先日、「メイって、本当になんて賢いの!いままでも知ってたけれども、
私が思っている以上に賢かったのね!!」というメールをもらった。
フランスの元軍人ママパルさんから。
彼女は高校生の娘ちゃんと日本語の勉強を始めたところで、
1日に5つのひらがなを覚える、というところから日本語コースはスタートし、
ひらがなを学び終わったところらしい。
次はカタカナを勉強するとか。
アルファベットとあまりにも違うひらがなにかなり悪戦苦闘したようで、
うちの子どもたちの年齢を知っている彼女は、
「8歳の○ちゃんに負けているのは認めるわ。
私はひらがなすらマスターしてないけれど、
先生に聞いたら小学2年生ならひらがなもカタカナも漢字まで読めるらしいし。」
と8歳の娘にはすでに敗北宣言。
「でも、春に入学予定のあなたの6歳の息子はどう?
彼は一体、どこまで日本語読めるの?ひらがな?カタカナ?」と
メラメラとライバル意識を燃やしている。
目標設定6歳児…高いんだか低いんだか、と笑ってしまったけれど、
うちの息子はひらがなは読み書きできる。
カタカナは「お姉ちゃんに聞いて~」と娘に丸投げしていたら
娘にも「えぇ~!」と言われ、辞書についているひらがなとカタカナ表の
存在を教え、「自分で勉強して!」と言われていた。
しかし、気づくとカタカナをマスターしていて、
「この表で覚えたの?!」と驚くと、
「違う。」と息子が見せてくれたのはポケモンのDS.
ゲームにでてくるポケモンたちで覚えたらしい。
私があんなに教えるのに難儀していた文字をポケモンで…
もうポケモンには足を向けて寝れません。
6歳の息子がひらがなもカタカナもマスターしていることを話すと、
「オッケー、わかった。私のライバルはあなたの末っ子ね!」と。
・・・ついにライバルは4歳児になったか?!
あっ、ちなみにパルは40才過ぎです。
まだひらがなも末っ子は覚えてませんよ。自分の名前と兄や姉の名前が
ひらがななら読めて、「これは俺の!」とわかる程度、という話をしたら、
「どうやって、これから教えるの?」と聞かれた。
どうやって…多分、どこの国でも一緒だろうけれども、
自分の名前を読めるようにして、家族の名前を読めるようにして…
そのうち、本も読めるようになる…端折りすぎかしら。
彼女は「メイ、私はオール平仮名の手紙をあなたに送るから!」と。
週に3回ペースで彼女からメールを受け取った。
「ひらがなが覚えれない。アルファベットと違いすぎる。
1日5こずつ習って、いまは木曜なのに月曜日のひらがなを忘れた。」
という半分は覚えれない~!!という内容で、
残りの半分は、「メイは平仮名もカタカナも漢字も覚えてて、
その上、英語までできるですって?!賢い!すごい!」と
私をベタ褒めする内容。
メールを受け取るたびに、平仮名に苦労している彼女の様子が
ありありと想像できる。
意外に彼女の娘ちゃんは余裕で覚えていっているようで、
お母さんが苦労していることを私はできる!と自信を深め、
「日本語楽しい~。」となり、ますます日本語を勉強する、という
素晴らしいスパイラルに入っているようです。
う…羨ましい!
しかし、元軍人ママはそのスパイラルに全く入れてないのに
平仮名に四苦八苦すること2週間なのに、それなのにくじけることなく
学習意欲に燃え、
「私はまた熱中することに、こうやって巡り合えたことが嬉しいのよ!
それもこれも、あなたに出会えたからよ!」と
いつもメールで言っている。
そして、「あなたの末っ子より先に平仮名を覚えるわ!」と。
その学習意欲には尊敬する。私はアメリカのパルの子どもとは
絶対に英語で喧嘩して負ける…と諦めモードに入ってましたが、
私もアメリカのパルの子どもと対等くらいの語学力は持ちたいかも。