フランスのパルから長ーい先生についてのメールが来た。
彼女も3人のこどもがいて、一番上のお姉ちゃんは数学と国語がひどすぎる、
とそれはもう何度聞かされたことか。
「あなたのほうがフランス語できるんじゃないかと思う」と言われた。
フランス語、サバ?(元気?)しか私は言えませんけれど…。
末っ子くんは学習障害がある中で、努力をしているようで、
勉強面では問題ないものの、
「子どもって、残酷で、いつもいじめっこがいる。」とよく憤慨している。
日本も?と聞かれるけれど、いじめっこは日本にも都会にも田舎にも
レベルや程度の差はあれ、います!
うちの子どもたちの学校にも…と私もぶーぶー愚痴った。
そんなフランスの彼女と話題になったのが先生。
上の娘ちゃんの先生は「勉強のできる子をぐんぐん伸ばす先生」らしい。
ということで、上の娘ちゃんはほぼ無視されているとか。
…それでいいのか?!「なにくそ!」と勉強したりしない娘が歯がゆいし、
そんなわかりやすい先生にも苛立つ、と。
それはもう仰る通り!
一方、真ん中の息子くんはいたずらの度が過ぎる、とよく怒られるらしい。
彼女の話題の中では、”普通”と片づけられている真ん中の息子君、
実はやんちゃだったらしい。
「先生を敬いたいとは思うけれど、正直、ため息しか出ない先生が多い。」
と彼女がメールに書いていた。
日本で激しく同意!
家庭訪問のときに「先生が来た!」という子どもたちに、
「先生がいらっしゃった。」と敬語表現を教えつつ、
果たして敬語表現にふさわしい先生がいらっしゃったのかしら?と思ってしまう。
それはもう、去年の娘の担任があまりにもひどかったからなのです。
怒ると、「コノヤロー!!」とやたらと言葉づかいが荒く、
意味のない言葉を連呼する人がいるけれど、
私はその逆で、言葉だけどんどん丁寧に遠まわしになる。
方言が他者との距離を縮める温かみのある言葉であるのに対して、
敬語表現の何とも冷たいことか…と話していて思う。
「理想の先生っていうのはさ~」とフランスのパルとメールで語っていると
言語は英語だけれども、本当にママ友会話。
息子の担任が「ママさんたちにいろいろ言われていると思います~」と
言っていたけれど、日本どころか、フランスにまで言われているとは思うまい。
いろんな先生がいるけれど、「なんで先生になったのか不思議な人がいる」と
フランスのパルがぼやいていた。
「先生」について語るときに、国境はない。