ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

鳥仲間

娘の花子、順調にペンパルを増やしている。
雑誌に募集をするわけでも、ネットを使うわけでもない。
”クチコミ”。
しかも、”文通相手募集中~!”と言っているわけではないのに
「近所の中学生が日本人の文通相手を探しているの。
花子ちゃんが文通相手になってあげて!」という感じで
パルたちに聞かれる。

そして、先日、ロンドンのパルに聞かれた。
「14歳のイギリス人の男の子って、花子の文通相手にどう?」と。
男子中学生か・・・
「話す話題がない」と、なるのよね~とロンドンのパルに話すと、
「彼は男として生きると決めたときにKestrelという
イギリスの鳥の名前を名前に選んだのよ。」と。

Kestrel:チョウゲンボウ

Kestrel


タンチョウすらわからなかった私が知っているわけもない鳥ですが
なかなか勇ましい飛び姿。
いやいや、ちょっと待って。
男として生きる?どういうこと?と聞くと、
生まれた時の性別は女だったけれど、男になりたい。
ただ、イギリスでは16歳までは性別変更は認められていないので
カウンセリングなどをしたけれど、自暴自棄になっていて、
いまは殻に閉じこもっている。
そんな”彼”と、花子なら鳥のことで盛り上がれる!と
花子が日本野鳥の会に入会するという話を聞いてピンときたらしい。
なにせその”彼”は鳥の名前を自分の新しい名前に選んだくらいだから。
そして、日本のことも大好きで、今度一緒に侍展に行くらしい。

鳥好きか…それはもう性別も年齢も超越して
花子は大喜びで鳥について手紙を書きそうです。
いまはタンチョウとフクロウに詳しくて、
もう私の相槌は「へー」「ほー」しか出てきません。
有意義な質問とかも知らなさ過ぎて無理。
是非、鳥仲間とより見識を深めていただこう!
「彼の英語を日本語に訳す手伝いをする」とロンドンのパルも
言っていたし、私も花子の英語を訳すし、
彼らの手紙が往復すればするほど、私の英単語は
どんどん鳥に詳しくなれそう。
チョウゲンボウって、英語で知っているの市内に私だけじゃない?と
すでに思っている。
それくらいマイナーな英単語だと思うんだけれど…
もしや、タンチョウと同じくらいみんな知っているのかしら。

ロンドンのパルはその彼になんとか外の世界に仲間や友人を
作ってほしいらしい。
私も花子が学校以外で友達を作っていくことができたらいいなぁと
思っているので、外野の思いは一致。
あとは若いお二人で…。

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