ロンドンのパルが来日以来、ずっと”back pain"を訴えていた。
長時間のフライトに電車とホストファミリーまでほぼ20時間ほど
日本人仕様の狭い座席に座っていれば、
イギリスでも大きいほうだろうの彼女にはしんどかっただろう、と思う。
そのback pain,最初は”背中が痛い?”と思っていたけれど、
話を聞いていると、長時間、バスに乗ったとき、
座る時間が長い研修のときなどで、
もしかして、”腰痛”なのでは?と、
lower back pain?(腰痛?)と聞くと、腰痛だった。
英語では背中も腰も一緒なのね~と改めて知った。
以前、アメリカのパルが交通事故で後ろから激突され、
”back pain"が続いて病院を受診する、と話していた。
あのときも、背中の痛み?背骨?と思っていたけれど、
あれも、もしかして腰痛だったのかしら?と今頃、気づく。
そんな彼女、イギリスから持参した鎮痛剤が切れたとかで
日本で鎮痛剤をドラッグストアで購入したものの効かない!と。
腰痛に苦しんでいたら、同じ研修中のアメリカ人の友人が日本で買った
鎮痛剤をくれたら、とーっても効いたようで、
「これはどこでも売ってる?」と私に写真入りで聞いてきた。
それはもう一般的な鎮痛剤で、生理痛のときに飲んでいる人も多いし、
どこのドラッグストアでも置いていると思うわよ~と話すと、
「これは?」と彼女がもう一つの鎮痛剤を聞いてきた。
それはあまり見かけないし、メジャーではない気がするけれど
調べたら売っているみたいよ、と話した。
その翌日、彼女はドラッグストアで無事に鎮痛剤を購入した、と
報告してくれた。
「結局、どっちを買ったの?」と聞くと、
「両方。」と言う。
両方?まぁ、腰痛でよく飲むから?と聞いてみると、
「成分が違うから、両方、飲んでいる。」と。
WHAT?!(なんですって?!)
いや、いくらあなたが日本人の標準体重より大きいからって、
2倍もないから、それはさすがに飲みすぎよ!!とびっくりして言うと、
「イギリスではもっと飲んでいた。」という。
…鎮痛剤中毒なのか?とつい聞いてしまったけれど、
そういうわけではないらしい。
イギリスと日本では一日の規定量が違うようで、
日本の2日分よりまだイギリスの規定量のほうが多い、と。
だから、日本で薬が効かないと思ったのよ、と彼女は言っていた。
にわかには信じられないんですけれど、ネットでも似たような記事を見つけた。
ロンドンのパルには手帳かどこかに飲んている薬とその量を書いておきなさいよ~
と話すと、「なんで?」と言われた。
オーバードーズ(過剰摂取)で運ばれたときに備えてよ!と言うと、
笑っていた。
いや、私はかなり本気だったんですが…。