ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

フランスは個人主義?

フランスの元軍人パルと長いメールのやりとりをしている。

日に2往復したり、2週間空いたり、というペースですが

基本とーってもロングメールにお互いなる。

糖尿予備軍として食事療法で頑張ってます、と書いたところ、

彼女もちょっと太ってきた、ということで食事に気を付け

ランニングを増やしたと。

…前も1日に10キロ走っていたのに、増やした?

はい?えっ?とメールを何度も読み返してしまった。

そして、体重を6キロ減らしたらしい。

これが私の6キロとは訳が違う。そもそも、彼女は細い!

ただ、鍛えている人の身体にすでになっているのに、

「よく6キロもあの細さで減ったな…」と感心した。

そんな元軍人パルなので、週末にハーフマラソンしたり、

山登りしたり、乗馬したり、スカイダイビングしたりとアクティブ!

そんな彼女に言われた。

「スポーツしても体重落ちるわよ。スポーツはどう?」と。

それはそうだ。

ただ、それ私に禁句ですから。

それを聞いただけで怒りが再燃するから、というメールをしたら、

「どういうこと?」と聞かれたので、すでに長かったメールが

より長くなるできごとを書きました。

要約すると、スポーツおたくの男性から、

「メイさんって、スポーツを全くしないけれど、

恥ずかしくないんですか?」

と聞かれた。

はい?と聞き返してしまった。

これ、小学生の子どもをもつ40代保護者の発言です。

彼は、運動に全く興味のない私が信じられない!という感じで、

この発言に至ったのだろうと推察するものの、

そういう発言を堂々とできる大人がいるなんて!と私はびっくりでした。

価値観は人それぞれで、スポーツに重きを置こうと、

勉強に励もうと、友人たちとおしゃべりするのを楽しもうと

それはもう個々人の自由で、犯罪でもないかぎり、

誰かにとやかく言われる筋合いはない。

私はスポーツが嫌いではないけれど、24時間しか1日になくて

スポーツの優先順位が低いっていうだけなのよ、と

フランスの元軍人パルにメールした。

元軍人パルもかなりストイックなスポーツ好き人間なので

もしかしたら、彼女も私よりスポーツおたく男性派かな?と思いつつ。

意外なことに、

「そんな人がいるなんて理解に苦しむ。私が最も嫌いなタイプよ!」と。

他人の価値観に口出す筋合いなんてないのに、

恥を知れ!だわ。フランスではありえないことよ!と

珍しく憤っていた。

フランスは個人主義の国だという印象があるけれど、

彼女のメールを読んで改めて思ったわ~と夫に話すと、

「その発言は、日本でも有り得ないから。」と言われた。

あれ?そう?と他の人に聞いても「失礼すぎる!」とご立腹だった。

どうやら、日本でもありえないらしい、とようやく気づいた。

世界だけではなく、日本にだって、いろんな人がいるな~ということで。


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