父の戒名をつけてみました (2013/12/09) 朝山 実 商品詳細を見る |
実父の戒名をつけてみたというノンフィクションドキュメンタリー。
お寺さんとのトラブルも目に浮かぶ…私もやってしまいそうです。
夫の親戚はお寺さんだというのに夫は全く信心深くなく、
私も敬虔な仏教徒ではないですが、お葬式も法事も両手両足は出席してきた。
特に大人になってから出席した祖父のお葬式は喪主が叔父だったこともあり
裏側がもう丸見えで…。
戒名料もお寺に払うお布施も生臭すぎる、と嫌気がさした。
遺言をきっちり書いて、私のお葬式はしてもらおう、と思い、
ことあるごとに夫に伝えている。
私が死んでからしてほしいこと、
海外のパルたちにアドレス帳を元に
「メイは死にました。」と連絡してほしい。
家族葬で季節が合えば、絶対に彼岸花で怪しい魅力満載の葬式、
ただし、超こじんまり。彼岸花なら、田んぼの彼岸花を子どもたちに
とってこさせたら、なんとかなるでしょ?という節約魂。
死んだものにお金を使うなんて愚の骨頂!生きた人が使うべき。
私の遺言通りの地味~な葬式をすることにケチつける人には、
「口をだすなら、お金をよろしく、と故人が申していました。」と
伝えるように、と。
こういう話をすると、「俺は…」と夫も希望を語ろうとする。
死人に口なし、なにもかも「故人の意志ですから」と私が
適当にするから!と言うと、
「メイの好きなように、と言おうと思ったんやけれど。」と言われた。
本を読んで改めて思った。
戒名はいらない、それよりも感じたのは、
「もっと生きているうちに話しておけばよかった」という後悔の念。
生きている人たちともっと話そうと改めて思わされた本、
入所している祖母に会いに行こうと思った。