『マッサン』の中でエリーとマッサンが養女を迎えた。
名前はエマ。
ハーフ?外国人?かと思いきや、思いっきり日本人。
エリーのエとマッサンのマをとって、エマだそうですが…
エマ…とちょっとびっくり。
どう見ても日本人ですよ…というちょっとした違和感。
この話をロンドンのパルにしたところ、
「わかるわ~!!」と彼女が話してくれたのが
彼女の大学の同じクラスの日本人学生の名前。
カレンだそうです。
カレン…
いまはあまり違和感がないような気がするのだけれど、
ロンドンのパルによると、彼女は「親戚に西洋の人がいるの?」と
みんなから質問され、”純日本人”だとわかると、
「それなのに、なぜカレン?!」とまた質問攻めにあっていたらしい。
ロンドンの彼女は「日本人なのに、カレン!すごい違和感!
日本ではカレンが流行ってるの?」と聞いていた。
カレンという名前は流行ってないけれど、
それほどびっくりする名前でもなくなっているかもしれない。
エリナ、サラ、カリン、とか西洋っぽい名前のこも増えているし、
日本の名前でもなく、西洋の名前でもなく、
漢字が得意のハズの私でも読めませんけれど~!の名前が
いまの日本には溢れてますから!とロンドンのパルに語った。
例えば…と各種、読めない名前を挙げたところ、
それなりに漢字ができると自負していたロンドンのパルは
「こどもの名前すら読めないなんて…」とショックを受けていた。
もう普通の漢字の読み方ではなくなってますから。
漢字辞典にも載ってない読み方の数々です。
名前の話題で盛り上がっているときに、
Naomiとか友達にいる?と聞かれた。
ナオミ…いないなぁ~、直子はいたけれど、ナオミはいない。
なんで、ナオミ?と聞くと、
「タニザキの『ナオミ』知らないの?」と驚かれた。
谷﨑潤一郎のナオミ…はいはい、『痴人の愛』ですね。
もちろん、読んでますとも!ついていけれんわ~と思ったけれど。
海外では『痴人の愛』は『Naomi』となっているそうです。
いまパルは『刺青』を読んでいるらしい。
『The Tattooist』と訳されているらしい。
『刺青』…あぁ、私には全く受け付けない世界!と思ったけれど
ロンドンのパルには興味深く読めるらしい。
文化の違い?と私が聞くと、「日本文学でしょ?」と笑われた。
谷﨑潤一郎はね…細君譲渡事件とかあるからね、
現代の私でも全くついていけないよ、と話すと、びっくりしていた。
そんな事件があったなんて…と。
海外のパルたちは「自分のルーツがわかる名前が好ましい」と
思っている人が多い気がする。
メキシコ系のパル然り、ロンドンのパル然り。
アメリカのパルも名前で出身地がわかる、というほどですが、
私の名前は「リー」と呼び、「日系人に多い名前、リーだから。」と。
…それ李さん、中国系か韓国系です…と訂正しておいた。
日本だと、佐藤、田中、鈴木ですよ、と話したところ、
「トヨタね!」と言われた。
車のメーカーになってますが…スズキを私が入れたからか。
ちなみに我が家はスバルです、と話をややこしくしておいた。