ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

イギリスの紅茶と長崎ちゃんぽん

我が家でいま飲んでいるのは温かいほうじ茶と緑茶を急須ではなく
紅茶用のガラス製ティーポットで。
おなじみのリプトンの紅茶を飲んでいるという話をロンドンのパルに
以前したら、「リプトンはアメリカの紅茶よ!」と言われ、
たくさんのイギリス製紅茶が送られてきた。
その紅茶をガラス製のティーポットで入れるのが楽しい。
私のお気に入りだった紅茶はスーパーで買える定番ものだったようで、
舌が貧しいのか大衆的なものを美味しいと感じた。
一方、夫が一番おいしい!と言った紅茶は癖が強く、
私はいまひとつ…とあまり飲んでいなかったのだけれど、

 いまは寝ても覚めてもこれ!
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イギリスの紅茶好きのパルに「この紅茶がおいしいのよ」と話すと、
「そりゃそうだよ、それ高い紅茶!」と言われて
高い紅茶だったと知る…。 

 Amazonでも良いお値段。1580円だった…。
たっぷりの砂糖と牛乳でミルクティーにするとおいしい。 

正月明け、家族でインフルエンザになっていた。
2日ほど39~40度の高熱で食事をせず、アクエリアスだけ飲んでいたら
夫と二人で合わせて6キロほど減量。
大好きな紅茶もココアもコーヒーも飲みたくならなかったのに
やっと紅茶を飲みたいと思うようになってきて、回復を感じた。
夫と二人でほぼ同時発生的にインフルエンザになり、
どちらの実家も遠く、スーパーまでこどもが行ける距離にもない我が家、
元気なこどもたちのご飯をどうしようかと呆然としていたら
「こういうときこそ甘えて!」とママ友というより友人が
昼ご飯を差し入れしてくれたり、買い物に行ってくれるというので
「菓子パンとカップヌードルを大量に!」と頼んだ。
イナビルも吸ったし、2日あれば解熱するだろうから、
それまではカップヌードルで小学生の息子たちにしのいでもらうことに。
中学生の花子は仲良く一緒にインフルエンザ…。

正月明けからカップヌードルって、とちょっと悲しく思ったのは
私だけだったようで、カップヌードルをあまり食べたことがない息子たち、
「なにこれ?いろんな味がある?すごい!いまはこうなの?!」と
毎食、興奮していろんな味を食べ、
「今日、僕、長崎ちゃんぽん」と味の報告もしてくれた。
友人は冷凍食品も各種買ってくれていて、
解熱はしても体力も食欲もないとき、レンジでチンするだけの冷凍食品、
「文明の利器…」と感動。

枕元で「長崎ちゃんぽんがおいしかった」と何度もこどもたちに言われ、
解熱して二日後、スーパーで私が買ったのは長崎ちゃんぽん…。
やっと食べれた。

 

『ケーキの切れない非行少年たち』

こどもたちが園児だった頃に知り合った育休中の小学校教諭が
「いまの教育現場にはグレーゾーンの子が10人に1人はいる気がする」
と話していた。
そんな、まさか!
それは言い過ぎではないの?
私の子ども時代よりも児童数も減っているのにと思っていた。
ええ、過去形。

こどもたちが3人小学生になったときの実感は…
ちょっとちょっとちょっと!!と、タッチの二人になりそうなくらい
グレーゾーンの子がいる。
グレーゾーンって、学習障害の診断がつかない子だという認識だった。
診断がつかないとどうなるか。
その子は問題がないとみなされ、なんのサポートも受けられない。
しかし、そのこはやはりサポートがいるわけで、
そのサポートは先生だったり、クラスメートだったりがする。
それは社会の縮図で、人にはそれぞれ得手不得手があるから、と
私は思っていた。
花子と太郎のクラスにも「グレーゾーンでは?」と思う子が数名いた。
彼ら彼女らを長く知っているので「よく頑張った!」と
親戚のおばちゃん気分で私が涙出そうになることもあった。

しかし、次郎のクラスはおかしい。
グレーゾーン、多すぎない?と保護者で話題になるほど多い気がする。
そうなると、どうなるか。
算数の時間に先生が3人入ったりする…。
校長先生までお出ましになって算数を教えているらしい。
それなのに進まない割り算、なんていう話に呆然とする。
なんで?先生が3人入ってなんで進まないの?なんで?とつい聞くと、
「九九を覚えている子が少ないから。」と次郎が言い、
いや、九九覚えてないと割り算に分数にと、
これからずっと困るんですけれど…と絶句する。

算数だけではない。国語の学期まとめテスト、
漢字だけ50問各2点の100点満点テスト、「6点のこがいた!」と
次郎が話して眩暈がしたり。
3年生の漢字テスト、どれだけむずかしいか…そもそも習った漢字が
それほど多くないから1つの漢字が、2,3回出てくる。
草、草原、という具合に。
だから漢字3つ覚えていたら10点は取れたのでは?とまとめテストを見て
思った。
一体、なにがどうなって、こうなっているんだ?
私の住んでいる学区は一応、田舎でおとなしく教育熱心な保護者が多い
ハズなのに、と最近、疑問に思っていた。

そういうときに気になったのは『ケーキの切れない非行少年たち』。 

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)

  • 作者:宮口 幸治
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/07/12
  • メディア: 新書
 

 この本、実は読んでない。
読んでいないけれど、ネットの書評でもう十分なくらい詳しくなった。
読書した気分のダメな代表例。

本屋で立ち読みしたけれど、買う気にはならず…。

『ケーキの切れない非行少年たち』の著者・宮口幸治さんは、
公立精神科病院に児童精神科医として勤務した後、
2009年から発達障害・知的障害を持つ非行少年が収容される医療少年院に6年間、
女子少年院に1年間勤務していた。

 

なぜ非行少年たちは“ケーキを3等分出来ない”のか――医療少年院で受けた衝撃 | 文春オンライン

そこで、境界知能の子たちと出会い、衝撃を受ける。
現在、知的障害と呼ばれる人々はIQ70未満らしい。
1950年代の一時期、IQ85未満を知的障害としていた時期もあったが、
それでは知的障害の人が多すぎるということで、IQ70未満にした。
IQ70未満の人は大体、人口の2%で、IQ 70~84に相当する人は
大体人口の14%、彼らを境界知能、という。
現在の社会生活を営むにはIQ100程度が必要で、
境界知能の人たちを著者は”忘れられた人々”とよんでいる。

ちょっと不安になって、次郎にケーキよ、と円を描き
これを「花子と太郎と次郎で3つに分けて」と言ったら完成したのはこれ。

被験者:分母が同じ分数の加減のみできる公立小学校3年生、算数が得意な次郎。
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大部分は次郎(オレンジ)。残りは花子(黄色)と太郎(緑色)。

すごい3等分。
言い方を間違えた。
「ケーキを3日に分けて一人で食べるなら?」
次郎が描いた3等分はこれ。被験者は同じく次郎。
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自分ひとりで3等分ならこうなるのか…。

 問題がある子を早期に発見し、
向上させるトレーニングも著者は提案しているらしい。
教育や行政の狭間で苦労する子が減ることを願うばかり。

 

平和と危険

イランによる報復攻撃。
ついにやっちゃったか…としか思えない。
トランプもイランの司令官殺人なんて、なんてことをしたんだ!と
毎回ながらその無茶苦茶な外交に絶句というか呆然というか。
アメリカのパルに「なにが起こっているわけ?」と聞いたら、
「私はトランプが馬鹿だっていうことを証明したわとしか思わないけれど、
この件でトランプはやっぱり大統領選にふさわしい候補者だって
思っている人もいるのよ。」と返信が返ってきて、
ますます口あんぐり。

イランのファーちゃんからも「アメリカとイランの関係、
日本でもニュースになってる?日本ではどういう風に
報道されているの?」とメールがきたので、
開戦という最悪のシナリオを考えたり、
石油の値上がりを予測したり、
司令官を殺害されたことにイランはすごく怒っている、
と報道されているよとファーちゃんに話した。
「マスコミは正しいとも限らないわよ。」と。
…司令官殺害にファーちゃんは怒ってないのか…そうなのか・・。

アメリカのパルもファーちゃんも言っていた。
ちょっとヒートアップはこのへんでやめて、冷静に交渉のテーブルに
座ろう、と。
戦争で得るものは何もない、とみんながわかっているし、
一般人でも思っているのに、トランプさんはどうするんだろうか。

そんな話をイランがまだイラクの米軍基地に報復攻撃を
していないときにファーちゃんと話した。
「イランではお正月をなにするの?」と聞くと、
キリスト教のようなお正月を祝わないわよ。」と言われた。
お正月はキリスト教なのか?
日本では神社に初詣でに行くけれど、それはキリスト教ではなく
神道よ、と話をしたら、
「メイ、そんなに敬虔な信者?あんたは行ってないでしょ!」と
言われた。
・・・言ってないけれどさ。
日本の神様は11月ころにふらりと初詣しても目くじらをたてないような
寛容な神様なハズ。

イランのミサイル報復を知り、あの会話がすごく平和だった時代に思えた。
「話せばわかる」と、こういうときに仲裁役を買って出る人はいないのか。
日本政府は11日から予定されていた総理のイラン訪問を取りやめた。
今でしょ!!」と思ったのは私だけなのかしら。
中東情勢が危険だから…らしいけれど、自衛隊の中東派遣はそのまま。
危険の度合いは人で決まるのか?

初夢

日本語を学習中のパルたちと話題になるのは”初夢”。
富士山の夢を見たか?
タカはでてきたか?と一富士二鷹三茄子…なんて夢を
みるわけない。
去年はキャッシュカードを盗まれて2500万円を奪われる夢だった。
2500万円も貯金持ってないわ…と気づいてからも心臓バクバクした。

今年の初夢は、クルーズ船の中で知り合いから
「日本観光を手伝ってあげてほしい」と言われることから始まる。
家族で来日している外国人のツアーコンダクター、
あら楽しそう…といつものように安請け合い。
依頼者はアラブの一家。
時給が9000円だっていうので、つい即答で。
しかし、これがまたツアーコンダクターというよりメイド?みたいな
スーツケースの詰め直しとか買った荷物を取りに行くとか…
なんだこれ?と思っていると、
同じくホテルでスーツケースの詰め直しをしている日本人男性に
「アラブ人に雇われてる?時給いくら?僕は時給13000円」と言われ
えっ、私の時給安かったの?!
いいように使われてる?とはっと気づいたところで目が覚めた。
この夢の縁起はいいんだか、悪いんだか。

夢の中で親切な?日本人男性は教えてくれた。
「時給が高そうに見えても相場より低いこともある。」
「その時給で一度でも受け取ったか?最後に値引きされるかもよ。」
「割に合わないと思ったときは、さっさと撤退するのが賢い。」
「すぐに仕事を引き受けないこと。」
どれもこれも突き刺さったので、今年は気を付けよう。
初夢は私の仕事の受け方への戒めか。

眠りにつく前に夫と教育費の話をしたから
初夢にもがめつく時給の夢を見たのかもしれない。
中学生は習い事や塾で平均3万円を毎月支出しているらしい。
我が家は通信教育と唯一の習い事のピアノで月額1.5万円。
安い個人塾だと通信教育としてはお高めのZ会(花子が受講中)とほぼ同じだけれど、
Z会はよくある大手の集団塾の半額くらいだと思う。
大手の集団塾に行っている子に比べると去年は10万円以上浮いた計算になる。
塾まで車送迎必須の地域に住む我が家では花子が塾に行かなかったことは
お金の節約だけでなく、時間の節約もできた。
成績も上位をキープできているし、数学なら難問でも夫が教えられるし、
英語なら私、と夫婦の共同作業をした一年間。
意外にいける!と私たちの自信もついた。
5年後と迫ってきた花子の大学受験とそれ以降の大学生活に備えて
そろそろ霞を食べて生きていかなくては。

姑目線

年末年始に妹の子どもに会った。
1歳過ぎ、離乳食もほぼ完了期。
かわいいばかりだろうなぁと思っていたら疲れることに。

自分の子どもたちとすごく比べてしまう。
我が家の子供たちも10年前くらいにはよちよち歩きで
そうそうこんな小さな靴を履いていたっけ…と思ったのは最初だけ。
発語、遅くない?
言葉3つだけ?とか気になる…。
かわいい服を着せられているけれど、「汚さないで~」と言われ
動きを制限されている様子はかわいそうに見えるし、
私はもっと機能的な服を着せていたわ…とか姑の気分。

そして食事の時間はもっと気になる、とても気になる。
私、どこのお姑さん?と思いながら見てしまう。
食わず嫌いを1歳で許すの?
好き嫌い多すぎない?
常に同じ食べ物しか食べてないけれど…
食べないから同じものとかお菓子ばかりって、どうなの?
喉をつくから箸はまだ早いって!
箸持って歩かせるのはやめようよ、
あぁ、歩いている…遊びながら食べてる…と気になって気になって
全く落ち着いて食べられない。

別に嫌われたいわけではないから言いたくないし、
いわないけれど、気になる…気になる…。
花子や太郎が「赤ちゃん時代はこんな感じだった?」と聞くと、
つい「遊んだら食事は終了していた」
「好き嫌いはしなかった」と言う言葉にトゲを自分で感じたり。
お姑さん気分を十分に味わった。
私の子どもたちにこどもができたときは、一緒に食事はしたくない…
絶対に一言なにか言いたくなるし、抑えるのも疲れる。

「22時をすぎないと寝ない、朝は9時まで寝ている」とか聞くと、
こどものリズムは親が作るんだよ!とか言いたくなる。
「私は子供を8時に寝かせていたからこどもたちは6時前後に朝は起きてた。」
とか言いたくなるのを飲み込む。
だって、そこには「外遊びが足りてないんじゃないの?」とかも含まれるし、
その後ろには「かわいい服を着せて外遊びダメ、ではなくて
汚れてもいい服を着せて、しっかり外遊びさせたらいいのに。」とか言いたいわけで
お姑さんモードに入った私を嫁の私が抑えるという一人二役
ずっと脳内でしている年末年始。
疲労感、半端ない。

夫につい愚痴って、「よその子だからね。」と言われた。
私に孫ができても肝に銘じよう。

完全勝訴なのだろうか。

年の瀬に、どうしてもやっぱり記しておきたいことがある。
一度もブログでは語らなかったけれど、ずっと注視してきた
伊藤詩織さんの事件。

就職活動中の女性と男性が性行為をする。それはパワハラとか
就活レイプ(就活セクハラレベルではない)だ。
どう考えても、アウト。

「酩酊状態だった女性と性行為を行う」。
私は女性ではあるけれど、男性だったとしたら、こんな危険を
犯したくない。
その女性の意思を確認したか?と聞かれて、言葉に詰まることが
わかりきっているからだ。
その性行為に本当に合意はあったのか?と聞かれても
即答できない。

でも、大丈夫。
日本の強姦は被害者が証明することになっているらしい。
そして、まず女性はレイプされたと警察に訴えていかない。
その上、ほんの数パーセントといわれる警察署に行くレイプ被害者は
警察で「告訴はあきらめろ。あなたにはまだ未来があるし、
いろんな人にレイプされたことを知られたくないだろう。」と諭される。
それでも警察官を説得したら、次にすることは
男性ばかりの警察官に囲まれて、人形を使ってレイプを再現する。
これをセカンドレイプといわずして、なんというのだろうか。
そして、逮捕状まで出ていたのに政治の影もちらつきながら逮捕は中止。
実名を出し、今度は民事訴訟をし勝訴したものの
笑顔を見せたことですら、「性被害に遭った人はそんなことをしない」と
いわれる。

私の周囲の女性たちと伊藤詩織さんの事件の話をしたことはない。
私自身が語らなかったのは、どれだけ考えてもアウトなので
伊藤詩織さんが勝訴すると信じて疑わなかった。
それがまさか山口元記者が刑事責任を問われず、
民事訴訟でもたった330万円支払うことで伊藤さんが
”完全勝訴”とするという結末になるとは思いもしなかった。
たった330万円?4年以上もかけて?実名で戦ったのに?
山口元記者のあの会見を見れば、彼のイメージの失墜は著しく、
彼がこれ以上に失うものはなにもないかもしれない。
でも、伊藤さんはどうだろう。4年かけて得たものが330万円だとすると
悔しい、ただただ悔しいと私は思ってしまった。

 

師走

年末になると、海外のパルたちによく聞かれる。
「今年、あなたは何を成し遂げた?」と。
海外文通歴が長いとそれはもう社交辞令なものだろうっていうのも
半分わかってきたけれど、そろそろそう聞くのやめようよ。
私、今年一年、何も成し遂げてないから!と言うことに疲れた。
一言、「いや、今年は私、なにもやってない。」なんて言った日には
「なにもやらなかったの?!」とか
「そんなことはないでしょ?」と、
どっちにしても結構な質問攻撃にさらされる。
平穏無事に一年過ごせた。
家族が誰一人入院しなかった!
インフルエンザには今年は誰もなってない!
それで十分、満足なのだけれど、そんな小さいことは目標達成した!と
大きい声で言うにはふさわしい気がしないので、
「まぁ、その、なに、今年もまあまあかな。」と日本人的回答をしてしまう。
模範解答、だれか教えて~!な気分になる12月。

そして「何を成し遂げた?」とセットで聞かれるのは
「来年の目標は?」と聞かれること。
毎年毎年、今年の抱負なんてないわ!と思っていたけれど
海外のパルたちの今年の抱負はとても小さい…といえば失礼。
平凡でありきたり。どっちにしても失礼か。
「本を10冊読みたい」とか「ランニングしてみたい」とか。
私はつい「数検1級合格!」とか大それた目標を想像するけれど、
もっと小さなできそうなレベル。
数年前に私は「着物を今年は5回着る」と目標にしたことも。

今年を振り返ると…今年は例年以上に”優先順位”を考えさせられた、
そんな一年だった気がする。
中学生になった花子、ピアノの練習が定期テストでストップしたり
思うように進まなかったりということばかりだったけれど、
花子は「いまはテスト期間!ピアノは息抜き!」ときっちりと
優先順位がついていた。
中学校生活って、こんなにテストに追われたっけ?と驚くほどに
テスト勉強していた気がする2019年だった。
私がテスト5日前から試験勉強を開始していたのに対し、
花子がほぼ1か月前から試験勉強を始めるからだと思う。
テスト勉強ばかりで疲れない?とつい聞くと、
「だらだらと過ごす小学校生活より目標のある中学校生活のほうが楽しい」と
花子は言っていた。

秋から冬にかけて、友人たちがいろんな選択や決定をした。
往々にして、私だったら、違う選択をしたなぁと思うことも多く
価値観や優先順位の違いが人それぞれだということを改めて思い知った。
その最たるものはやはりW不倫から離婚に至る道を突き進んでいるママ友。
彼女のおかげで、「カウンセラーには向いてない」と気づいた。
他人の話を聞くだけが、こんなにもしんどいのか?と驚くほどで、
ママ友は誰にも話せないW不倫の気持ちを私にぶつけ、すっきりし、
私は共感してあげたいとは思いつつ、全く理解できない思考回路に
消化できないものを抱え、
「メイが抱えなくていいんだよ!」と共通の友人に心配されてしまった。
友達には「批判しない、ジャッジしない、共感する」を
モットーにしていたけれど、むずかしい。

2019年も円満な夫婦関係を維持し、安定した家庭環境を築き、
それを当然のようにこどもたちに見せることができた。
12月、今年の締めくくりと同時に一年頑張った自分になにか
ご褒美をあげたくなる季節。