アイルランドのパルからメールで質問が来た。
「私が日本語を勉強するのは大変かしら?」と。
たまに海外のパルから聞かれる、コレ。
どうなんでしょう?
日本語はアラビア語や中国語と並び、
世界の言語でも難しい言語と言われている。
フランスのパルは平仮名とカタカナがアルファベットと違いすぎることに
とても苦労している。
それでも、イギリスのパルもアメリカのパルも大学での2年間、
日本語を学習しただけにしては、かなり上手な日本語の手紙を送ってくる。
もちろん、台湾や香港のパルたちの日本語もとても上手。
そして、私には意外だったけれども、スペイン語を母語とするパルたち、
スペインやメキシコのパルたちが話す日本語は
とーっても癖がなく、聞き取りやすい。
これは同じことが日本人の話すスペイン語でも言えるみたいで、
「癖がない!美しい!」と褒められる。
お世辞とは露ほども疑わず、
「どうもありがとう~!」と受け取ってます。
発音に苦労する英語、フランス語、中国語に比べるとスペイン語は
日本人に発音しやすく、その逆もまた然り。
スペイン人の妹(もうパルでも、友人でもない、妹!のレベル)は
アニメだけで日本語を勉強したという。
さすがのヒアリング力で、
Skype越しにうちの子どもたちが喧嘩をすると、
「ケンカはダメよ~!」と日本語で言う。
喧嘩なんてのは、言葉がわからなくても、雰囲気でわかるし…と
彼女のヒアリング力をなめていたら、
先日、私が彼女と話しているときに、夫から合いの手が入ってきた。
「ちょっとごめん。」と彼女に断りを入れてから、
夫に早口の日本語でまくしたてた。
いつものように私が勝利をおさめ、笑っていた彼女に
「ごめん~。日本語早すぎてわからなかったでしょ?」と聞くと、
「マンザイ、全部わかった!」と言われた。
…漫才?!そんな言葉、どこでまた覚えてきた?と思っていたら、
彼女が私たちの会話を英語で要約した。
それが、完璧に理解されてまして…
ひぃ~!あんなしょうもないことを言い争っていたのが完璧にバレたのか?!と
顔から火が出た。
言語はやっぱり「やる気の維持と使う頻度」で決まると思う、と
アイルランドのパルにメールした。
やる気…それか、私に欠けるものは、と返信しながら思った。