ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

自己肯定感

とある雑誌の中に
「好きになってくれない人ばかり好きになってしまう」
という恋愛相談が載っていた。
精神科医が「それはあなたの自己肯定感が低いからです」と回答していた。
自己肯定感が低い人は、私を好きになる人=見る目がない人、
私を嫌いになる人=見る目がある人、という図式らしい。
目から鱗だったけれど、周囲のダメンズウォーカーを見ると、
「あぁ、自己肯定感か…」となんだかわかってしまった。

年はとるのではない!重ねるのだ!という人々の中で、
年をとってきた私としては、
「類は友を呼ぶ」、「破れ鍋に綴蓋」は言い得て妙で感心する。
類は友を呼ぶのだから、友達の友達も仲良くなれそうなのに
友達の友達とはいまひとつ仲良くなれなかったりするところは
面白い。

知り合ったときはママ友だったのに、ママ友を超越して友人になった人が
病気を得て、以前は簡単にできたことができないことがもどかしい!
いつも友達に迷惑をかけている!と先日、会ったときに嘆いていた。
友達に恵まれているだけで、私はなにもできない、という
彼女の自己肯定感は下がっている気がした。

類は友を呼ぶのよ。
あなたが”素敵な友達”がいるっていうなら、
その人たちが友達のあなたも素敵ってことよ。
私へのお返しは短期的に考えず、長期的に求めていくから
いますぐ、明日お礼を!ではなく、10年後でもいいんじゃないの~。
大変な時に「よく頑張ってるね」のことばだけでも
私も助かったわよ~。
「いるだけでいい」って、みんなに言われるんだから、
マスコットとしてどーんと構えていたらいいのよ!
うちの夫の人生目標は
”いるだけで、なにもしないのにみんなを癒すマスコット”、
そんな立ち位置、目指してもなかなかなれないのに
いまなっているなんて、すごいわよ!

と話すと、
「メイの返しはいちいち、ちょっと変だから!」と笑われた。
完成度は8割を常に目指している私は完璧主義の彼女を
すごいわ~といつも思う。