ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

体型談義

「海外で生活していると体型について全く言われないのに
帰国したら、みんなが体型の話をする。」と
言っていたのは海外に住んでいる妹だったっけ。

そのときは、
「へぇ~、そんなもの?ずっと日本にいるからわかんないわ~」
と思っていたけれど、
この頃、私も体型談義に辟易中。

久しぶりに会ったら、「あら、痩せた?」
「あら、太った?」はもう英語に訳すなら
How are you?でしょ?挨拶よね?っていうくらいに聞かれる。
他意も悪意もないんだろうけれど、地味に体を蝕む気がする。

3キロやせた人がいれば、そこから、どう痩せたか、
何をしているか、
何を食べたか。
肥満児に子どもをさせないために食事制限をするママもいる。

正直、「全く興味ないわ~!」と思ってしまうのだけれど、
「メイはどうなの?」と話題を振られると、
「私の体重に増減なし」と答えるものの、
10年近く知っている人は15キロほど細かった私の過去を知っていて
「あのお嬢さんはどこにいったの~?」といわれる。
さぁ・・・。
あのお嬢さんにあんまり未練もなければ、
それほど固執しないおばちゃんはここにいますけれど~。

海外のパルたちと手紙を書いていて、体型の話にまずならない。
私より細いパルのほうが少ないくらいでも。
新年の抱負に「〇キロ減!」というのもあまり見ない。
「読書を200冊」「ランニングを継続する」
「どこどこへ行って、~をする」
「社会人大学に入る」というような抱負をよく見かけ、
年末に入ると、「あの目標達成はどのくらい?」という話になる。

日本のママ友たちと2時間近くしゃべって帰って、
なんだか上っ面の会話しかしなかった、と思うとき
とても落ち込む、そんなことをアメリカのパルに手紙で書く私。

「体型のことと結婚のこと以外で日本人は私に質問はないのか?!」
と妹は怒りながら海外へ行ったこともあったっけ。
日本人もそんなに他人に興味があるわけでもないから
ただの”挨拶”よ、と話したけれど、
「挨拶は天気が無難よ。」と今度、私も言おうかしら、と
体重談義に辟易して思った。

毎朝流れるラジオ体操のおじさんが体操前に言っている。
健康寿命を延ばすために体操をしましょう!」
標準体重や平均体重、健康体重のためではなく、
健康寿命のため”に運動する、その言い方、素敵で無難。
さすがNHK!と感心した。

にほんブログ村 その他生活ブログ 手紙・はがきへ
にほんブログ村