ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

花子、初めてskype英会話してみる

日本在住のアメリカ人パル、サラに
「うちの花子の英会話練習をちょっとしてくれない?」
と頼んでみた。

"Of course! I would love to help!"
(もちろん!手伝うわよ)

と二つ返事でしてくれることになった。
どんなことをすればいいの?
花子の英語レベルは?と聞かれた。

花子の英語レベルは一般的な小学生…つまり、ほぼ話せない。
だから、30分とか1時間、英語でしゃべり続けることは不可能なので、
10分でいいんです!
毎回、フレーズを決めて、
それを使って単語を増やすくらいが希望。
という希望を伝え、Skypeでレッスンすることになった。
「できる限り、毎日しよう。10分を毎日のほうがきっと意味がある」と
彼女も言ってくれた。

さて、第一回目を先日、行った。
毎回、必ず聞くフレーズをサラと決めた。
”What did you do today?"(今日は何した?)
と必ず聞いてね、とお願いし、花子と必ず聞かれるからと
回答を予習。
その日は校外学習に出かけた花子にschool trip(校外学習)と
教えた。

自己紹介で5分は持つだろうと思ったのに、甘かった。
20秒で終了しました。

Hello,I'm Hanako. Nice to meet you.
-Hello Hanako,I'm Sarah,nice to meet you,too.

その後はサラが「学年は?」「今日はなにした?」と
いろいろと聞いてくれたものの、単語のみで回答。
単語のみなので、会話は広がらず、その後、沈黙。
それはもはや会話ではない…と聞いていて、私がつらい。
テレビ局のADよろしく、ノート片手に「質問して!!」と
書いて花子に見せるものの、「無理!!」と笑顔で目が笑ってない。

サラが”Do you like Manga?"(漫画は好き?)と聞いたので、
”Yes!"と答える花子。
Do you like ~?は「~が好きですか?」というのを思い出したようで、
”Do you like strawberry?" と、ここからは怒涛の質問攻撃。
ええ、ただ、”Do you like~?”を使っているだけですが、
ちょっとコミニケーションになってきただけで感激。

そんなとき、花子がサラに"Do you like Nattou?"と聞いた。
サラ、しばし沈黙の後、「イ…イエス」。
それはNoやろ!と花子、つい日本語で突っ込む。
サラも”I've heard you play piano very well. Do you like piano?"
(あなたがピアノ上手って聞いているけれど、ピアノ好き?)
花子、しばし固まった後、「イ…イエス」。
私がいたから本音が言えず、建前が出たようですが、
もう嘘バレバレのイエスにサラも爆笑。

Do you like~?に飽きたところで10分経過しようとしていたので、
「何時にいつも寝るの?」と私がサラに聞くと、「9:30」と。
なんでそんなに早いの?起きるのが早いの?と聞くと、「5時」らしい。
これらの会話を英語でしていたら、花子も時間はわかったらしい。
花子が時間を英語で言えるなら…ということで、
「何時に寝るの?」「何時に起きるの?」「何時に家を出るの?」と
怒涛の質問をサラがしてくれて、時間はきっちり言えていた。
時間と数は言えるのかと思ったら、学年を聞かれて
元気よく”Five!”と答えていた。
いや、"Fifth" って、せめて言ってほしかった…。

最後に”It was nice talking to you!"と花子が伝え、
”It was nice talking to you,too!"とサラが答えていた。
私のLineには”It was really fun!"(本当に面白かったわ!)と
サラからメッセージが来た。
たった10分の英会話だったけれど、意外に得たものは大きい気がする。

サラとはLineで次回の単語やフレーズの話をした。
大人たちはかなり入念な打ち合わせや計画を立ててやっているというのに、
なかなかうまくいかない英会話が面白い。
教育や対人のことって、思い通りに進まないから面白い!と
思える余裕が大切だな、と思う。

 

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