海外のパルたちと”ハンサムな男性”や”タイプの男性”の話をすると、
優しい、料理上手、といった性格面では万国共通ながら
こと外見のタイプになると、もう全く好みが合わない。
イタリアの同じ年のパルは、「ジョニー・デップ」といい、
香港の私より10上のパルは「亀梨和也」らしく、
イギリスの４つ上のパルに聞くと、「金城武」と言われた。
日本の６つ上のママ友は「北村一輝」らしい。
みなさんそれぞれ、年が上過ぎませんか～とか、
下過ぎませんか～とか、顔が濃すぎませんか～とか言いたくなり、
好みって、本当に千差万別なんだなぁと思った。
イギリスのパルに、
「っで、あなたのタイプの顔は？」と聞かれ、
イギリスの彼女にわかるようにギャレス・マローン（Gareth Malone）と
言ったところ、
日本語で、「オタクっぽいのが好きなの？」と聞かれた。
英語で言われるより、日本語で言われると、
ダイレクトにグサっときましたよ。
手加減なしのすごい直球を素手で受けた気分。
えぇ？！オタクっぽく見える？
知的で、優しそうで、いいじゃないの～と思うのですが、
理解してもらえなかった。
「もっと男性らしい人が好き」とイギリスのパルは言ってましたが、
私は彼女の彼を知ってますよ。
無茶苦茶、線の細い人じゃないですか！
こないだバスルームでこけただけで、骨にひびが入ったかと思った、
と言っていたほどの細さなのに。
理想と現在の彼が違うくせに～と突っ込んでおいた。
でも、うちの夫もギャレス・マローンとは似ても似つかず…。
私より５つほど下のアメリカの別のパルに聞くと、
「ジョニー・デップ」とまた返ってきた。
日本にもジョニー・デップのファンがいるのは知っているし、
彼女たちを敵に回すつもりは毛頭ないのですが、
「どこがいいの？私のメガネ、買い替えるべき？」と聞くと、
「彼の目が素敵でしょ。ハンサムに見えないの？」と言われた。
私の視力はかなり悪いからね…
でも、20代のあなたがタイプの男性として答えるのに
50代の男性はどうなの？と聞くと、
彼女が若い男性として挙げたのがクリス・エヴァンス。
全く名前は存じ上げませんでしたが、いま人気らしい。
ああ、確かにハンサムだ！と私でも同意できるハンサムさ。
なるほど、それで、あなたの例の年上の彼は芸能人で言うと
誰に似ているの？と聞くと、
「彼とは終わったのよ。」と…。
まぁ、元々、遊び人要素満載の人だったので、それは万歳だよ！と
思ったのですが、彼女の心は傷つき、
その上、夕飯で一人、食あたりを起こしていたところだった。
踏んだり蹴ったりのところを、
「タイプの男性教えて～！」なんて、どうでもいい話…
すいません～。
最近、メキシコから帰ったばかりのコロラドのパルに
「クリス・エヴァンスは確かにふつうにかっこいい。」という話をしたら、
「私は好きじゃない。」と言われた。
なんですと？あれは一般受けするハンサムでしょ？と驚くと、
「ああいう外見の良い男ってのは、うぬぼれ屋だから。」と。
（”I think he's too conceited."）
それには同意するけれど、…一体、どうしたんだ？！
彼女からそんな否定的な言葉を聞くのはもしかしたら初めてですよ！と
驚いた。
彼女は初対面の人にオープンになれずに、傲慢な人、と
よく思われるらしい。
嫌な人に出会いすぎて、警戒心がなかなか解けないのよ、と。
好みのタイプを聞く軽い話のハズが、失恋の話になったり、
人生の話になったり…
宗教以上に地雷が潜んでいる、”好みのタイプ”。
ちなみに、理想のタイプは芸能人では誰？と夫に聞くと、
「あまり芸能人を知らないけれど…ゆうこりん。」と言われた。
口が開きすぎて、顎、外れたかと思いましたよ。
久しぶりの絶句。
よく聞こえなかった、もう一度お願いします、と言うと、
「ゆうこりん、かわいい。」と言ってました。
私が大学生のとき、夫は「沢口靖子がかわいい。」と言ってて、
近づく努力をどうすればいいのか、近づくべきなのか、
皆目見当もつかなかった。
それが、今度はゆうこりん？
私の出身地は岡山県からコリン星に変更しときます、
それが限界。
