ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

コンサートへ

今年も夏のクラッシックコンサートにピアノの先生が
出演されるので大阪へ聴きに行ってきた。
前回の教訓から花束は自宅近くのお気に入りの花屋さんで注文した。

f:id:bitter-chocolate3:20190804083253j:image


田舎の強みはこれよ!と言いたくなるような、
立派な花束にしてもらえた。

同じ金額なのに2倍の大きさ。
ただ、車で運んだ結果、ちょっとしんなりしてしまった花もあり、
また反省材料ができてしまった。

去年のクラシックコンサートはフルートの変幻自在ぶりに驚いたり、
声楽家の歌声に耳にキンキンしないソプラノだわ~と
うっとりしたりした。
今年はソプラノの声楽家もフルートもなかった。

今年は弾き語りをする声楽家にうっとり。テノールの男性歌手。
我が家の子供たちも「あのおっちゃんの歌がうまかった!」と
今日のベスト3に上げるほど。
某合唱団のコアマイスターでした。
”おっちゃん”言わないように!

去年はオーボエが多かったイメージだったけれど、
今回はバイオリンとヴィオラが大活躍。
「あのヴィオラの女性、上手だったね~」と花子と後で話した。
パンフレットを確認すると、関西フィルハーモニーの
ヴィオラ首席奏者でした…。
そして、バイオリニストが何人かいた中でも、
「やっぱりあのおっちゃんが一番うまい!音が違うわ~」と
バイオリンを全く知らない我が家のこどもたちが言うのも
関西フィルハーモニーのコンサートマスター
すごく伸びやかなバイオリンで、うっとりする音色。

このコンサートのトリはブラームスの管弦六重奏曲だった。
管弦三重奏は聴いたことあるけれど、管弦六重奏は初めて。
しかも”新旧の関西フィルハーモニーメンバー”によるもの。
最初の一音から最後の余韻まで素晴らしかった。
「ブラボー!!」とコンサートで声を掛ける人たちに
「いや、それほどでも…」と思うときもあったけれど、
今こそ「ブラボー!!!」って、叫んでよ!と思うほどに
素晴らしかった。
近くにバイオリンの先生がいたら、絶対に子どもたちに
バイオリンをさせたのになぁ。

二夜連続であるコンサートの1夜だけ鑑賞した我が家。
「来年こそは二夜連続鑑賞を!」とこどもたちが言っていた。
クラシックコンサートにおけるこどもたちのマナー、
私も去年は心配したけれど、去年同様、今年も身を乗り出す勢いで
興味津々で我が家の子どもたちは聴いていた。
ほかにも小学生~幼稚園児らしき子が数人いたけれど、
みんな静かにお行儀よく聴いていたのが印象的だった。
その反面、飴を探すためにカバンをガサゴソする音、
独り言を言う人、カバンのキーホルダーを外そうと
演奏している間に奮闘する人(それ、いまする?!)…などなど、
マナーが悪いのは大人だったり。
音楽に浸りたいのに気になる~!なことはあったけれど、
(同じ理由で映画館も好きではないけれど)
クラシックコンサートを聴きたいと思う人たちがこんなにもいるなんて!と
ほぼ満席の会場にびっくりしたり。
次のクラシックコンサートはまた来年かもしれないけれど、
次こそは二夜連続で聴きたい。

三泊四日

山奥へ行ってきた。標高600mを超え、
下界とは涼しさが違う!と思うつもりだったのに…
「暑い。エアコン切れない」と相も変わらずエアコン必要だった。
涼しい場所だからか二階建てのコテージの二階はエアコンもなく、
こどもたちが「熱中症になる…」と二階で寝ることもできなかった。
家族5人、エアコンのある一階の6畳に布団を敷き詰めて眠った。
あれ?家より狭くなってない?寝返り打てないけれど…と
思ったけれど、気づかないふり。

海外のパルたちに「バケーション!!」と海水浴の写真を送ったり、
昆虫採集している写真を送ったり…
ということは下界に下りないとできない。
圏外って、まだあったのか?!と夫と衝撃を受けた。
携帯を片手に電波がどこか入るところはないかとうろうろする夫、
あぁ、平成にこういう人いっぱい見かけたわ~と
携帯電話が出始めたころを思い出させた。
こどもたちは「お父さん、なにやってんの?」と怪訝な顔をしていた。
昔はな、携帯電話の電波が入る地域は限られていて…と昔話。
集落にはスーパーがなく、一番近いスーパーまでは車で片道40分、
ネットができないなら本屋だ!と本屋を下界で調べたら
本屋までは1時間以上かかることが判明し、諦めた。

「リフレッシュできそうね」と海外のパルたちに
いわれた海で泳ぐこどもたちの写真。
海を満喫したのは二日目まで。
二日目、海に入って1時間で花子が何かに刺される。
刺された足首がどんどん腫れ、海の家の人に聞くとクラゲではないと
刺された跡を見て言われる。
ここは病院へ…と病院に慌てて行き、病院で1時間。
その後、医師の処方ミスがあって、調剤薬局で1時間…。
リフレッシュ…できた?というようなドタバタになり、
花子は「海はもうトラウマ」と言い出した。

太郎や次郎はがっくり…かといえば、そうでもなく
クワガタが窓にぶつかってきたり、コテージの壁にクワガタが
張りついていたりと簡単に昆虫採集できる環境に興奮。
1日目で6匹もクワガタをとれたので、「虫かご買う!」と
大きな虫かごを買った。
「1日6匹、3日で18匹、ウヒヒヒ」という太郎に、
それを取らぬ狸の皮算用っていうんだよと話していたのに
帰るときには19匹。。。

ネットもスーパーも本屋もない、ポツンと山奥のコテージ。
鳥の声と虫の声だけ…かと思ったら、一番うるさいのはこどもたちの声だった。
夏休み、こんな山奥にまで子どもがいるとは。
しかも、私たちの住んでいるところより子どもの率上がってない?と
夫と話したのは二日目まで。
3日目、子連れ家族はみんな帰り、そして反対にやってきたのはカップル。
こんな山奥にカップル?!
何するために?やることないよ?本屋もなにもないし、
ネットも圏外なのに?と我が家のこどもたちがとても興味津々だった。
カップルも世界に私たちだけ…みたいなのを想像していただろうに
こどもの声がうるさかっただろうと同情。
どこへ行っても人がいる、それが夏休みってことか。

コンクール?


先週のピアノレッスンのときに、
「来年、次郎君はコンクール受けるから」と先生から宣告された。
受けてみる?とかではないんですね…。
決定事項ですか…。

花子も春にコンクールのお誘いを受けたけれど、
本人に聞いてみたところ、
「ピアノは個人で楽しみたい。人と競いたくない。」
という花子らしい回答があったので
花子はコンクールに出たくないようです、と先生には返事した。

小学生のピアノコンクールには懐疑的な先生で、
生徒さんから「コンクールに出たい」と言われたらするけれど…
というスタンスの先生だったのに、
ほかの生徒さんをコンクールに出し、コンクールを見学して
まさかの趣旨替え?
「次郎君、コンクール出る?」ではなく、
「来年の夏は次郎君、コンクールね!」と決定事項で通知されるとは。
コンクールのときに特別レッスンをお願いされるような先生に
我が家のこどもたちは習っているので、
ついに先生の本領発揮!ともいえるのかも。
先生がコンクールに出したいレベルに次郎が到達したってこと?と
肯定的に受け取っておこう。

どのコンクールでも審査員からのコメントがもらえるようで、
そのコメントを読んで、先生と一緒に娘のダメ出しをしてしまった、
なんていう話をママ友から聞いたこともあり、
コンクールに燃える先生とママでこどものピアノのダメ出し…
なんてことを私も先生としてしまうようになるなら
それはちょっと嫌かも。
先生に「審査員のコメントはどのような気持ちで読むのですか?」と
聞いてみたら、
「全然、わかってない!解釈の違いよ。ピーでピーで、
あんたより私のほうがピアノうまいわよ!と文句言いながら読む」
ということだったので、
それなら、コンクールでてもいいかも。

次郎がコンクール受けするピアノを弾けるかどうかは未知数だけれど、
発表会のときのように3か月ほどかけて同じ2曲を深く深く
しつこく何度も練習をするということでピアノが飛躍的に上達する。
私の精神も疲弊するけれど…。

幸か不幸か次郎は太郎と違って外で遊びたい!!というタイプではなく、
家でAmazonプライムでアニメをひたすら観るタイプなので
それがピアノ練習に代わるのなら、寧ろ、大歓迎!
”コンクールのお礼”だとか”補講代”といった未知数なものはあるけれど
いつものように見切り発車で、「お願いします!」と言おうかと。

「メイさんのご主人はピアノに理解があっていいわね。」と
先日、ママ友に言われた。
「ピアノなんてやっても意味がない。プロにするわけでもなし。」
というパパも多いらしい。
うちの夫に聞いてみたら、
「ピアノは最高!」らしい。
近いし!(ピアノの先生の家は同じ団地内で送迎いらず)
個人プレーで、スポーツ系習いごとのようなお茶当番などもない、
夏も冬も冷暖房の効いた室内での練習で、応援も楽。
まとめとして、「素晴らしい習い事」らしい。
決して、音楽に理解があるわけでも芸術に理解があるわけでもない…。
スポーツ系習い事との類似点は燃えているママさんの怒声がたまに
聞こえることかと。

こんな一家がコンクール…どうなることやら。

 

ないものねだり

ドイツの50代後半のパルから手紙が来た。
彼女は年老いたお母さんと一緒に暮らしている。

「メイには想像できないだろうけれど、
私の生活にはまず変化はおきないのよ。
仕事に行って、
帰って、
ソファで一息ついて、それからベッドへ上がる。
寝て起きたらまた仕事に行くのよ。
この前の休日は庭を見て過ごしていたわ。
なにも楽しいことは起きないのよ。」と。

彼女の手紙を読んで私は「いいなぁ~!!!!」と
日本で思った。
私の返事はきっとこうなる。

朝起きて、ラジオ体操に兄が弟を置いていったことに
いらいらしながら、次郎を連れて公園へ行き、
「帰ったら説教ね!」と公園で太郎に朝から宣告し、
部活の時間を間違えて、寝起きに友達にピンポンされた花子に
「準備手伝って~!!」といわれてバタバタさせられ、
夏休みなのに学校行事のために小学校へ行かなければならないこどもたちを
車で送って行き、
もちろんお迎えに行き、
友達に会えばトラブルもセットで見聞きしてくるこどもの話を
聞いてため息つきそうになり、
やりかけの宿題がリビングに散乱するのを一日何度か
「片づけて!!」と怒鳴って、
やってもやっても課題を発見する上にレポートの
締め切りが迫ってくる自由研究に疲れ…
私も毎日楽しいことは起きてないんですけれど。

庭をぼーっとみて過ごしたい。
雑草だらけなので見て見ぬふりしている庭だけれど。
日々、同じ単調な毎日の繰り返しなの、と呟きたい。
ないものねだりだわ、とドイツのパルの手紙を読みながら思った。

そんなわけで、3泊4日ほど田舎のコテージに旅に出ます。
「…もっと田舎へ行くの?」とママ友たちに呆れられたけれど
山奥のコテージに引っ込む!
引きこもり!
ぼーっと、ただただぼーっと過ごすのがバカンスってものよ。
コテージでは夫が料理をすることになっているので
積読本だけ持って、ぼーっとする!
ぼーっとするから!!と家族にも宣言している。
田舎の喧騒を逃れて山奥でぼーっとしたい…。

都会の喧騒しか知らない人は都会人だと思う。

To be yourself in a world that is constantly trying to make you
something else is the greatest accomplishment.

(エマーソン:アメリカの思想家)

(あなたを何者かに変えようとする世界の中で
あなた自身を維持し続けることはも最たる偉業だ。)

自分自身を維持する。
それはすごく疲れる気がする。
にほんブログ村 その他生活ブログ 手紙・はがきへ
にほんブログ村

死んだ魚の目

ロンドンのパルやコロラド州のパルと最近、話したのは
死んだ魚の目について。
直訳するとdead fish eyeになるけれど、英語では言わないらしい。

中1になった花子の小学校時代、何度も参観日で死んだ魚の目ってこれか…
というのを花子の目で見た。
キラキラした好奇心いっぱいの目だったのに何も求めてない。
何も期待していませんという目。

その理由のひとつには公立小学校の学力差が私の時代よりも大きくなっていて
できるほうだった花子はひたすら待たされたことだと思う。
高学年になると本を読んで待機していいとなったらしいけれど、
低学年の間はひたすら「待っててね」と先生の声掛けがあったらしい。
ぼーーーーっと待て、と。
海外のパルたちにこの話をすると「応用授業は?応用問題は?」と聞かれる。
日本の公立小学校にはそんなものはない。

太郎は公立小学校の授業にどんぴしゃりのレベルのようで、
ちょっと簡単だけれど、楽しめる~と思っているもよう。
きっと太郎と同じレベルの子たちには公立小学校は向いている。

そして、3年生の次郎は花子よりIQが高いと思う。
二者面談で担任の先生から、「次郎くんにはいつもミニ先生として
お手伝いしてもらっています。」といわれた。
算数が得意なので、余った時間は友達に教えてもらっている、と。

二者面談でそれを聞き、「へぇ~」と帰ってきてから、
喉の小骨が取れない。
これ、スイスのパルの飛び級した娘ちゃんがやっていた”ミニ先生”だわ、
そういえば、スイスのパルはそれをとても怒っていたっけ。
パルの娘ちゃんが先生役をすることを嫌がったことも大きかったけれど
パルは飛び級の試験を受けれるように学校に要請し、
娘ちゃんは飛び級したんだっけ、と思い出した。

「次郎は現在、教えるミニ先生を嫌がっているん?」と夫に聞かれた。
いいえ、全く。
「誰かに教えることは自分がどれだけわかっているかの勉強にもなるから
教えるほうにもメリットはある。」と夫は言う。
わかってますよ、それも。

コロラド州のパルにその話をすると、アメリカでもそういうことをする
先生もいるけれど、生徒同士で教えあうって、教えられる生徒が
劣等感を感じそうで私はしたくないと言っていた。
ほぉ、なるほど、そういう考え方もあるのね。

でも、私の小骨は取れず、喉に引っかかったまま。
担任の先生にとっては、すでによくできるから”ミニ先生”と
助っ人扱いの次郎だけれど、次郎も本来は児童で教えてもらう立場で…
好奇心に目を輝かせるような授業や学校であってほしい。
学問に上限はないから、このレベルができるならもっと上を、と
やってほしいけれど…日本の公立小学校ではそうはならない。
そして、気づくと教える側に。
ミニ先生、私になんだか消化不良を残している。

dead fish(死んだ魚)を調べていたら、dead fish handshakeに出会った。
死んだ魚のような握手だそうで、ぐにゃっとした感じ?
握手にはうるさいアメリカらしい言葉だなぁと思った。
60代のアメリカのパルが以前、甥っ子の彼女がいまいちという話をしていた。
「なにがいやって、あの握手。気持ち悪かった。」と書かれていて…
握手の重要度、そんなに?!と驚いたのは覚えている。
私、握手は初心者なのでお手柔らかに…と返事を書いた。

いままで数人のパルたちと会ってきたけれど…握手したっけ?と
ふと思い出すと、毎回、ハグしていた気がする。
「きゃ~!!ついに会えた~!!」の興奮でパルたちとはハグ。
一方、パルの夫たちとは会釈。
握手って、私にはハードル高いかも…。

にほんブログ村 その他生活ブログ 手紙・はがきへ
にほんブログ村

自由研究のテーマ

今年もまた自由研究の季節がやってきた。
今年は何をする~?と花子と考えている時が
花子は一番楽しいらしい。
「よかったねー」と棒読みしそうになるけれど。

今年の自由研究は私が最近知ったもの。
昔からある遊びで、多分…原理は化学反応?と思い、
きっと簡単に解明できるはずだ!と思った。
これがね…予想以上にむずかしかった!

花子の仮説では「酸性がキーワード」ということで、
酸性、アルカリ性、中性の液体を集めて
どうなるかを実験した。
私は”濃度”が肝なのではないかとphチェッカーを実験のため購入。
結果…アルカリ性でも反応しました~!
phもあまり関係なかった…。
・・・嘘?!と花子と二人で固まる。
その後、中性でも反応するものがあることも実験で発見。

花子より先に、この実験の行き着く先は?と
ネットでカンニング
原理はネットで2,3の説がまことしやかに書かれているけれど、
実際、どうなの?と理系院卒ママ友夫婦に聞いた。
「化学反応ちゃうの?」程度だった彼らは調べてくれて、
多分…という結論を教えてくれた。
(誰も実際に実験していないようで、あくまでも仮説っぽい。
つまり、研究者には興味をそそられない内容ってことかしら。)
それ…本当?
我が家の仮説では違うんだけれどなぁ…と固まる。
というのも、物質が”混合物”だから、ややこしい。
これ!!という原因物質特定なんて、中学生のレベルを超えている。
それを実験でどうやって証明する?
家庭にあるものではできない実験にならない?
花子の持っている顕微鏡でも見れないし…と実験が行き詰った。

夫は「仮説を立て、実験をして、その仮説が違った、
というところまでをレポートすればええやん。」と言う。
私は、「行き詰ったところで、一度、理科の先生に相談して
違う方向はないか教えてもらったら?」と自由研究継続を主張…
していたはずが、
途中から夫は「なんでメイさんは実験終了がわからないわけ?」と言い出し、
私は「そもそも、きちんと伝えられていないという説明下手を棚に上げて
なんで、他人が理解できていないのをおかしいと思えるわけ?」と応戦。
夫婦喧嘩が勃発。
花子が「部活に行ったときに先生に聞いてくる!」ことになった。

理系の先生二人が花子に話した原理の予想…
これがまた我が家の予想と違う。
ついでにいうと、ネットに書かれている原理とも違う…。
先生方、ネットで調べたら、「あっ…違った」となるだろうなぁ。
一応、先生が言った仮説の実験もしてみたら、
あっさり仮説が違うことが証明される。
やればやるほど、にっちもさっちもいかなくなって
底なし沼か…と私は思ってしまった。

しかし、花子は先生たちが提示してくれたことも実験をしたので
「その仮説も違うという証明はできたね」と前向き。
理科の先生が言ったらしい、
「これ、中学生の自由研究レベルを超えている」と。
誰やねん、これを自由研究に選んだのは!と言いたいけれど、
私ですとも!
始める前はもっと簡単だと思ったんです…。
理系院卒ママ友夫婦も「意外に奥が深いね…」とネットでいろいろ
調べてくれて驚いていた。
自由研究のテーマ選び、むずかしい。

 

 

中学校の通知表


花子が中学生になって初めての通知表をもらった。
中学校の通知表と小学校の通知表、比べてわかった。
小学校の通知表は本当にあてにならない。

よく聞く話は、「中学校になったら、ガクンと通知表が下がる」と
いろんなママさんから聞いていたけれど、
花子の通知表は中学校がいままでで一番良かった。
小学校6年間は一体、なんだったんだ…と花子の
小学校時代の通知表を見返したほど。
3段階のオール2とかふつうにあった花子。
このテストの点数で?と疑問に思い、
先生たちに質問すると「忘れ物が…」「授業態度が…」と
いわれてきた。
忘れ物はまぁ、ある…
授業態度は…スリープモードと本人も言っているし、
さぞやる気のない授業態度なのだろうと思っていた。

中学校では授業参観でも目を見張るほどノートを取り、
理科の授業では一学期の発言回数2位だったり、
「中学校の勉強は楽しい!先生がキャラ濃い!」と
楽しい中学校生活らしい。
1学期の中間、期末とも花子は5科目合計で5本の指に入る成績だった。
そして、通知表は主要5科目は5段階評価で数学以外は5。数学も4。
社会の先生、評価が甘い…とは思ったけれど、
それ以外の科目はテストの点数からして妥当な成績で
小学校とは違い、きっちりペーパーテストが
評価されていることを感じた。

中学校に入って、すごく勉強した…わけではない。
小学校からの積み重ねだなぁ…と思うことが幾度もあった。
通知表の評価基準も小学校と中学校では違うのだろうけれど、
正直、やっと花子が正当に評価された!と思ってしまった。
先生の主観ではなく、テストの点数、数字で。
通知表は先生の主観ではないとは聞くけれど、
それなら、学年が変わるたびにジェットコースターのように
上下に激しく変動した花子のこれらの通知表はどう説明するの?と
花子の元担任たちに叩きつけたい気分。
いまは太郎と次郎の担任ですが…。
そういうこともあって太郎たちの通知表、話半分、目半分で見た。

初めての9教科での試験となった1学期の期末テスト、
9教科中で一番偏差値が高かったのは音楽。
お…おぅ、音楽か。
私の山の張り方が正しかったっていうだけの気もするけれど…。
ペーパーテストでは言うことなし!
音楽関係の部活に入っていて、実技だって完璧な花子、
5段階評価の5だと思ったら4だった…。
ダークホースは音楽か!!
一体、どんな生徒が5をとるんだろうか。
といった具合に成績が気になるのは兵庫県の高校入試制度。

兵庫県入試では、主要5教科だけでなく、実技4教科の内申点も重要です。
内申点(調査書)と当日の学力検査の点数は250点ずつで合計500点。
全国的に見ても、兵庫県は合格判定における
内申点の重みが大きいことで知られています。
実技4教科の内申点は、7.5倍換算されるため、
内申点250点のうちの150点を占めることになります。
つまり、内申点の評価がたった1、違うだけで、
当日の入試では15点も取り返す必要があるのです。

「兵庫県の高校入試 Z会」

内申点、どうなの~!?という県立高校入試の世界、
内申点ではない実力勝負の私立高校っていう選択はありだと思う。」と
夫の耳元で囁いている。