オランダのパルが漢字ハンコを作り、その漢字に
”若”が入っているのが、どうもいまひとつで、
もっとほかにいいのはないのか…と彼女に返事を書きつつ考えた。
PCで変換してみると、弱、寂、尺、惹とちょっとなぁ~という漢字ばかり。
寂なんて、うら若き乙女にはつけれません、尼さんみたいだもの。
ああでもない、こうでもない、と漢和辞典や国語辞典をひいていて
見つけました。
”芍”、これ、シャクともジャクとも読めるらしい。
これぞまさに!!
”芍薬”を連想する漢字で、女性の名前にふさわしい。
ほかにも候補として”雀”もありますが、どうも玄人っぽい。
ということで、今度、日本出張のときには”若”ではなく、”芍”で
ハンコを作ってもらい~とおすすめしました。
なんていったってね、芍薬といえば、日本では美の象徴ですよ。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合のよう」っていう
美しい女性を形容する言葉があるくらいよ、と書こうとして、
芍薬と牡丹の英語を調べたら、
芍薬も牡丹も”Peoney”とでる。
一緒なの?!とびっくりしたけれど、芍薬と牡丹は確かにそっくりです。
「大きい花が牡丹でしょ?」とご近所のおばちゃんには言われました。
並べれば、こっちが牡丹?と分かる人にはわかるかもしれない、
というくらいで、私にはわかりません。
以前、家族で牡丹を観に行き、その美しさについ鉢を買ったものです。
牡丹のほうが芍薬より高かったような…。
牡丹と芍薬を2鉢ずつ買い、その年はご近所のおばさまたちに
「いいわね~。」と何度もお褒め頂きました。
私ではなく、牡丹と芍薬が。
そして、な~んも知らずに買って帰った私に
「育てるの難しいのよ。。。」とも教えてくれた。
そして、牡丹も芍薬もあっという間に枯らした。
濁音で始まる名前っていうのはそもそも日本人の名前にないのに、
無理やりそれを漢字にあてはめようとするからおかしいわけで、
自分の名前を漢字にすることは諦めたらどうでしょう?と
最近、「私の名前の漢字を教えて~」とパルたちに言われるたびに思う。
きっと、「私にイングリッシュネームつけて~」という日本人も
外国人に同じように思われているのだろう。
私なんて、英語圏の人から完璧に発音されることなんて
滅多にないけれど「レイ」と言われようが、「リア」と言われようが、
「リン」と呼ばれようが、返事してます。
「レネ」とイランのパルが呼んだときは、
「それは違いすぎるでしょ!」とさすがに思ったけれども。