足がちょっと痛いなぁ~と足を見てみたら、
左足の薬指がうげてました。
夫に「うげてる!足の爪がうげてる!!」と報告したら、
「うげるって、何?」と聞かれた。
うげるって、どういう意味?と言われましても…
標準語がでてこない。
そもそも、あれは方言だったのか!とそのときまで知らなかった。
うげる、「はがれる」という意味です。
「シールがうげん!」[シールがはがれない)とか、
「足の爪がうげた」(足の爪がはがれた)と使う。
岡山でも使う地方が限られているようです。
そのほかの岡山弁一覧をネットでみていて、
「それが方言だったの?!」とびっくりした言葉がいくつかあった。
例えば、「ちゃーちゃー」。
ほぼ私は毎日使っていたかもしれない、子どもたちに。
「ちゃーちゃー言わんとピアノしー!」
「ちゃーちゃーー言わんと宿題しー!」といった具合。
ちゃーちゃー:いらないことや余計なこと、という意味です。
「うげる」は家族のだれにも通じなかったけれども、
我が家ではかなり岡山弁が使われてました。
生まれも育ちも関西の子どもたちもバリバリに岡山弁なので、
キンカン(虫刺されの薬)を塗れば、
「はしる~!!」(はしる:しみるの岡山弁)
怒られるときは、「ちばけられな!」
(ちばける:ふざけるの岡山弁)
お菓子で兄弟げんかをすれば、
「こしーなぁ~!」言う。
(こしい:せこい、けちくさいの岡山弁)
娘が宿題の漢字を書いていると
「ちゃら字はおえん!」とほぼ毎日言っているような。
(ちゃら字:雑な字、おえん:ダメ)
関西で生活していても、たまにわからない言葉がある。
例えば、先日、他の学年のママさんに授業参観の様子を聞くと、
「ちょっとわちゃわちゃやったわ、」と。
わちゃわちゃ…ちょっと騒がしい感じ?
この人しか使わない擬音語?と思っていたら、
同じ市出身のママさんも「うちのこたちわちゃわちゃで…」と
話してた。
大まかな私のニュアンスでは、にぎやかに騒ぐ感じ、
ただし好意的な許容範囲のうるささ。
子育て中は、特に幼児への言葉など方言の宝庫。
義弟はいつも「ブーは?ブーは?」とうちのこたちに
小さいときに聞いていた。
ブー=車、と最初に聞いたときは思っていて、
「娘は車はあまり興味なくて…」と話すと、義弟さんに怪訝な顔をされ、
夫に笑われた。
義弟さんの言っていた「ぶー」は、”お茶”のこと。
京都の”ぶぶ漬け”(お茶漬け)は知っていたけれど、
「ぶー」=車でしたよ、私には。
英語だけじゃない、日本語でも通じない言葉があったとは。