ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

営業電話と豪華クルーズ

高齢独居の祖父の自宅電話を私の携帯に転送している。
私の携帯にかかってくる頻度、5回に2回は転送電話。
「転送」という文字を見ただけで、いらっときてしまう。

初めてかけてきた電話なのに、私が出ると
「奥様ですか?お若いですね。」と言われる。
この電話番号の住人の年齢まで知っているんですか?
どこで入手した名簿ですか?なんて聞いたのは最初だけで
「とっても若い後妻です。」と言ったことも。
それも頻度が多くなると面倒になって、
最近は「はい、はい、ご苦労様」とガチャンと切っているらしい。

しかし、用件まではきちんと聞いているつもりだった。
先日、こどもたちがおままごとごっこをしていた。
末っ子の次郎の携帯が鳴った設定のとき、
「はいはい、いりません。ご苦労様。ガチャン!」だった…。
切ってからも「暇人ちゃうねん!!」と毒づく…。

えぇ?私、そんな対応してる?悪態ついてる?
と花子に聞くと、
こんな感じよ~と教えてくれたのは
「いまから出かけるので、失礼します。ガチャン」
天ぷらとお出かけは電話をすぐ切るときの名文句でしょ?
それでも、先日は
「出かけるので失礼します」と迷惑電話相手に丁寧に言ったら
「お帰りはいつですか?」と聞かれてしまった。
(相手は家電話だと思っているため)
「クルーズ旅行に出かけるので、しばらく帰国しません」と
答えておいた。
「…いつからクルーズ旅行に?」と
側で聞いていた夫が目を丸くしていた。
お金さえあれば、いますぐにでも!!

 

香料が…

新しい野菜や果物も海外からのお菓子も
海外の料理も、とりあえず口に入れてみる主義の我が家。
ただの食いしん坊ともいう。

そんな我が家に花子のイギリス人のお友達、
日本名マナちゃんがお菓子を送ってくれた。
前回、ポイフルをお気に入りのお菓子として送った花子に
私のお気に入りのお菓子を送るわ!と
いくつかのお菓子を送ってくれた中のひとつがこちら。


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パッケージを開けて食べた花子が、
「腐ってる!!もしくは、食べ物じゃない」と。それを過去にホワイトチョコレートそっくりの石鹸を食べたことのある夫が聞き、
「石鹸ちゃうか?」と言い出した。
いやいや、スイーツって書いてあるし、
お菓子でしょ!とパッケージをちらっと見て判断した私。
ラムネは腐らないから!とポンと口に入れて、
ぺっっとすぐに吐き出してしまった。

腐ってはないと思う…けれど、この香料といい、
この味といい、これは一体、なんだ?!
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材料には砂糖って書いてあるのに、この受け付けない味は、
この香料のせいだと思う。
なんで、こんな香料を使った?!
これはなに?!と調べてみた。

Parma Violets - Wikipedia

ウィキペディアでも発見。

the Derbyshire company Swizzels Matlow.
ダービーシャーの会社、Swizzels Matlowが作っているという、
まさにこれ!パッケージがウィキペディアのとは違うけれど。
すごい味…いや、匂いなんだけれど、
これはスミレ…なのか?Violetがスミレ。
なぜにお菓子にこの香料をつけたのか…。

我が家では5粒(一人一つ食べただけ)減っただけ。。。 

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スプリング クリーニング


日本では大掃除は年末…ですが、アメリカでは春!
spring cleaningと呼ばれ、暖炉などを掃除していたらしい。
我が家は大掃除は春と夏!
夏はカーテンなどを洗っても乾くのも早いし、
お風呂などの徹底的な掃除もこどもたちが水遊び感覚、
いや、ただの水遊び?気分でやってくれる。
そして、春は…家庭訪問です。

「年々、早くなっている気がする」と先日、ママ友に愚痴ったら
「日々が過ぎるの早いよね~」と返されたけれど、
そこじゃない!
家庭訪問の日!

確か前までは4月の末だったし、それより前は連休明けと
ママさんたちに聞いたのに、今年なんて四月中旬。
しかも始業式がすんで家庭訪問の日時が発表され、
我が家は…Xデーまで10日を切ってるじゃないの~!
ほかの学区では月末が家庭訪問だっていうのに、
なんで家庭訪問がこの学区だけこんなに早いの~。

とにかく焦って大掃除を始めた。
もうどこから手を付ければいいのかわからないパニック状態に
すでになっているようで、
初日、夫が帰宅して「・・・どこを掃除したの?」と聞いた。
カーテン洗って、電気の傘を全部洗って磨いて、網戸も洗って
寄せ植えもして庭をガーデニング大好き風にして、
スイッチ類とリモコンをピカピカにして、ぐったり…。
私の疲労度とは対照的に掃除した感がでてなかったらしい。

ママ友たちは、「メイんちのアフターには毎年感心する!!」と
いつも感心されるほど徹底的な大掃除をする春。
「ビフォアーを先生は想像できないと思うよ」とか
「ここ、どこの家?って毎年、思う」とか言われてます。

「いつでも来客を呼べる家」には全くなってない我が家、
毎年、今年こそは!と家庭訪問後にはこの美しい部屋を維持しようと
思いつつ、数か月で元の木阿弥。
夫は「みんなが簡単に”いつでも来客を呼べる部屋”なら、
雑誌の表紙にもならないだろうし、それだけ難易度が高い
永遠のテーマってことちゃうか?」と
なぜかまともなことを言って感心した。
インテリア雑誌も”いつでも来客を呼べる部屋”特集をやめて、
「2週間でこんなに美しくできます選手権」で
大掃除ビフォアーアフター写真募集とかしてくれから、
私も参加できるのだけれど。
そして、全国のビフォアーアフター写真を見て安心できそう…。

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「エリーゼのために」

誰もが知っている有名なピアノの曲、エリーゼのために
我が家でもよく話題に上る。
主にこどもたちの字が汚いとき。
エリーゼのために”というタイトルで有名になっているけれど、
ベートーベンの字が汚すぎて長年、”エリーゼ”だといわれてきたのが
実は”テレーゼ”だったといわれている。
ベートーベンがエリーゼのためにを作ったのは1810年
今は2018年ということは、ベートーベンは200年以上後世の人に
「ベートーベンは字が汚い」って知られているわけで…
そんなことになったら恥ずかしいでしょ。
だから、せめて名前だけは丁寧に…と続く。
(最近はまた新しい説がでてきて、エリーゼさんが実在した?とか)

エリーゼのために」が、そんな使われ方をしているのは
多分、我が家くらいで、ピアノを習い事としている子どもや親にとって
エリーゼのために」は一つのヤマ。
エリーゼのためにが弾けるようになったらピアノを辞める!」
なんていう子がいる、ということをママ友に聞き、
弾ける…って、どのレベルで?と思ってしまった。

それというのも「エリーゼのために」、
うちのこどもたちのピアノ発表会では最近は小2の子が弾く曲、
になってきている。
花子たちのピアノの先生は以前は小学校4年生以下には
エリーゼのために」を弾かせない主義だったけれど、
近年は習っている子や保護者の「エリーゼのためにを弾きたい!」
という熱意に押され、エリーゼのためにを解禁。
もちろん、背伸びした結果…なので、
結構、ハラハラさせるエリーゼを何度聴いたか。
手に汗握り、応援したくなる「エリーゼのために」や
機械的に音符はきっちり弾けました、という「エリーゼのために」を。
このレベルでよいのなら、ピアノを習って2年で「エリーゼのために」は
弾ける。
ただ、音楽性が…うっとり…なんていうレベルで弾こうと思うと
小6の花子が数か月かけて練習するだけの価値や意味がある曲だと思う。
それはやっぱり小2とは違う「エリーゼのために」が完成するだろうし、
私が聴いてみたい!と思ったのだけれど、
先生には「来年の曲はもう決定しているから!」と言われてしまった。
また女子力あげあげの曲で、ピアノの椅子から降りたらギャップが…作戦、
でいくようです。

そんなことをふと思ったのはサティの「ジュ・トゥ・ヴ」を聴き
楽譜を見たから。
難易度は高くない。
花子が発表会で弾いた曲のほうがよっぽど難易度が上。
でも、きっとこれはこどもが弾くといまひとつな曲になると思う。
もっと辛酸をなめた大人の人にこそ弾いてほしいし、
聴きたい~と思ってしまった。

 

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クール?

娘の花子は春から六年生になる。
家庭訪問では毎年、「冷静沈着、周囲に流されない」と言われ、
二者面談では「マイペースで…とにかくマイペースで…」とか
「クールで…」といった言葉で形容される。

日本のママ友たちには”冷めてる”と言われることも。
アメリカのパルたちは花子を形容するときに
"mature"(成熟)という言葉を使っていたのを何度か読んだことがある。
ピアノの先生には「女子力の欠如と外見とのギャップがすごい」
と言われている。
ピアノの発表会後、先生は生徒さんたちに
「発表会後に欲しいご褒美は?」と聞いていた。
こどもたちは、「ショートケーキをホールで!」
「漫画」「ゲームのソフト」と各種、子どもらしいリクエストをするらしく、
なんとも微笑ましい話として聞いた。

えっ、花子のリクエスト?
ボタン鍋」でしたけれど…。
ピアノの発表会のご褒美がボタン鍋
せめてフグ鍋にしてよ~、それかカニじゃないのか?!とか
各種言いたいことは私もあるけれど、先生としては
「小5女子からボタン鍋を食べたいって聞くなんて…」と絶句していた。
そんな花子は発表会本番では女子力たっぷりに優雅に弾き、
「女子力高い~!」と数名のママさんから言われ、
ボロが出る前に帰らなくては!!と汗が出た。

そんな花子、オーストリアの歯磨き粉で私と夫がワーワーと
泡が青いだけで騒いでいたら、
「それ、お父さんが言ったから知ってるでしょ?
私も聞いたし。なんで騒げるの?」と
いたく冷静な突込みをいただきまして…
いやいや、花子もこれで歯磨きしたら腰抜かすから、
泡が青いだけで!!と反論したのよ~とロンドンのパルに話し、
「Super chill!」と言われた。
(すごい落ち着いてる!)
ちなみに、花子がよく形容されるマイペースはlaid backが
英語の意味に近い、とロンドンのパルは言う。

私は子どもたちの新しい担任の先生たちでドキドキ、わくわくしている。
去年担任だった3人の先生たちが入れ替わっただけで
同じ3人だったら…家庭訪問、やっぱりいる?(←重要)とか
新しく異動してきた先生かしら?と盛り上がっているというのに
「先生って、そんなに重要?誰が担任になっても
たいして変わらないよ。」と花子に言われた…。

陽気な次男のような長男の太郎は
「どの先生も怒れば怖い。
怒っているんだから、怖くないと意味がない。
でも、安心して。母さんより怖い先生はいないから。」と
あら、それなら安心!って…なりませんけれど。
太郎も担任は気にならないらしい。

次郎にも一応、聞いてみると、「僕、モヤシっこだから。」と。
外であまり遊ばず、家の中で遊ぶことが多い次郎を
つい”かわいいモヤシっこ”と呼んでから、次郎も気に入って使っているけれど
それ、誉め言葉じゃないし!
もやしっ子と担任は全く脈絡がないし、
滑舌の悪い太郎が”もやしっこ”というと”もらしっこ”にしか
聞こえないし…とかいろいろあるけれど、まぁ、いっか。

 

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オーストリアの歯磨き粉

知り合いのママさんからいただいたお土産。
オーストリアの歯磨き粉。

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昨日、早速、夫と使ってみた。
歯磨き粉は透明なブルーで、ミント…と
ここまでは日本と同じ。
歯磨き粉って、どこも同じなのね~と泡を吐き出してびっくり。
泡が青い!!
先に使った夫が「泡が青い!!」と叫んでいたので、
泡が青いって、そんなに驚くほどか?と思いながら私も歯磨きし、
泡を吐き出して叫んだ。
「泡が青い!!」

いやぁ…衝撃的。
ピンクの泡が出る歯磨き粉とか売り出せばきっとみんな
「泡がピンク!!」と衝撃を受けると思う。
えっ、それだけ?と思うようなことも
いままでの常識(歯磨き粉の泡は白い!)からちょっと外れただけで
こんなに衝撃が走るのか…と知った、歯磨き粉で。

オーストリア一人旅から帰国したママさんに
「日本語が恋しくなった?」と聞くと、
「全然!!タクシーの運ちゃんが日本語バリバリの人にばかり当たって…」と
いわれてびっくりした。
乗ったタクシーがことごとく日本語が達者な人たちだったようで、
「おすすめのランチは~」とおすすめのレストランを
日本語で紹介されたらしい。
オーストリアって…日本語はやってるの?!と一瞬、思ったけれど
毎年のようにオーストリアに行っているママさんによると
そうでもないらしい。
「ちょっとオーストリアの最近の日本語流行状況とか聞いてみて!」と
そのママさんに言われて気づく。
オーストリア…文通相手、私いませんでした…。

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言い訳

アメリカのパルが手紙の返事が遅くなった理由を長々と書いていた。
「返事が遅くなってごめん。仕事が忙しかった」という理由は
何度も読んだことがある。
私は返事の遅れをあまり気にならないほうなので理由もいらない、と思う。
私自身は返事が遅れたときは、
「こどものインフルエンザ×3人で、学級閉鎖×2人で…
まだ聞きたい?」というくらいにくどくどと書いていたけれど。
手紙のネタになることなら、理由も書くけれども
言い訳がましいことを書きたくない、という思いがある。

この言い訳、そういえば、スーパーアンカー英和辞典に
〈参考〉として書かれていた。

 日本では言い訳は男らしくないとか潔くないとして
嫌われることが少なくないが、英米人は弁明ができないことのほうこそ
成人として恥ずべきだと考える傾向にある。

傾向…という話として、なるほど、と納得した。
英米人のパルたち、「きちんと説明しなかった」というときの怒りがすごい。
私は言い訳がましくなるからでは??といままで思っていたけれど、
彼女たちには「言い訳もできないのか!」という怒りだったのかも。

そんな話を夫にしたら、夫の大学時代の友人の言い訳の話になった。
ゼミに遅刻した彼は、
「近道をしようとして公園を通ったら、こどもの作った落とし穴に落ちて
靴が泥だらけになったので、一度家に帰りました。」と教授に言い、
「もっとまともな嘘は言えないのか?!」と怒られたらしい。

そういえば、私も高校時代、
駅へ向かう途中で自転車がパンクして、こけた拍子にコンタクトレンズがなくなり、
自転車を押しながら家に帰り、コンタクトをつけ、
自転車のパンク修理してから高校へ向かったら3時間も遅刻した。
30分に1本しかない電車のせいで大幅な遅刻。
「遅刻の理由は?」と担任に聞かれ、真実を語った!
こけて、パンク修理して、電車を待って、3時間も遅れながら
登校した私ってえらい!!と思ったのに、
「もっとまともな嘘は言えないのか?」と呆れられた。
いや、本当なんですってば!!
きっと本当の理由のほうがありえなさすぎて、嘘っぽく聞こえるのだと思う。

夫は早朝釣りをしていてデートに2時間遅れてやってきたとき、
「国道が工事で片側通行止めになっていたから」と言った。
へぇ~、どのくらい?50mくらいでは2時間も遅刻しないよね?と
つい突っ込んで聞いてしまった私に、
「ずーーーっとや!!」と。
・・・私、朝、その国道をすーっと通ってきたけれど?と突っ込むと、
「メイさんラッキーやな!そのすぐ後に工事始まったんやで!」と。
いやいやいやいや…まだそれ、続ける?と聞き、
「すいません…」となったこともあったっけ。
あれは苦しすぎた…。

いままで聞いた一番ひどい言い訳は?とちょっとパルたちに
聞いてみたくなった。

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