蒸し暑い日が続く中、英語を園で習っている5歳の息子は
最近、英語テストを私にしてくる。
まずは、優しく教えてくれる。
「晴れはsunny~、曇りはcloudy,雨はrainy!」。
毎日、毎日、”How's the weather?”(天気はどう?)と
聞く。毎日、毎日、毎日…
きっと心の広い余裕のあるお母さんは、”Rainy!"と
言ってくれるに違いない。
私はかなりの確率で、
"Honey,you can look up sky. "
(ぼくちゃん、自分で空を見て。)と言ってしまう。
最初は「へっ?」とわかってなかった息子も
「空を自分で見たら天気くらいわかるでしょ?って言ったの。」と
教えたら、「YOU!」と言われた。
「お前がしろ!」と言いたいのだろう。
数少ない知っている単語で言い返すとは…とちょっと感心したけれど、
いやいや、”You!"(あなたがしなさい!)と不毛な争いを繰り広げてます。
英会話の先生、そろそろ天気以外のことを教えてください、と思う
という話をロンドンのパルにした。
彼女もいま同じ梅雨空の下にいるので、天気がその単語3つなら
私の気分ももっと楽なのに、と言っていた。
湿気に参っているようです。。。
梅雨時の話題と言えば、洗濯!乾かない…イライラする~という話から
彼女の未来の義母の話に。
私、英語圏の人が"She is selfish!"(彼女は自己チュー)
って言うの生で初めて聞いたよ!と衝撃を受けました。
自己中心的っていうか、お金に汚いっていうか…。
「あなたの義母は?」と聞かれた。
私の義母は掃除フリークで、毎日5回は掃除するし、気づくと手に雑巾持っているし、
ピカピカの家なのに、義父は「あそこが汚い」「ここが汚い」と言う。
ワンマンな義父を”リーダーシップがある”と捉える義母の価値観にも
古い男像の義父にもついていけません~という話をした。
夫はそれを反面教師にしていたとは言っていたものの、
そういう環境を見て育った夫も結婚当初、私に言ったものです。
「メイさん、ここが汚い。」と。
夫が育った環境と同じことを私に言うのなら、私も、と夫に言った。
「私は気にならない。気になる人、気づいた人が掃除すればいいでしょ。」と。
私の育った家庭環境はこうでしたから。
気になる人がする、他人がしたことに文句は言わない。
文句を言うなら自分でする。
いまでは子どもたちが「母さん、アレして。」「母さん、コレして。」
「これがいまいちだった」等、とーってもうるさいですが、
「してもらったことに文句ばかり言わない。文句を言うなら自分でする。」と
夫も今では言っている。
してもらったときに言うことは1つ、「ありがとう!」だけです。
一番言えていないのは私だとよく子どもに指摘されますが…。
ロンドンのパルは「ノートに書いた!」と言うほどに感銘を受けたようで
「私も婚約者に言うわ。」と。
限られた時間の中で、自分の仕事をいかに増やさないかっていうことは
とても大切なことだと思う。
ビル・ゲイツも言ってましたよ。
「I choose a lazy person to do a hard job.
Because a lazy person will find an easy way to do it.」
(難しい仕事は怠け者にさせる。
怠け者は仕事を簡単にする方法を見つけるからね。)
そうやっても、私のする家事は多く、毎日、箒や掃除機をしても
恐ろしいほどのゴミがある。
そのたびに、ユダヤ人収容所で一番きつかったといわれる労働を思い出す。
それは大量の砂かなにかを山のように積み、50m先まで移動すること。
意味のないことを、延々と繰り返す、それが一番精神的にきつかった、と
何かの本で読んだ気がする。
毎日の掃除、私にはまさにコレだ…。