図書ボランティアとして読み聞かせをするので、
どんな絵本がいいのかしら?と本棚の前で悩んだ。
こどもたちに聞くと、低学年しか集まらないという読み聞かせ、
しかも人数は10人もいないという。
栄えある第一回目の読み聞かせに選んだのは谷川俊太郎の絵本。
『スイミー』の翻訳でも知られているし、
教科書にもでてくる詩人ですよ。
小学校での読み聞かせに完璧な人選!
小学校での読み聞かせなので、職員室で先生に
「なにを読まれるのですか?」と聞かれた。
「谷川俊太郎を…」と答えたら、タイトルも聞かれた。
『おならうた』です、と言っただけで職員室爆笑。
ねっ、大人でこれですよ。
小学生なんて、”おなら”が大好きだから
完璧な本選び。
『おならうた』、本当に谷川俊太郎が書いたのか?!と驚くほど。
文章も短い。
「すかして へっ」といった具合に
延々、おならがどんな状況で出たかの擬音絵本。
我が家の子どもたち、4歳くらいから現在に至るまで大好きです。
何度読んでも笑っている。
文章が短いので読む親も楽。
「愛読書は谷川俊太郎」って、聞こえはいいでしょ?
『おならうた』とは、ちょっと言いにくいですが。
時間があればと、もう一冊持参したのは
『わたしたち、うんこ友だち』。
小学校でうんこしたくても、できない。
でも、うんこって、別に恥ずかしがるものでもないよね~という
絵本なのですが、こどもたちにはうんこをもれそうになりながら
必死に家に帰るところ、しか記憶に残らない絵本。
小学生、”うんこ”大好きだから。
一回目の読み聞かせ、かなり盛況でした。
絵本を読んで感想を求めるのもご法度らしいので、
私は聞かなかったのに、みんな口ぐちに言ってくれた。
「おばちゃん、おなら好きやなぁ~。」
「うんことおならって、下品すぎるわ。」
と、『おならうた』で散々、爆笑していた小学生低学年男子たちに
言われてしまった。
いやいや、あなたたちにレベルを合わせて絵本を選んだら
こうなったのよ~と返したら、
「次はもっと上品なのを頼むで!」と小学生男子に言われる三十路。
ほかにも
「上手やったで!」
「頑張ったな!」
と、小学生たちに上から目線でお褒めの言葉をいただきました。
・・・ありがとうございます!
次の読み聞かせは、最近の私のヒット、
『パンダ銭湯』にする予定。ちょっと上品な絵本になったハズ。