小3の娘が学校の音楽会のピアノ伴奏のオーディション楽譜をもらってきた。
毎年のことながら、
「(楽譜を)もらわないで!」と言っている。
一生懸命に娘がピアノをするのならいい、
ただ、一生懸命にしているのは親の私?みたいになってきた過去があり、
本当にもう懲りた!といままで音楽会が終わるたびに思ってきた。
いままでは、オーディションに際どいながらも合格してきた。
そして、今回、いつものように楽譜をもらって帰ってきた娘。
楽譜を見て絶句。
「これ…どこからどこまで弾くの?まさか全部?」と呆気にとられるほど
急に伴奏のレベルが上がっていた。
オーディションまでの1カ月間、平日は毎日1時間、
休日はほぼ半日ピアノを弾き続け、
ピアノの先生にも別枠でレッスンをしていただいたりしたけれど…
結果は不合格。
それはまぁ、そうだろう。
私が想像したよりは弾けるようになったけれど、
伴奏というレベルにはほど遠かった。
「あんなに頑張ったのになぁ~。」と落ち込む娘は
「ピアノの才能が私にはないと思う。」とまで言い出した。
ピアノの才能っていうのは、
もっと練習を毎日こつこつせめて10年ほどしてから言うべきで、
付け焼刃で1カ月頑張って、才能もくそもないわよ!
とりあえず、いまのままの練習時間で半年したら、
そのときには、あの曲だってあっさり弾けるわよ~と娘を励ました。
オーディションに合格した子とあなたの違い、
それは”才能”なんてものじゃない、いままでの練習量でしょう。
才能のあるこも練習してわかるもので、ピアノの才能があっても
練習しなければ弾けないから!
あなたは才能云々を語るレベルの練習量ではないでしょう、と話した。
私とピアノの先生の中では、現職与党と無所属新人の戦いで、
うちの娘は無所属新人のほうです。
地盤も金も経験もない中で、努力はしたじゃないの~と褒めたんだけれどね…
落ち込みが激しいのよ~という話を
娘が”お姉ちゃん”と慕うカナダのパルと、ロンドンのパルに話した。
2人とも全く同じ言葉が返ってきた。
”She shouldn't be so hard on herself!"
(彼女はそんなに自分を責めるべきじゃないわ。)
ピアノで悔し泣き、青春だね~とちょっと羨ましい。