ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

教育のバランス

アメリカのパルと実は意外に話しに出るのが”外国語”の話。
英語を何年間、勉強したの?と聞かれ、
学校で学んだのは高校までの6年間よ、と話したら
(大学はドイツ語、ハングル語、中国語でした。)
「日本の外国語のレベルって、高いのね~」と言われる。
彼女たちも外国語として、スペイン語やフランス語を学んだらしいけれど、
「多くのアメリカ人と同じく、外国語には熱心じゃなかった」と。
3人に同じようなことを言われた。

彼女はアメリカの教育がどんどんレベルが下がっていることを
憂いていた。日本の教育はどう?と聞かれたので、
日本は10年以上続いたゆとり教育を撤回して、以前の教育に
戻りつつあることを書いた。
私の世代はゆとり教育が始まる数年前で、残念ながら(学生としては)
”生活”というような、なんだか楽そうな科目もなかった。
ゆとり世代がいま新社会人として、社会にでているけれども
あちらこちらから聞こえてくるのは「ゆとり世代って…」という呆れの声。
学歴重視の自殺者がたくさん出ていたような共通一次の時代が
よかったとは思わないけれども、ゆとり時代もいまいち。
教育のバランスって、本当に難しいと思う。

私の子どもが小学校に入る日も近くなり、
ゆとり教育が撤回されたことを私と夫は歓迎している。
うちの長女はいまからお勉強大好きっこで、通信教育やドリルをしたがり、
6歳までのドリルは5歳で全部したし、もうドリルはない、と言うと
「なんで、お父さんもお母さんも勉強したいと言っているのに
ドリルを買ってくれないの?!」と号泣したほど…。
勉強したいって、泣く?
そんな5歳児いる?!と夫と呆然とした。

娘には1年生用の算数と国語の簡単なドリルを与えたら、
朝6時に起きてドリルしていたり、保育園から帰ると嬉々とドリルしたり…
夫と「中学校に入るまでに勉強に飽きるのでは?」と心配したり。
そんな娘の最近の夢は”お医者さん”。
えぇ~?!ケーキ屋とかアイスクリーム屋じゃないの?
お医者さんなりたい、ってそんな人、こどもに実在したの?!とこれまたびっくり。
「お母さんは予約なしで、診察してあげる。」と言われてます。
ちなみに最近、娘が行きたい所は「塾。」
「もっとお勉強したい。弟たちに邪魔されずに。」だそうです。
まだ6歳なりたてなのに、塾に行きたいって…。
勉強しない子には「勉強しなさい!」と言いたくなるのだろうけれど、
私の場合は娘に「遊んだら?」とつい言ってしまう。


にほんブログ村 その他生活ブログ 手紙・はがきへ
にほんブログ村