかに鶏がいる?コケ コケ コケコッコーって
鶏のリズムになってるわ!」と言われていた。
鶏か!うまいことを言うわ~と感心。
リズムの取り方を再度指導され、私も一緒に覚えて
練習のときにしようと思った。

そして、現在、大曲(花子の中で!)に挑戦中の花子、
右手と左手がクロスする部分があるのだけれど、
腕をクロスして弾くと「腰が痛くなる…」と先生に言っていて、
「そんなこと言ったのは花子ちゃんだけですけれど。」と
先生に呆れられる。
「これ、左手部分を右手で弾いたらクロスしないし、
腰痛くならないし、簡単なのだけれど…」と
練習中もずーっと作曲家に文句言っていた。

クロス部分も腕だけで弾けばいいのに、体全体を動かす花子、
「どう見ても心肺蘇生中にしか見えないけれど…」と
先生に言われる。
おかしい、優雅なピアノ曲を弾いてるはずなのに…。
「はい、そろそろAED準備して!」と腕がクロスする部分が近づくと
先生に言われる始末。

「この美しい曲を弾いて、心肺蘇生に見えたのは花子ちゃんが
初めてですからね!」と言われ、
「なんでも初めてとか一番っていうのは、すごいことなのよ!」と
花子が先生に言い、
「そういう前向きさ、大好きですよ~!」と言われていた。
こんな楽しいレッスンを私に見逃せと?!

各国の喪中

例年では、この時期、どこで家族写真を撮ろうかと
夫と考え始める。
家族写真を年賀状に使うのは我が家の家族行事。
年賀状で我が家の歴史が一目瞭然。
しかし、今年は祖母が亡くなったので喪中欠礼。
「別居の祖母にそこまでするの?」という声もちらほらと
聞いたけれど、両親より子ども時代を長く過ごした祖母、
まだまだ”おめでとう”を言う気分にはならない。

今年は年賀状は出さないわ~と各国のパルたちに報告したら、
それぞれの国の意外な習慣を聞いた。

例えば、アメリカ。
「クリスマスカードは喪中でも出すの?」と聞いたら、
喪中でも出すらしい。
また、カードにクリスマスレターといって、
家族の一年のできごとを紹介する手紙をつける人もいる、と。
ただし、アメリカ人の半分以下だと思う、とか。
そのクリスマスレターに親戚の逝去も知らせるらしい。

香港のパルからは、「まずは、お悔やみ申し上げます」に始まる
立派な日本語が並んでいた。
「さぞお辛いことでしょう」云々と続き、さすが!
と、うなってしまった。
香港では喪中があり、そういうときに結婚式などに呼ばれると
困る、というようなことが書いてあった。
ただ香港には”忌引き”がないのか、
私が子どもたちの学校を忌引きで欠席させたことを書いていたら、
「香港では上司や同僚には家族が死んでも知らせない。
プライベートだから。」と書いてあり、びっくりした。

学校により忌引きのルールはそれぞれで、
大体は3親等まで、ということで曾祖母のお通夜に出席するための
忌引きはこどもたちの小学校は無理で欠席扱いになるだろうけれど、
子どもと参加したいので欠席します、
と小学校に電話連絡したら、こどもたちの小学校は
忌引きの範囲が特にないらしく、
”忌引き”になります、と言われた。

ロンドンのパルから「喪中の人にクリスマスカードを出すのはアリ?」と
聞かれた。
ありかなしか…その人との関係性や喪中度合いにもよるだろうし…
という話はおいて、
いまの私には「なし」。
ただのカードはありだけれど
正直、HappyだとかMerryだとかいう文字を見る気にもならない。

我が家のこどもたちには年賀状を一応、用意し、
「お母さんは喪に服す」と話した。
小5の花子に言われた。
「お母さん、パンツ忘れて駆け付けたくらいだものね。」と
心底、同情した声で言われた。
ええ、気が動転しすぎて替えのパンツ忘れて
祖母の通夜に駆け付けましたとも!
もう亡くなっているんだから、あわてることもないと思いつつ
なんだか必死に準備した。
替えのパンツ忘れは花子にとって、よほど衝撃だったらしい。
あのお母さんが替えの下着を忘れるほどショックだったのか!と。
あちこちで、「お母さんが替えのパンツ忘れて…」と
花子がしゃべってそうで、ちょっと不安。

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体型談義

「海外で生活していると体型について全く言われないのに
帰国したら、みんなが体型の話をする。」と
言っていたのは海外に住んでいる妹だったっけ。

そのときは、
「へぇ~、そんなもの?ずっと日本にいるからわかんないわ~」
と思っていたけれど、
この頃、私も体型談義に辟易中。

久しぶりに会ったら、「あら、痩せた?」
「あら、太った?」はもう英語に訳すなら
How are you?でしょ?挨拶よね?っていうくらいに聞かれる。
他意も悪意もないんだろうけれど、地味に体を蝕む気がする。

3キロやせた人がいれば、そこから、どう痩せたか、
何をしているか、
何を食べたか。
肥満児に子どもをさせないために食事制限をするママもいる。

正直、「全く興味ないわ~!」と思ってしまうのだけれど、
「メイはどうなの?」と話題を振られると、
「私の体重に増減なし」と答えるものの、
10年近く知っている人は15キロほど細かった私の過去を知っていて
「あのお嬢さんはどこにいったの~?」といわれる。
さぁ・・・。
あのお嬢さんにあんまり未練もなければ、
それほど固執しないおばちゃんはここにいますけれど~。

海外のパルたちと手紙を書いていて、体型の話にまずならない。
私より細いパルのほうが少ないくらいでも。
新年の抱負に「〇キロ減!」というのもあまり見ない。
「読書を200冊」「ランニングを継続する」
「どこどこへ行って、~をする」
「社会人大学に入る」というような抱負をよく見かけ、
年末に入ると、「あの目標達成はどのくらい?」という話になる。

日本のママ友たちと2時間近くしゃべって帰って、
なんだか上っ面の会話しかしなかった、と思うとき
とても落ち込む、そんなことをアメリカのパルに手紙で書く私。

「体型のことと結婚のこと以外で日本人は私に質問はないのか?!」
と妹は怒りながら海外へ行ったこともあったっけ。
日本人もそんなに他人に興味があるわけでもないから
ただの”挨拶”よ、と話したけれど、
「挨拶は天気が無難よ。」と今度、私も言おうかしら、と
体重談義に辟易して思った。

毎朝流れるラジオ体操のおじさんが体操前に言っている。
健康寿命を延ばすために体操をしましょう!」
標準体重や平均体重、健康体重のためではなく、
健康寿命のため”に運動する、その言い方、素敵で無難。
さすがNHK!と感心した。

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一線を超える

アメリカのバージニア州のパルから手紙が来た。
彼女は三人の子どものママさんで、
末っ子が大学1年生!

そんな彼女にも私は前回の手紙で、
「いやな相手に嫌な態度をとってしまって、大人げなかった」
というようなことを書いたのだけれど、
返事は、「おぉ、やっぱりアメリカ人!!」だった。

例えば、最初は「本題に入る前に言わせて、
あなたは全く悪くないわ!反省する必要は全くない!」と。
実は同じ経験が彼女にもあって…
彼女の場合は「・・・それやったの?やっちゃったの?」と
読んでいて私が絶句する仕返しをしていた。
やっぱりアメリカでは私、内気な人になれるかも。。。とすら
思う内容でしたが、そこは自主規制で。

そんなバージニアのパルが書いていた。

When you cross the line then you are on my bad list ,permanently.
(一線を越えたら、永久に悪いほうのリスト入り。)

「そんなの当然よ!」と。
もちろん、それまでに”忍耐”もあるわけだけれど、
やっぱり”超えてはいけない一線”ってのがあるわけ!と
彼女は私の内容、というよりもほぼ10年以上前の
彼女の娘ちゃんに起きた事件を思い出して怒っていた。

その事件が起きた時、あそこのママったら、
「こどもの歯医者の予約があるから」と説明も謝罪もなく去ったのよ!
そして、そのまま終わったらしい。
「いまだに怒っているから、10年以上前のことを!」と。
激しく思い出して怒る彼女の手紙、10年後の私のよう。
きっと私も思い出して、また怒ってるだろうなぁ。
とりあえず、私は彼女の一線を越えず、
いつまでも”友達”リストのほうに入っていられるようにしたいと思う。
それとも、もしかして、すでに悪いリスト入りしていたかしら?
という冗談のメールを送ったら返信が来た。

And you, May, are not on my bad list.
The exact opposite!
(メイ、あなたは悪いリストに載ってないわ。
正反対(良いリスト)よ!)と。

cross the line:一線を超える、
新しい表現を覚えたわ~

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ワニカニ

日本語学習中のパルたちが多い。
レベルも初心者からかなり上級者までで、
私の知り合いの中でも一番日本語上手!
っていうより、もう日本人でしょ?と思うのは
日本在住10年以上のアメリカ人の男性。
もう考え方も話すことも日本人…と彼と話すと思う。
私とは日本語で話してくれたらいいのに~!!と思うけれど、
「あなたの勉学のため」(←と日本語で言われた)と会話はいつも英語。

そういう例外を除き、日本にいないのに日本語すごい上手!と
感心するのはアメリカの別の男性。
彼の日本語は「ほぉ…そんな言葉まで知ってらっしゃる?」と
驚くレベル。
彼は日本人の日本語家庭教師を個人的に雇い勉強、というレベルで
あまりオンラインで日本語を学ぶ、ということは聞かない中、
「ワニカニが面白い」と先日のメールの中で書いていた。

ワニカニ!!

初めて聞いたときは、「あぁ、踊るのね。ピザね。」と思ったけれど
あれは「エビカニ」だった。

ワニカニは日本語学習者が漢字を勉強するのにとても役立ち、
おもしろいらしく、
最初にワニカニを聞いたのはスイスのパルから。
「ワニカニで私も息子も漢字を習ってる」と。
そんなに面白いのなら、漢字を苦戦中のフィンランドのパルにも
教えてあげなくちゃ!とフィンランドのパルに伝えると、
「ワニカニでいま勉強しているわよ!」と彼女もすでに知っていた。
ワニカニ、日本語学習者の中では結構、有名なんだ~と思っていたけれど
ついにアメリカのパルからもワニカニって聞くとは!

部首の覚え方などがワニカニは面白いらしく、
部首のてへんを「釘に刺されたバット」と呼んで覚えるらしい。
釘に刺されたバット…それで覚えれるの?
そっちのほうが逆に難しいのでは???とわからなくなってしまった。

英語でも面白すぎて忘れない!なんていうアプリがあれば
私もきっと、「この単語、初めて見た!!」と同じ単語を
調べるなんてことがなくなるんだろうなぁ~と他力本願。

 

 

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