ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

英語と道案内

アメリカの新しくできたパルのお姉さんは日本語を
大学で履修していたらしい。
そして、その大学の日本語コースで運命の人に出会い、
結婚した。
ということで、パルのお姉さん夫妻は日本語ができるらしい。
ほかにも友達のお姉さんが現在、千葉県在住。
彼女にとって、「日本語を話せるアメリカ人は3人だけ」ということで、
「あなたの周囲には英語を話せる人がどれくらいいる?」
「日本人って、英語は話せるの?」と手紙の中で聞かれた。

「日本人って、英語できるの?」と聞かれるときほど
困ることはない。
「あなたは英語できますか?」と私自身が聞かれても、
…どんな専門用語を期待されているのかしら?と不安になり、
「ぼちぼち…」と答える。
初心者ではないと思うけれど、上級者とも言えません、
というのが正直なところ。
さて、どのレベルで「英語ができる」と言えるのか。

夫に「日本人は英語ができると思う?」と聞いてみたら、
中学と高校で最低でも6年間勉強しているんだから、
「道案内くらいはできるやろ。」と言われた。

えぇ?”道案内くらい”???
それは私にとって一番難易度の高いものかもしれない。
兵庫に10年以上住んでいるのに
「市役所までの道がわからない」ままで、
(近くの支所で事足りるため)
友人たちに通っている歯科医院を説明するときも、
「喫茶店が見えたら右に曲がって、和菓子屋を通り過ぎて、
ガソリンスタンドの交差点を右折して銀行の隣」と言ったら、
呆れられた。

どっちが北か、家をちょっとでればもうわからない、と話し、
「はい???」と先日も理系ママに絶句された。
同じ中国地方出身のママさんと
「地元ではないから兵庫の地理がいまいちよくわからない上に
たまに地元に帰ると道が違いすぎて地元もわからない」
という話で、「わかる~!!」と言い合ったばかり。
日本語でもできない道案内、英語でできるハズがない!と
自信を持っていえる。

「英語ができるか?」という漠然とした質問ではなく、
もっと具体的に質問してくれなくては。
「ガールズトークは英語でできる?」-もちろん!
「夫への不満や持病の話といった世間話はできる?」-得意です!
「ママ友と話す内容を英語で言える?」-十八番です!

一方で、
「医療用語や哲学、美術を英語で語れる?」-無理。
「ビジネス英語に熟知している?」-いいえ、全く。
「経済や金融関連の用語も詳しい?」-滅相もございません…。

英語で道案内をできるように、
まずは日本語での道案内を修行しなければ。

 

 

 

 


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