ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

恵まれた環境


花子の英語のワークの問題。

Hello (    ).    みなさん、こんにちは。

このカッコに入る英単語…everyoneだろうとは思いつつ、
でも、これって、thereでもよいのでは?と思った。

ロンドンのパルに"Hello there."と"Hello everyone."
どっちがいいと思う?と聞くと、
”Hello there."はカジュアルすぎるわ~。
Hello everyoneがふさわしい、と。
カジュアルすぎることと、たくさんの人がいる場面では
"Hello there."とは言わないわ。
一人の人しかいないなら、言うかも。
あと、フレンドリーぶりたいときにおすすめよ…と
ロンドンのパルの皮肉入り。

えぇ?そうなの?
私、結構、”Hello there!"って聞く気がするんだけれど…と
同じ質問をコロラド州のパルにしてみた。
英語の先生が生徒たちに自己紹介するときの最初の一言、
”Hello everyone."か”Hello there."

Both ways were fine. I've heard and used both phrases.
(どちらでもいいわ。両方とも聞いたことも言ったこともある)と、

学年が上の生徒たちには”Hello everyone."と言うかも…と
コロラド州のパルは言いつつ、
でも、高校や大学の先生でも"Hello there."って
言っていたわよ、と。
"Hello there."は、やっぱりとてもアメリカらしい英語のもよう。
私自身は友人に"Hi there!"と言われると、
「…あんた、まさか名前を忘れたのか?」とつい勘繰るのは
私が名前を忘れたときに”Hi there."って使ったことがあるから。
便利な挨拶だわ~と…。

そんな話をしつつ、コロラドのパルにも花子がキレてね…
という話をした。
コロラドのパルのこどもたちも花子と同じようなことを言い、
そのとき、コロラドのパルも私と同じようについ言ってしまう、
と言っていた。

I think they need to understand that they have opportunities
that others don't have and they should take advantage of them
because many would like to be in their place.
(私もうちの子どもたちはほかのこたちが欲しがるような
恵まれた状況を生かしたり、
機会に恵まれていることを理解する必要があると思うわ。)

We are alike.
We wish our kids would see their fortune,having the support
we didn't have.
(私たちは似ているわね。
子どもたちの幸運を願い、私たちがしてもらえなかった
サポートをする。)

サポート…と一口に言っても、経済的サポート、心理的サポート、
物理的サポート…といろいろとあるわけだけれど、
もっと全面的なバックアップが欲しかった!とコロラド州のパルと
私は親について語るときに話になる。
だからこそ、親として全面的に子どもたちを
サポートするわよ!と思っているところが似ている。

コロラド州のパルが言っていた。
「花子はきっと満点が取れなかったことが悔しかったんじゃない?
あんなに勉強したのに!と。自分を追い込みすぎないで、と伝えて。」と。
ほめ上手のアメリカのパルたちを見習わなければなぁと思った。

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爆発とマラソン


先日、花子が爆発した。
「勉強が終わらない!!」と。
その日は珍しく学校の宿題が多く時間がかかり、
その上に期末テストに入る前にZ会の添削問題もやっつけて…と
やっていた花子、リビング学習をしていると
勉強している花子の横で宿題を終え、遊ぶ小学生の弟たち。
っで、爆発。

「なんで私だけ勉強しているわけ?」と。

この答えの正解は何だったのだろう。
夫は花子がちょっと疲れて、そこからくる愚痴だったんだから
「大変だね。今日はちょっと宿題が多いね。頑張っているね」と
言えば終わる話だった、と言う。

私は「勉強が嫌なら辞めたらいいじゃん。」と返事した。
世の中には夕飯を作っている中学生もいるし、
洗濯を畳んでいる中学生もいるし、花子よりもっと家事をしている
中学生は山ほどいる。
勉強だけできる環境にいるのにそのありがたさもわからず、
勉強がやめたいなら、さっさとやめたほうがいい。
花子にかかる予定だった教育費は明日から弟たちに回す!と
喧嘩を買い、花子と二人で親子喧嘩。

花子は泣きながら、「目の前で遊ぶ弟がいたら勉強できない」と
訴えていた。
公立中学校に通ってて、それを言う?
私の通った中学校も荒れてないほうではあったけれど、
授業妨害と呼ばれるものもあったし、口を閉じるのはそんなに難しいか?と
聞きたくなるような生徒も多かった。
だから、受験をしていく私立中学ならそんなことはないだろう…と
私立中学に期待をかけたけれど、花子は公立中学を希望。
それなのに「遊んでいる人がいたら勉強できない」?
それなら、あの中学校で勉強って、不可能なのでは?と
いろいろ理詰めで話してしまい…夫にストップをかけられた。
そんな話をロンドンのパルに深夜に愚痴った。

Every now and then at University
I would have a mini meltdown like Hanako,
but then I would get back on track
(大学生のときは時々、私も小さな爆発を花子のように起こしていたわ、
でも、その後はまた日常に戻った。)

every now and then:時々

Maybe she is just letting off a bit of steam.
School standards are a lot of pressure.
(多分、花子もちょっとガス抜きしているのよ。
学校の基準がかなりのプレッシャーなのよ。)

let off a steam:蒸気を抜く

I shall send lots of chocolate to fortify you.
(あなたを元気づけるためにチョコレートを送るわ。)

次郎が大学進学する(9年後?!)まではチョコレートを
送り続けてよ!とお願いしておいた。

勉強はマラソンと似ていると思う。
加速力はあまり必要ではなく、いかに同じペースで
息を切らすことなく走り続けることができるか。
ただし、先頭集団グループに最初に入って、
先頭集団の中で前後しようとその中に居続けること…。
花子のマラソンも私のマラソン伴走も始まったばかり。

 

 

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保護者への手紙 in USA


アメリカで小学校の先生をしているパルから、
日本人の児童の親宛に手紙を出したいのだけれど、
日本語にうまく訳せないから手伝ってくれない?と
メールが来た。
いつものように「いいよ~」と安請け合い。

どうやら、日本に一時帰国した児童が
先生へお土産を渡したらしい。
そのお礼のメッセージ…だったけれど、
日本人の私からは「へぇ~、アメリカでは保護者への手紙は
そう書くのか!」という発見がいくつかあって
とても興味深かった。

例えば、最初。

Dear Mrs. & Mr. Cowell

という一文で始まる。
Cowellは仮名です。Simon Cowellから拝借。

「親愛なるコーウェル夫妻」と訳すのが正しい…とは思いつつ、
日本人の保護者…ということなので
日本人の保護者が違和感がないように私がよく受け取る学校からの
プリントを思い出し、児童名(ユリ)を入れて
「コーウェル ユリ保護者様」と訳した。

日本では、その後、学校の先生たちがよく書く常套句としては
「いつも学校へのご支援ありがとうございます」とあったり、
保護者からだと「いつもお世話になっております」という
形式的な…形骸化しているような…それでいて外すとダメだという
一文がアメリカのパルのメッセージには一言も入ってなかった。
私もあの「いつもお世話になっております」っていう一言、
いらないんじゃない?と常々思っているけれど、
「それくらいは書いてよ~」と元教員ママたちに言われるので
書いているけれど、毎回の常套句ならゴム判でも作ろうかしら、と
何度か本気で考えて話し、
本気で元教員ママに呆れられたことがある…。

アメリカのパルのメッセージはお土産のお礼や
児童の成長を感じるエピソード、
そして、夏休みを楽しんで!(Have a great summer!)と。

最後はSincerely,で終わっていた。
Sicerely…敬具、と訳すと、保護者と先生の間のメッセージでは
おかしいし、
小学校の先生たちはいつもこういうとき終わりに
なんて書いていたっけ…と考えたけれど
そういう言葉は書いてなかったような…と省略。

そして、すごく意外だったのが、
アメリカのパル、最後に"Mrs. Brown"と書いていた。
(Brownは仮名。花子の英語の教科書のMike Brownより拝借)
…自分で敬称、つけちゃうんだ!!という衝撃。
日本では自分には敬称はつけないので、そこは「ブラウン」のみで、
アメリカのパルに伝えた。
お互いに発見があって、面白かった。

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金無垢の友情

インディアナ州のパルからもらったバースデーカード。

f:id:bitter-chocolate3:20190523092324j:image

各種、韻が踏んであって、おもしろい…んだろうけれど
英語学習者の私にはレベル高い…。

例えば…
Say it LOUD,
we're downright proud and
when we laugh we tinkle.

(大きい声で言おう、
私たちはとても誇り高く
私たちが笑うとリンリンと鳴る。)

・・・変な日本語!
それというのもtinkleがリンリン、チンチン、チリンチリン、
という各種擬音語の意味を持つけれど、
日本語で笑う時の擬音語って…なに???と考えていて
思い出した!
”コロコロ”か!
「ころころと笑う」ならおかしくない。

We're OLD,(私たちは年を取り)
We're BOLD.(私たちは大胆だ)

翻訳者に必要なのは日本語のセンスなんだなぁと
訳しているとしみじみと思う。
いつも翻訳本を「変な日本語」「支離滅裂」「意味不明」と
散々に悪態をついていたけれど、
英語では理解できても、上手に日本語にできないって
あるよね~と、こういうときに痛感する。

そして、このカードの中で一番難しかったのが
”We're solid gold."

solid gold?
意味は金無垢。
「私たちは金無垢」では意味が分からない。
私の辞書では「純金」「金無垢」が限界だったけれど
solidをもっと詳しく調べると堅実な、しっかりとした
という意味がある。
でも、意味がわからないのでカナダのパルに画像を送って
「ここでいうsolid goldって、なに?」と聞くと、
"It means you're the best together."
(それはあなたたちが最高の二人っていう意味ね。)
と、ベストフレンド、親友という意味だと教えてくれた。

コロラド州のパルに聞くと、
”Valuable friendship like gold. Unbreakable."
(金のように価値のある友情。壊れない。)
という意味よ、と。

しかし、ロンドンのパルは
"I haven't heard it that before." (聞いたことない)
ということなので、solid goldという表現はアメリカ英語なのかも。

ちなみにこのカード、"Happy Birthday"ではなく、
(そもそもバースデーカードではなく,
friendship card:友情 のカードなのかも。)

There's nothing we can't handle!
(私たちに対処できないものはない!)
というメッセージで終わっていて、なんだかとても元気が出る。

 

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部活の懇談会


最近の中学校には部活動懇談会なるものがあって、
保護者が参加するらしい。
中学校の部活に親…?
えぇ…いやだなぁという心の内は胸にしまう。

こどもの勉強や教育に興味があり、学校行事にも熱心に参加、
関与しようとする親と
学校には熱心に関与しつつ、こどもの勉強にはノータッチな親もいる。
私はこどもの教育には関心があるけれど、
学校には興味ない親で、
「それって、結構、不思議なのよね。」と、よく元教員ママさんたちに
いわれる。
それは、学校に何か言っても無駄だと気付いたから…に尽きるけれど。

小学校より中学校はより学校へ行く頻度が減ると聞き、
ラッキー!と思っていた私。
なんの因果か花子が入った部活動の保護者懇談会に参加することになるなんて。
帰宅部に近い音楽部だと聞いていたのに、
蓋を開けたら、「なかなかやりますね…平日毎日ですか…」と
びっくりすることに。
一年生の入部が多く、先生も先輩たちも気合入っているらしい。
「いらんのに、そんな気合…」と花子はつぶやいていたけれど。

憂鬱だった保護者懇談会、
ちょっと早めに着いたので、こっそり部活の様子を
生徒や先生からは見えない位置から見学。
和気あいあいで、先生もよい意味で積極的な先生だった。
私、こういう先生好きだわ~と思える先生。
花子の中学校、私の好きなタイプの先生がたくさん!

そして、部活動紹介、発表、顧問の先生からの話があったけれど
「こどもたちを育てていきたい」という思いにあふれた話で、
教育者らしい音楽の先生だった。
花子は「有無を言わさない先生」だと言っていたけれど納得。
ピアノの先生と同じレベルの強引さで、ぐいぐい引っ張るタイプの先生。
(ピアノの先生のほうがより芸術家肌な先生ではあるけれど。)
ただし、いい方向へ引っ張ってくれるだろうと思う。
夫にどんな先生だった?と聞かれ、
「高校3年のときの担任を彷彿とさせる先生」と答えた。

高校3年のとき、私の定期テストの解答用紙はまず担任が
各教科担任から集め…
(いやいや、私の解答用紙をまずは本人に見させて!と思いつつ
ほかの先生方もあの先生には逆らえなかったのだろうなぁ…)
ケアレスミスで何点失点したかを計算した上で進路相談室によく
呼び出されたものです…。
「あんた、放課後に進路相談室!」と。
先生、私は全く進路について相談はないんですけれど…と抵抗するものの
「さっさと来なさいよ。」と聞いてはくれず。
進路相談室では「あんたなぁ~!!」とまず言われ、
「このケアレスミスの女王が!!」と怒られるのがまず序章で…
いかにケアレスミスでもったいない失点をしているかと怒られる。
あと、数学を捨てるな、と。
とても丁寧に生徒たちを見ていた、と高校生の時も思ったし
いまでもあの先生はすごかった…と思う。
とーっても強引な先生だったけれど、花子の顧問もそんな感じ。
しっかり良い方向へ引っ張られてほしい。

続けることがすごい


週末、法事があった。
片道2時間、法事や食事で3時間、帰るのに2時間…
ハードな日曜日になってしまい、花子が
「制服着て一日つぶれた!私の日曜日が終わった。。。」と
夜に泣いていた。
お疲れ…。

そんな花子にとって、しんどかった日曜日の法事、
私にとってはとても楽しく…なわけはもちろんなく、
日曜はないわ~と同じく往復の時間を考えて憂鬱でしたとも!
私たち以外は30分圏内の人なので余計に…。

そこで習い事の年数についての話になった。
こどもの頃が50年、60年以上前の方々と習い事の話をしたとき、
「5,6年やった」という人は意外に少なく、
ほとんど「2,3年でやめた」「ものにならなかった」で終わっていた。

そんな中、華道を30年以上続けているおばさんがいた。
30年!
そんなおばさんにかかれば、道端のススキも
なんだか風流に生けられてあったり。

我が家の習い事、花子のピアノが8,9年目に突入した、
なんていう話をおばさんにしたところ、
「10年超えたら違うわよ。才能なくても
続けられたら、それだけで才能なんだと思うことにしている。
途中でやめた人よりは絶対にうまくなっているんだから。」
という言葉に大いに納得した。

続けることに意義がある、と思えるレベルまでたどり着いた人の
言葉は重いなぁと思った。
花子もそろそろ10年…その10年の間にもいろいろと
「もう練習しないなら辞めなさい!!」なときもあれば
「いっそ辞めちまいな!」なときもあり、
「辞めろ!」なときもあったわけで…、
それでもピアノ練習を習慣化し、気分転換にピアノを練習し
気分転換程度にしかピアノを練習しないから進みが遅い…ともいう
なんだかやっと中級にたどりついた。
初級の壁、高かった…けれど
最近は初級の壁を乗り越えない人も多いと聞く中では
健闘した!
そして、花子を見本として太郎や次郎が花子と同じレベルのときより
格段に速いスピードで合格していっている。

なにが正解かはわからないけれど、我が家に限っていえば
花子がきちんと進むと、その道をきっちり弟二人が追従する、
花子より早いペースで。
トイレトレーニングも家庭学習もピアノも…。
弟二人にとって、花子の背中は大きいんだろうなぁ。

 

フィンランドの花見

フィンランドのパルから
「花見に行ってきたわよ!」というメッセージがきた。
彼女たち一家、花見に浴衣で行っていた。
浴衣…花見に?
まぁ…日本的っていうくくりでは一緒?

花見はすごい人々でフィンランドのパルが送ってくれた
写真には子どもの背丈ほどの桜の周囲に人、人、人…。
その人たちが立つと肩くらいの高さ…の桜。

そして、フィンランドの花見には神輿まで登場したらしく、
「みこし~!」と神輿の写真も送られてきた。
結構、本物のきちんとした、
日本人の私が見ても違和感ない神輿!
でも、花見に登場するのね…というところには
やっぱり違和感があるけれど。
とにかく、その花見フェスティバルにいけば、
日本文化を味わえるということはわかった。
フィンランドのパルも浴衣姿で堪能したらしいし。

写真では3分咲き?5分咲き?程度の桜の花だったけれど、
フィンランドのパルは楽しかったらしい。
私より花見を楽しんでいた。

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