松尾芭蕉の俳句とカナダのパルが書いていた俳句、
探せど探せどでてこない。
アメリカの万葉集好きの女子大生に日本語の元歌を知ってる?と
メールで聞いたら、「この俳句が松尾芭蕉の作品ってことは知っているけれど、
元歌を知らない。」と。
ということで、ネットで聞いてみた。
松尾芭蕉の作品は蝶を扱うのが少なく、英訳は怪しいものが多い、と。
なるほど、なるほど。
辿り着けてませんから納得です。
そして、多分これ?と紹介されたのがこちら、
蝶鳥の浮つき立つや花の雲
英語は…
April's air stirs in willow-leaves...
a butterfly floats and balances
willow-leaves(柳の葉)はどこいった?
いや、そもそも雲とかないじゃないか!
これ、無理がない?と思ったけれど、海外では人気のようで、
ノーベル文学賞をとった『雪国』も海外の人受けする描写に
英訳でなっていたからだと言っていた教授を思い出した。
(『雪国』よりいい川端作品があるのに!という意味で。)
日本語と英語の壁は翻訳がよかろうと悪かろうとあるだろうなぁ、と。
元歌に辿り着くのがこんなに大変だったとは便箋2枚は書ける!
俳句を読んで泣いてしまった。
いじめられて積極的に学校を拒否した男の子が詠んだ句。
代表作は…
いじめられ 行きたし行けぬ 春の雨
本を読み、積極的学校拒否、大賛成ですよ!
そうまでして学校は行くところじゃないと改めて思った。
モンスターペアレントが騒がれて久しいけれど、
クレームのすべてを”モンスター”扱いする学校や先生こそが
本当のモンスターだとつくづく思う。
”親と一緒に学校をよくしよう”という発想が学校や先生には少ない気がする。。。