バージニア州のパルとは共通点がたくさんある。
観ていたドラマがほとんど同じで、映画の趣味も同じ、
ダウントン・アビーファンのところも同じで、
『傲慢と偏見』について熱く語ってしまうところも同じ。
そんな私に彼女は「あなたは私と同じで学校でボランティアなんて
するものじゃないわよ。」と手紙の中で書いてあった。
意見を言わずに、学校にただ従う人でなければ
スクールボランティアなんてできないのよ、と。
あら、アメリカでもそう?と手紙を読みながら、長電話気分。
彼女とは趣向が近いのだろうと思っていたけれど、
私が手紙の最後に「いま読んでいる本は…」と紹介していたのが
『名探偵のコーヒーの入れ方』
名探偵のコーヒーのいれ方 コクと深みの名推理1 (ランダムハウス講談社文庫)
- 作者: クレオ・コイル,小川敏子
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
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私の中では緩慢すぎて、山も谷も見せ場もなさすぎて
こういうのがコージーブックスだと
わかりながらも、1冊でごちそうさん、な気分にさせられた、
と手紙の中で書いた。
「私、あなたと同じときに同じ本を読んでいたわよ!
そして、私は今シリーズの2冊目よ!」と。
えっ?同じ本を同じ時期に示し合わせたわけでもなく?と
手紙を読みながら私も驚いたけれど、
彼女も私の手紙を読んで、「嘘?!」と思ったらしい。
彼女の娘さんがちょうど本の舞台、NYの街で働いていることもあり
彼女は情景が思い浮かんで楽しんで読めているらしい。
そうか、あの本は西村京太郎の特急シリーズや
2時間ミステリードラマのように
「地元が舞台!!」と楽しむものだったのか。
「いまは何を読んでいるの?」と彼女に聞かれたけれど
いまは着物の雑誌を夢中で読んでいる。
着物の色合わせ、奥が深い。