ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

家庭訪問と女優

カナダのパルから「歯医者に行ってきた」とメッセージがきた。
歯医者が嫌だ、憂鬱だ、と歯医者の予約が近づくと
いつも私が愚痴っているけれど、
「歯医者が楽しくないことを思い出した」と、
カナダのパル。

「ところで、あなたは何をしているの?」と聞かれ、
掃除、掃除、掃除!
家庭訪問が来週あるのよ~!!と大忙し。

網戸も洗ったし、窓も洗った、電気の傘ももちろん掃除済み!
扇風機も洗ったし、換気扇もカーテンも洗いましたとも!
こーんなに大掃除しても
「あまりお掃除できてないんですが、
先生には普段を見ていただこうかと、おほほほ。」と
先生をリビングにお通しする。

家庭訪問の注意点で、先生の座る位置だとかお茶だとか
茶菓子だとかがネットには溢れているけれど、
一番にするべきことは、「こどもの口を塞ぐ」です。
我が家の子どもたち、
「お母さんが必死に掃除をしていたので、
リビングまで上がってあげて」
とか担任の先生に去年言ってましたから!
なんでハードルをあげるわけ?と眩暈がした。
「すごくお掃除されたようで…」と先生が言いながら見た窓、
あぁ~!!拭き忘れた!!となったので、
今年は「極秘に掃除をしたい。
これは丸秘、内密にして、他言無用!」と
いろんな言葉で「しゃべるなよ!」と言ったものの、
多分、「お母さんが秘密で掃除している」と伝わっているだろう、
ええ、こどもってそんなもの。。。
期待は半分くらいしかしてないから。

家庭訪問のため、こたつを撤去。
カーペットも撤去!
いろいろ撤去したり、捨てたり、捨てたり、移動したり…
としていたら、
「一体、この家はどこでくつろぐんだ?」
という生活観のないリビングが完成してしまったけれど、
これをさも「日常ですの、おほほほ」とお見せする!
なにか殺風景だけれど、何がおかしい?とママ友に見せたら、
彼女の家で咲いているお花の差し入れまでもらっちゃった。
生活観のない片付いた部屋でアロマも香り、
その上、お花が飾ってある…
それを「日常ですけど!」と、演じる私。
家庭訪問って、そういうものでしょ?と現役小学校教諭ママに話したら、
「日常はこどもたちでバレバレだから
そこまでがんばらなくていいのよ」と笑いながら言われた。

生活観のないリビング、子どもたちからはもちろん不評で、
私も掃除ばかり気になって全くくつろげない。
元はきれい好きな夫だけ「いいねぇ~」と満足そう。
来週は女優になります。

 

 

 

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