ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

料理と日本語

郵便局に行ったとき、隣の窓口で
金髪のお兄ちゃん数人が係の人を囲んでいた。
えっ?問題発生?と思い、様子を伺うと、どうやらアジア系の
外国人の人々で、ATMでパスワードを間違えてロックがかかったらしい。
あるある…とつい握手したくなった。

窓口のお姉さんが聞いていた。
「ここのATMでしか操作してませんか?間違いはございませんか?」
外国人のお兄ちゃんたち、固まり、視線を向けた先には一人の女性。
どうやら付き添いの日本人がいたらしい。
彼女は何語で説明するのかしら?
それにより彼らの母国語もわかるわ~と耳をダンボにしていたら、
その女性が言った。
「ここのATMでしか使ってない?」と。
・・・それ、日本語そのままやん!!
と、つい突っ込んでしまいそうになった。

そんな話を夫にしたら、
「丁寧語や尊敬語はむずかしいっていうから、
日本語の教科書で習ったような日本語に言い換えたんじゃない?」と。
おぉ~、なるほど、そういわれてみればそうだったかも。

そして、思い出した。
アメリカや香港のパルが日本で、恐怖な日本語の一つに
「お客様~」の後に続く丁寧表現だと言っていた。
「友達のように話してください」と香港のパルは店員さんに言うらしい。
フレンドリーな対応でいいですよ、というわけではなく、
尊敬語や謙譲語を使われたら
意味が分からないから、と聞いたときは笑ってしまった。
日本のホテルへの電話とか本当に大変!と言っていて、
(電話は表情が見えず、どの言語でも難易度高い)
何度か私が日本のホテルに各種問い合わせをしましたとも!

同じ話をアメリカのパルから聞いたことがある。
「お客様~」の後にぺらぺら~と日本語で話され、
意味がわからないまま笑ったら、食べている途中だった料理を
さっと下げられた、と。
多分…「お客様、お下げしてよろしいですか?」と
聞かれたのだろうと推測。
意味が分からないときに、ニッコリ笑顔で対応は日本人の専売特許だと
よく聞くけれど、アメリカ人もするとは。
彼女はお腹いっぱいで箸が止まったわけではなく、
「これ…なんだろう?」と得体のしれない日本料理に
食べても材料がわからない!と混乱していたらしい。
何を食べたの?と聞くと、”懐石料理”だそうで…
私を連れて行ってくれたら、懇切丁寧に英語で解説するのに!

懐石料理か…はぁ、いいなぁ~とアメリカ人の別のパルに話した。
彼とは食べ物の話題で気が合う。
最近、東北から東京に大移動した彼、
ポルトガル料理もイタリアンもフレンチもある!
東京は本当にどの国の料理もあって、おいしい!」
という話を延々と聞かされた。
お腹が空く…。

にほんブログ村 その他生活ブログ 手紙・はがきへ
にほんブログ村