小学校で読み聞かせをするようになってから
絵本を読む機会が増えた。
そういえば、私自身は絵本は字の量が少なすぎて
子どものころから読まなかったし、
我が家の子どもたちは小学校入学と同時に児童書へ移行し
絵本を読むことはなくなった。
末っ子(6歳)には絵本を読むけれど、それは小さい子向けのものが多い。
小学生に読もうと思って探すと、小学生に読み聞かせする絵本、
意外に選書が難しい。
ネットでレビューを探して図書館で借り、
読んでみて、思ったのと違う…となったり、
図書館で適当に選んだ一冊が素敵だったり。
4年生も読み聞かせに来たりするので、
4年生も興味を持ち、1年生にも面白い、
そんな絵本を探す日々。
この2週間で、絵本だけで20冊以上、読んだ私が出会って
読み聞かせの評判も上々だった絵本を紹介。
『ほしにむすばれて』
谷川俊太郎の詩はやっぱり素敵。
本当は『きみの町に星をみているねこはいないかい』を
読んでみたかったのだけれど、図書館にもなく
Amazonにも在庫はない。
同じ作者の絵本で、と借りた絵本だったけれど素敵な話だった。
星に惹かれた男の子がパパになり、おじいちゃんになっていく。
静かな語り口にこどもたちも耳を澄ませていた。
『いつだってともだち』
わかりやすい友情もあれば、わかりにくい友情もある。
小学生、意外にお友達関係で苦労している話を聞くたびに
みんないろんな友情の示し方があるんだと思うよ~と
言いたくなる。
そんなときに、この一冊。
『きみといっしょなら』
あたたかいようなサバサバしたようなタッチの絵本。
友情の絵本だろうとは思うけれど、
プロポーズにも使える絵本だと思う!と夫に力説。
こどもには友情の、
大人にはそれ以上の関係の人をも連想させる絵本。
- 作者: マイクサーラー,ジェリージョイナー,Mike Thaler,Jerry Joyner,きしだえりこ
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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わゴムがどんどん伸びて、宇宙まで…
「あぁ、先が読めた」と大人の私は思ってしまったけれど、
子どもたちは「えぇ~!?」「そうなの?!」「すごい!!」と
素直な反応で驚いたり、喜んだり。
あぁ、汚れちまった悲しみに…と呟きそうになってしまった。
番外編に6歳の息子にと思って借りたのに
意外に小学生に好評だったのがこれ。
『バナナじけん』
バナナが車から一つずつ、道に落ちていき、
それをサルが一つずつ食べて皮をポイッ、ポイッ、ポイッ…
それをウサギがバナナの皮にすべって、すべって、すべって…
ワニがせっせと皮を集める、集める、集める…。
単純な物語なのに小学生のあまりのテンションの上がりっぷりに
読んでいて複雑になるほど。
たまにはこういうわかりやすい絵本がいいのね、
と思うことにしよう。