ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

2回目のプロポーズ

香港の友人から「日本語を直してほしい」とLineがきた。
彼女は日本語教室に通っているので、また日本語作文でも
出たのかしら?と彼女の日本語を送ってもらった。

「お忙しいところすみません」で始まる日本語で、
「日本語が変だと思う」「間違いも多いだろう」と
日本語の未熟さを何度も語った後で、
「それでもあなたにもう一度プロポーズしたい」という内容。

えーっと…これは何?と聞くと、
彼女の友人男性が日本人の恋人にプロポーズするお手伝いを
香港のパルがしているらしい。
彼が送った広東語(香港で使われてる言葉)を
香港のパルが日本語に訳し、
それを私に修正の上、ボイスメッセージで送ってほしい。
彼がそれを使って発音練習するから、と。

えーっと…もう一度聞くけれど、
「2回目のプロポーズ?」と確認すると、
「そうです!だから日本語で」と言われる。
プロポーズを複数回された経験も断った経験もないけれど、
その日本人女性が断ったのは「日本語でプロポーズされなかったから」
ではないと思う…。
頑張るところはそこじゃないのでは?とつい固まり、
「頑張るところが違うのでは?」とも聞いてみた。

それでも、香港のパルとその友人男性は日本語でプロポーズすれば
日本人の彼女のハートはがっちり!!
プロポーズも成功する!と信じて疑わないようなので、
彼女の日本語を自然な日本語に直した。

「日本語が変だ」「間違いが多い」といっぱいあったけれど
日本人がチェックして、変になるわけないじゃん!と
ぶーぶー言いながら、自然な日本語に修正。
「私の日本語は未熟で至らないところも多いと思いますが」と
日本語で言わされた。
しかも「声が小さい」とか「もっとはっきり読んで」と
録音し直しも数回。

ただ、私と彼女が手伝ったところは、
「至らない日本語だけれど、あなたにもう一度プロポーズしたい」
という触り部分だけだった。
これ、プロポーズになってないよ。
これから核心部分が続くんだけれど、それはどうするの?と聞くと、
「彼の言葉で言う」らしい。
えー!それなら、いっそ全部、彼の言葉でよかったって!
こんなところだけ日本語いらなかったんじゃないの?
と疑問でいっぱいになったけれど、
「これでプロポーズは成功するから、
結果を楽しみに待っていてください」と言われた。
どこから湧いてくるんだ、香港のパルのその自信。
そして、2回もプロポーズしようとする男性のガッツは認める。
多分、問題は日本語ではないって…と
やっぱり思わずにはいられないけれど。

 

 

 

 


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