ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

良い先生

先日、娘の花子が赤ちゃんのときのママ友たちと久しぶりに会った。
ついこの間、離乳食の進みが遅いだとか、
このうんちの色は胃腸風邪かノロか、なんて写真送りあったり、
検診で引っかかった等々を話していたというのに
こどもたちも小学校の高学年になり話題は
「いい先生とは…」となった、

「今年のこどもの担任の先生はいい先生!」というママ友がいて、
「良い先生って、そもそも、どんな先生?」と聞くと、
「なにもかもが具体的!」と話していた。

叱るときも問題点とどうすればよいかを具体的に指摘、
褒めるときも具体的なエピソードを添えて。
まとめノートも具体的に採点基準を児童にも保護者にも伝え、
そして、いつもニコニコらしい。
確かに”具体的”なのは大事だわ~と先生のノートの採点基準に
悩まされている私も大いに納得。

我が家も現在、3人のこどもたちがそれぞれ担任を
持ってもらっている。
その中でも特に、「次郎の先生は良い先生だと思う!」と
私は思い、ママ友に言うと、
「メイがほめるほどの先生?!」と驚かれた。

”良い先生”の基準はやはり人それぞれなのだろうと思うけれど、
次郎の担任の先生は、会うたびに、次郎の学校での
私の知らないエピソードを披露してくれる。
参観日、太郎の早退お迎えで学校に行った時、
図書ボランティアで学校に行ったとき、
会うたびに、「そういえば、次郎君は先日…」と教えてくれる。
「休みがちでクラスの輪に入れない子を遊びに誘った」
「授業開始前にお願いします、の挨拶をして顔を上げると
変顔をたまにしている」
「お友達との喧嘩にもぐっと我慢している」
その具体的なエピソードを聞くたびに、
先生はこどもたちの様子をよく見ているんだな~と思う。

夏休み前、水泳が苦手な高学年の数人に”プール補習”があった。
花子も毎年のように参加していて、
今年はクロール100mが泳げるようになった。
熱中症になりそうな炎天下の中、先生たちの声援を聞くだけで
”頭が下がる思い”って、これか…と思う瞬間だった。
25m泳げなかった花子が補習を経て100m泳げるようになり、
先生方にお礼を伝えたところ、
「こういう子どものすばらしい成長に立ち会えるから、
この仕事はたまらないんですよ~。」という担任ではない先生の言葉に
こういう先生がまだいたのか…と胸が熱くなった。