アメリカって、もうほとんど文化に驚くことは無いわ~と
思っていたけれど、それでもたまに「うそ?!」と
びっくりすることがある。
先日、アメリカのメル友がメールに書いていた。
「僕は明日、シャペロン(Chaperone)としてこどもの遠足に行く」と。
シャペロン…その優雅で古風な響きに
「どこの貴族の深窓のご令嬢の付き添いで?」と思ったら、
こどもの遠足???
シャペロンって、アレでしょ?
貴族の令嬢が舞踏会へ行くときに隣にいたり、
お出かけのときに付き添ったりして、
未亡人や後見人のいないまあまあ身分の高い女性が
シャペロンになるのよね?
歴史小説ではお付きの侍女として、相談役だったり、友達のような…
ダウントンアビーの世界!と興奮。
アメリカではいまもまだその言葉が”付き添い”という意味で
残って使われていて、
「遠足」=「シャペロン」を募集、はセットらしい。
要は先生のアシスタントでこどもの面倒をみる保護者らしい。
すごく疲れそうなボランティア…。
子ども会で引率したことがあるけれど、常に迷子にならないように
こどもの数を数えていた記憶しかない。
イギリスでも「シャペロンって、まだ使ってる?」と
ロンドンのパルにも聞いてみた。
ロンドンのパルが言うには、シャペロンはベビーシッターより
もっと年齢が上の子に使う言葉で、
ベビーシッターよりかしこまった響きがあるらしい。
遠足まで保護者からのボランティアを募集するって、
アメリカらしいな~と思ってしまった。