ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

パーソナルスペースはどのくらい?

 

サウスカロライナのパルからメールがきた。
「いま読んでいる本によると、日本人は西洋人に比べて
パーソナルスペースが狭いって書いてあるんだけれど
本当?
あと、本によると、プライバシーって言葉が日本語にはないって
書かれているんだけれど、本当?」とメールがきた。
彼女が読んでいるのは"A History of Japan" by Mason & Caiger

 

A History of Japan - 日本の歴史 (タトルクラシックス)

A History of Japan - 日本の歴史 (タトルクラシックス)

  • 作者: リチャードメイソン,Richard Mason,ジョン ケイジャー,John Caiger
  • 出版社/メーカー: チャールズ・イ・タトル出版
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 プライバシー、確かにそのまま英語を使っているので
日本語にはない言葉かと。
英語に訳しにくい日本語もあるし、
日本語に訳しにくい英語もあるのよ~と私の中で
日本語に訳しにくい英語代表はidentity
(自己同一性:わかったような気分にさせるわからない単語)で
英語に訳しにくい日本語代表は懐かしい。
懐かしいとノスタルジーはニュアンスが違い、
なにがどう懐かしいかで英語の単語を変えなければならないので
懐かしいは英語に訳しにくい、と思う。

日本はそもそもふすまっていう紙のドアでしきられた
生活をしてきた文化があるから、
きっちりドアのある西洋とはプライバシーの概念も違う気がする、
と話した。

パーソナルスペース、サウスカロライナのパルが言うには
「腕一本分」が普通の人との距離らしく…
それ、遠くない?と、つい思ってしまった。

日本人のパーソナルスペースがアメリカ人より近いのは
本当なのかもしれない。
パーソナルスペースは近くても
会ってすぐに知らない人と握手は抵抗があるから!
近いからって、身体接触は極力避ける。

私自身、久しぶりに実家に戻って古くからの友人に
久しぶりに会っても「久しぶり~!!」なんて抱きつかない。
顔の前で手を振るのが精一杯の気がする。
サウスカロライナのパルはパーソナルスペースは必要だけれど
ハグは可らしい。その基準がわからない…。
ロンドンのパルはハグには違和感があるそうで、
アメリカに婚約者の親戚を訪ねて行ったときに、
みんなから家族のようなハグをされてとーっても居心地悪かった、
と言っていた。

パーソナルスペース、地域差も大きいと思う。
私の故郷、岡山が私の中では標準だったので、
兵庫に来てから、会話をする人たちが
「近い。近いって!!」といつも私も思ってた。
何度か話しただけのママさんが「なんでやねん!」と

肩を叩いてきたり、
もちろん身体接触だけにとどまらず、
「その服、どこで買ったん?なんぼ?安かった?」もワンセット。
値段を聞くなんて失礼だわ!と最初はぷんぷん怒っていた気がするのに
いまは「安くなってたのよ~!どこどこで!」と言ってしまう。
関西人のパーソナルスペースは限りなく近いと思う。

 

 

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