ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

背筋が凍る

札幌の12歳の少年が「人を傷つけてみたかった」と
包丁で刺した事件、
怖すぎる…とTVでニュースを見てくぎ付けになったのは
決して対岸の火事ではないから。

数日前、末っ子の次郎が「知らない男の子に首を絞められた!」と
泣きながら帰ってきた。
兄や姉と一緒に出掛けたのに、ほかの兄弟は?と聞くと、
とりあえず、パニックになって逃げ帰ってきていて
乗っていった自転車も置いて走って帰ってきていた。
どこで?どんな人に?注意しに一緒に行こうと言っても
怯えて泣きじゃくるのみ。

知らない男の子の服装を聞き、次郎と夫とその場所に行くと、
そこには数人の子どもがいた。
まずは、私の子どもに
「次郎が首絞められたって泣いて帰ってきたけれど、
何か知ってる?」と聞いてみるものの、誰も見ていない。

次郎が伝えた服装をしていたのは、一人の男の子。
そういうことをするのは小2,3程度かと思っていたら
小5の花子より背も年齢も大きい。小6か中1くらい。

なんで、首を絞めたの?と聞いたら、
「俺の言うことを聞かなかったから」と言う。
俺の言うことっていうのが、公園の砂場に絵を描くな、
という彼のマイルールで…。
「口で説明できる年齢のあなたが首を絞めるのはよくない。
特に、あなたはどう見ても次郎より大きいでしょ?
その力の差はわかるでしょ?
何度でも口で説明するべきだよ。」と説教して帰ってきた。

「親に言うべき」
「学校に言うべき」
「警察に言うべき」と、いろんなことをみんなに言われ、
何がよかったのかしら、と思った。

「親は知らないかもしれないから、伝えないと。」と言われたけれど、
小6くらいの年齢になっても暴力的な子の親はそもそも暴力への抵抗がないか
暴力に対して麻痺しているか。
何度も学校やほかの保護者からも暴力性は指摘されているだろうし、
それでも変わらないこどもたちを知っていると
”親”と”学校”に言って、意味があるの?と考えてしまった。