ポスクロや海外文通をしていると、たまに
「住所の最後にはヨーロッパとつけてね。」と言われる。
住所をほにゃらほにゃらと書いた後で、
Austria Europe (オーストリア ヨーロッパ)
とつけてね、と。
Japanときっちり書いていても、Jamaicaに行くくらいですから、
(アメリカの話ですが)
確かに、オーストリアなら似た名前のオーストラリアと間違いやすそうだ、と
納得し、”ヨーロッパ”と付け足しておいた。
これなら、多分、コアラの国に行きそうになっても、
「いや、待てよ…」と思ってくれるかもしれない。
私のように思い込みの激しい人なら、「はいはい、コアラの国~」と
違う国のほうへ行きそうですが、実際は、私とは違い慎重な人を採用しているのだろう。
ポスクロでも、アドレスにわざわざ「ヨーロッパ」と付け加えている人がいる。
毎回、多いなぁ~と思うのは、チェコやリトアニア、そして、たまにフィンランド。
フランスやドイツ、イタリアで「ヨーロッパ」とついている住所は
一度もお目にかかったことがないのではないかとすら思うのに、
そんなにヨーロッパを主張したいのか?
それとも、ヨーロッパと書かなければ、どこか別の国へ誤送率が高いのか。
ジャマイカに私宛の郵便物が誤送された経験のある私としても、ここはひとつ、
”Japan Asia”とするべきか?
でも、毎回、思う。
”Lithania Europe”と書かされるたびに、
「だからどうした?ヨーロッパなのは知ってるって!」と。
ヨーロッパをステータスだと思っているのか、
それともアジアの小国の日本はリトアニアを知らないとでも思っているのか?と。
そんなことを考えながら、ネットサーフィンをしていたら、
「日本から一番近いヨーロッパ、フィンランド」という
フィンランド空港のキャッチコピーの存在を知った。
やっぱり”ヨーロッパ”はブランドなのかしら?
オランダのパルに「ヨーロッパって、つけるのは一般的?」と聞いてみた。
あっさり、きっぱり言われた。
「郵便番号と国名で十分よ。」と。
私もそう思う。