「日本人に会って話したんだけれど…」と海外のパルたちから
メールが来ると、
「あぁ、ごめん」と、つい謝りそうになるほど
失礼な人の話をよく聞く。
きっとよい日本人は記憶に残らず、悪い日本人ばかり記憶に残って
つい「日本のメイに言おう!」と思うのだろう、
と良い方向で解釈しているくらいで、
私は日本人の言動クレーム受付センターじゃないんですけれど…と思うほど。
日本人の私でも、「それはない!」と呆れ返るのはごく少数で、
多くは、文化の違いや言葉の違いによるものが大きい。
ロンドンのパルがロンドンで出会って、観光を一緒にしたという
日本の某有名大学教授なんて、ペラペラ~の英語で、
文法も完ぺき語彙も豊富だったらしいが、
”It is possible"を連発する癖があったとか。
ぶっきらぼうな印象になるから、あなたはしないように、
とロンドンのパルに言われたっけ。
そして、カナダに留学中のスペインのパルから
「日本の大学は入ったら楽ちんって、本当?」と昨日、聞かれた。
彼女が出会った日本人がそう言ったらしい。
「日本の大学は簡単か?」と聞かれても、1つしか知らず
比較対象できませんが…と前置きした上で、
私の大学は最初の2年間は外国語が2か国語必修で、
ドイツ語を履修したら、基本のドイツ語のはずが、
文学賞をとったというドイツ文学のペーパーブックを手渡されて、
「1ページはキミ、2ページ目、きみ」と当てられ、
私は4ページ目くらいで、
物語なので日本語もおかしくないように必死に訳して…という感じで、
1回の講義で6ページほど進んでいたので
ドイツ語の予習を毎日2時間やっても終わらないほどで
家にこもって、泣きそうになりながら
大学ではドイツ語を勉強した記憶がある。
もちろん、ドイツ文学を専攻していたわけではないですけれどね!
一般教養のドイツ語で、それでした。
大学は難易度もなにもかも教授による!と思う。
というわけで、「大学生活は勉強あまりしなくて~」とは思わず、
「最初の2年はひたすらドイツ語とハングル語やっていた気がする!」
と答えておいた。
その「大学時代は遊んでいた」と公言した日本人男性、
医師でした。
謙虚さから出た発言だと思いたい。