ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

春いっぱい


人畜無害でいい人、と表現するのがぴったりのアメリカのパルから
定期便のような手紙が来た。
彼はラジオのDJなので、番組のことや音楽のことや
日常、といった手紙の内容もいつも人畜無害。

そんな彼から、今月きた手紙はいつものように黄色いルーズリーフなのに
内容がピンクでびっくり。
多分、2年ほど文通していると思うけれど、
未だかつて見たことの無い単語が何度も何度もでてくる。
"my girlfriend"(僕の彼女)と。

欧米人のgirlfriend/boyfriendっていうのは、
ただの男友達や女友達のときもある、ていうのはわかっているけれど、

これは彼女(恋人)だ!

「僕の彼女がメイが使っていた犬の封筒がかわいいって言ってたよ。
あの犬の便箋も彼女は好きみたい。」と、
すでに検閲されてる。
女性の文通相手?「ちょっと見せて~」とチェックされたもよう。
何書いたっけ…とノートを開き、
「花粉症で鼻が詰まった、入学式が雨なのに着物で決行!」
というような私も人畜無害のことを書いていたので、
害なし、と判断されたかと。

その後も、「彼女と本屋で本を買った」とか
「一緒に水族館に行って、水族館がこんなに楽しいとは思わなかった!」と
なんだか彼女ができてすべてが、世界がキラキラしているんだ~!!
っという手紙だった。

最近、こういうキラキラな恋愛のお手紙をもらってなかったので、
もう「おばちゃん、うれしいわ」という気分で、
若者、頑張れ~!!と遠い日本から声援を密かに送る。
今度は別の州にまで遠征して彼女と水族館に行くらしい。
水族館が楽しいんじゃないのよ、
彼女といるから楽しいのよ。
きっと別に遠くの州まで行く必要もないのよ…
近所の公園のベンチでも楽しいと思うわよ、と、
つい横槍を出したくなるけれど、春いっぱいのお手紙は
読んでて、とても楽しかった。

最近の私の手紙内容はというと、
次郎が高熱でダウンして、花子が泣いて起きるほどの腹痛になって、
二人が治ったころに太郎が中耳炎になってさ…という愚痴。
どっかで読んだ人が幸せになれるような話題を探してこなければ。

 

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