ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

『黒王妃』

今年のお盆の過ごし方は読書!というわけで
やっと読み終わった積読本がかなり増えてきた。
積読本、以前は全く意味がわからなかった。
「読みたいから買ったんでしょ?なんで読まないで置いておくの?」と。
私も積読本が増えてきて、常に5冊はある、
積読本の理由は人それぞれだろうけれど、
私の場合は、「本をすぐに買いに行けないので備蓄」の意味が大きい。
備蓄していた本が思っていたより面白くなかったとき、
ショックを受けた後に読むための本として
”安心”な積読本も必要、というわけで私の積読本は
「面白いに違いない本」と「失敗したときに読む本」に分けられている。

今回は積読本の中から、『黒王妃』を。
これは「面白いに違いない本」の積読本。
思い起こせば高校生のとき、『王妃の離婚』を学校の図書室で読み、
もう感動!興奮!「すっごい面白い!!」と友人知人に薦めたのに
分厚さに誰も読んでくれず…

 

王妃の離婚 (集英社文庫)

王妃の離婚 (集英社文庫)

 

 「絶対に面白いのに~!!」と言っていたら、直木賞を受賞した。
ほら~!!と鼻高々になりました。
いつもは直木賞の本だからといって面白いわけではないと思っているけれど
面白いと思っていた本が受賞すると、
お墨付きをもらったみたいでうれしい。

その後の佐藤賢一さんの本、読んでみたもののいまひとつで
『王妃の離婚』を超えず。
そんな中の『黒王妃』

黒王妃

黒王妃

 

 意外に面白かった!でも、『王妃の離婚』のほうが
やっぱり面白かった。
『黒王妃』、世界史が得意だった人や歴史が好きな人には
「あぁ~」と時代もわかり、
人物もわかり物語は頭に入りやすいだろうけれど
世界史得意だったハズの私も途中で、
「あれ?オルレアン公って、どの?いっぱいいたよね?」と混乱し、
何度、スマホで人物の略歴を調べたか。
それでも、歴史小説好きな私には面白かったけれど、
歴史に興味のない夫には「全く頭に入らない」と不評だった。

歴史小説で世界史の記憶を引っ張り出したり、
人物関係図を考えたりと頭をつかった気がする。
次はかる~い本を読まなければ。
このお盆で積読本はかなり減るかも、と思いつつ
またお盆休みの間に本屋へ行こうかと考え中。