ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

上流階級の会話

図書館で借りて読んだ本で衝撃の事実を知りました。

イギリスのお嬢様はどんな英語を話すのかイギリスのお嬢様はどんな英語を話すのか
(1995/06)
リン ロブソン

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読書リーダーでも読んだのは私が二人目。

すごい本を借りたたようです。一人目じゃないのが惜しい。

内容はといいますと、イギリスは階級社会で、言葉でお里が知れますのよ、と。

某サッカー選手が下町育ちだとか口を開けばわかるとかは私でも知っているくらい有名。

階級社会の極みとして、かなり長く書かれているのがFinishing school、

花嫁修業のための学校だそうです。大学に行く頭のないお嬢様が行くところ、

という手厳しい表現に著者はきっと上流階級ではなく、

しかも大学に行く頭をお持ちだったのだろうと推察できる。

この花嫁学校、パーティーでの嫌な人からの逃げ方の上手な言い方だとか、

テーブルマナーだとか適した会話だとか、各種、さすが花嫁学校!な内容。

その中で、「えっ?!知らなかった…」ということが2つある。

一つは、「How are you?」と聞かれたら、「I'm fine.」と答えましょう、

というもの。例え、多少、調子が悪くても。

えぇ?そうなの?私がアメリカ英語の世界だったからか、

学生時代のALT(英語のネイティブの先生たち)も”I'm fine." ではなかったし、

アメリカのパルたちも違ったような…。

イギリスだけ?とイギリスのパルに聞いてみた。

私立学校を卒業し、本人も「中の上」と認めるパルに、

「Finishing schoolの本を読んで、質問がある」とメールしたら、

「Finishing school LOL.」と、それだけで受けていた。

まだあったんか?!というレベルのものです、と本の中でも書かれてあった通りの反応。

How are you? と聞かれたら、 I'm fine.と答えるものなの?と聞くと、

それはマナーとしては適切。親しくない人にはそう答えるのが一番ね、と。

へぇ。。。

Finishing school に、なんで笑ったの?と聞くと、

「いかにも上流階級の考えそうな奇妙な学校でしょ?」と。

確かに、特権意識丸出しで、ちょっとねぇ。。。と思います。

故ダイアナ妃も卒業されたそうです。

ところで、本の中でイギリス人に”interesting"と言われたら、

良い意味と悪い意味があるっとさらっと書かれていた。

どういうこと?とイギリスのパルに聞いたら、

「イギリス人の皮肉よ。」と。なるほど。

いや~参考になった本だわ~と思っていたのですが、

「ちょっと古い。」と言われました。

そういえば、1995年の本なので、ほぼ20年前になるのか。

本を鵜呑みにすることなく、確認できる友人がいて、より深く読めた気がする。

ええ、気がするだけですので。

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