香港の友人にまた「質問がある!」とメッセージをもらった。
来月の日本語旅行のための日本語会話表現かと思ったら、
日本の遺失物について。
10月に彼女の娘さんが大阪に来て、彼女のお土産リストを適当にし、
服を大量購入し、日本を満喫して帰ったらしい。
その娘さん、電車の中でスマホを落とし、
警察で遺失物届を出したものの、結局、そのまま。
彼女が保険で新しく買おうと、香港の保険屋さんに
日本の警察で発行された遺失物受理届を見せたところ、
「こんなの何の証明にもならない。名前も遺失物名も入ってない!」と
全く相手にされず、
「もっと日本の警察発行の詳細な証明書がないと、
保険はでません。」と言われたらしく、
もっと詳細な証明書や報告書はでるのか?と私に聞いてきた。
かれこれ日本には3X年住んでますが、遺失物届なるものを
出したことがなくて、皆目見当がつかない。
とりあえず、彼女にその遺失物受理届を見せてもらい、
そこから所轄の警察署に電話して、かくかくしかじかで…と
事情を説明し、もう少し詳細な証明書を発行することはできますか?と
聞いてみた。
2回ほど電話を「担当に回しますね!」と回されましたが、
行き着いた担当の婦警さんはとーっても丁寧でした。
6分ほど保留のまま待たされたときは、これは根競べ?
私が電話を切るのを待ってるのか?大阪府警って、そういうところ?と
疑心暗鬼にさせられつつ、
「待ってやるー。17時まででも待ってやるー。」と待ち続けたところ、
「折り返し電話します。」と言われた。
今度は、そのまま音沙汰なしっていうアレですか?
すぐに明日かけよう!と心に決めていたら、30分ほどで折り返し電話もあった。
重ね重ね、警察への疑心暗鬼、「つい…」とはいえ、
失礼つかまつりました…。
結果、判子を押した詳細な証明書を発行してくださることに!
ははぁ~!!ありがたき幸せ…と思い、
「郵送してほしいんですけれど。」とお願いしたら、
「無理なんです…。」と。
郵送不可、FAXも不可、もちろんスキャンしてメール送信も不可。
ご本人か代理人(委任状が必要)が取りに大阪のその警察署まで行かなければいけない。
警察署ならどこででも受け取れるわけでもない、その署限定。
各地限定グッズはでてますが、証明書も限定ですよ!
香港のパルの娘さんに証明書のために来日しろと?
う~む…。
パルは愛知県に来月、行く予定ですが、大阪までは遠い。
一応、パルが行けたら行く、というので、
担当の婦警さんの名前を教え、婦警さんにも事情を説明しておいた。
しかし…「次に日本で落し物をしたら、どうする?」と香港のパルは
心配している。
それはそうだ。
今度は愛知県で落し物…と全国各地で落し物していたら大変ですよ。
できる限り、「落し物をしない!」こと。
もし、つい落してしまうときは「兵庫県内希望」と伝えておいた。
「…エリア、狭いですね。」と言われたので、
わかった!私も大きく出るよ、「岡山、鳥取、広島も可」にした。
「落とさないでよ!!」と念押ししたけれど。
日本では落し物は戻ってくると思われているけれど、
やっぱり戻ってこないこともあるのか…。
これに懲りずにまた娘さんに日本に遊びに来てねと伝えてね、
とパルに伝えたところ、「隣で”行く行く!!”と言ってます。」と。
是非是非、来て来て!落し物はせずに帰国してほしいけれど。