息子の卒園式でした。
娘のときは、卒園児の入場を待っているときにはすでに
ハンカチがいる…というくらいに涙腺が崩壊していましたが、
「今年は余裕!」と同じ二人目ママさんと言い合っていたけれど、
園作成の思い出DVDでその余裕もどこかへ行き、ボロボロと
泣いてしまった。
そのDVDの中にいた年少の息子は入園したての春で、
とても不安そうな表情をしていた。
家では活発だった息子が泣いて登園を嫌がり、お誕生日の写真なども
不安げな表情で写る。
息子は登園する必要はあるんだろうか?
義務教育でもないのに?
誰でもできるような仕事をするために、私しかできない
息子の育児を他人にお願いしてまでする仕事?と葛藤する日々だった。
馴染むことにとても時間がかかる子どもだとわかったので、
ここで退園したら、また小学校で同じことがあるだろう。
それなら、このまま同じ小学校へ9割が行く園で慣れることが
息子にとってはいいだろうと判断し、
”小学校の練習”と自分に言い聞かせた園生活だった。
正直、楽しい思い出よりも、きつかった。
息子がやっと嫌がらずに登園するようになったのは年長になってからで、
担任の先生の影響も大きかった気がする。
息子に「卒園した感想は?」とインタビューして動画に撮った。
「う~ん、特にない。小学校が楽しみ!」と元気いっぱい。
登園のときに泣いていたのは、なんで?と聞くと、
「お母さんが大好きだから!」
また反抗期が来たら、
「こんな時代もあったのに」と呟きながら観る動画がひとつ増えた。