ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

日米の高齢者

日本に4年滞在していたアメリカのパルが今年、帰国する。
「日本は大好きな国で、また訪れたいとは思うんだけれど…」
「いまでもアメリカに帰ることに悩むときもあって」
と各種、前置きしつつ、
"I am too American."(私はアメリカ人過ぎた)とあった。

以前の手紙にロンドンのパルが私のことを
つくづく、「メイは日本人っぽくない」って話したことを書いた。
生まれてずーっと日本にいる私に
日本人っぽくないって言われましても。
それは誉め言葉なのか…。
まぁ、NOとはっきり言える日本人なので、
という話をアメリカのパルにしたところ、
彼女から「あなたは確かに前例主義ではないところが
日本人と全く違うと日本で仕事や生活をしている私はよくわかる!」と
手紙に書いてあった。
彼女は日本で、前例主義に辟易していたらしい。
いきなりどかーんと前例を壊すには地位が必要だったり
大量なエネルギーがいるけれど、
ちょこちょこと崩して、気づくと、あれ?みたいに。
あと、根回しと…と日本人っぽい私自身も苦手なことを
アドバイスをしたものの
前述の”I am too American."(私はアメリカ人過ぎた)
という返事が返ってきた。

日本の職場では、かなりお疲れだった彼女だけれど、
「日本の高齢者って、本当に元気よね!」と書いていた。
日本で祖父母が生きている率が高いこと、
またその高齢さに彼女は日本で驚いたらしい。
アメリカの高齢者と違い、とても元気なことも。
彼女のバイオリンの先生は81歳だとか。
そういえば、私の硬筆の先生も80過ぎで、まだまだ現役。

90過ぎた祖父もカニカニ詐欺に引っかかったりしつつも元気に
ヘルパーさんに助けてもらいながら一人暮らしをしている。
ただ、変な営業電話が多いので、
年末に祖父宅の電話は私の携帯に転送するようにした。

イチローのイチメーターではないけれど、
(イチメーター:イチローがヒットを打つと数字を表示していた
イチローファンお手製の看板)
私の詐欺や営業の転送電話撃退メーター、ただいま3.

独居高齢者の電話番号のハズが若い私が電話に出ると
びっくりした相手が無言で切ったり…
(ちょっと!!と、それだけで血圧上がる…)
「限定200!安いよ!」としつこい勧誘をバッサリ斬って断ったら
別の高齢者が狙われるね…と夫に言われ変な罪悪感を感じたり、
同じ携帯電話から何度もワンギリがかかってくるので
調べたら迷惑電話だったり…。
高齢者はもう固定電話を持たないほうがいいのではないかしら、
と思うようになった。

にほんブログ村 その他生活ブログ 手紙・はがきへ
にほんブログ村