ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

あるがままで

英語の手紙を書いているとき、小3の太郎に聞かれた。
「英語でお友達と本当に仲良くなれる?」と。
日本語でも意思疎通がうまくいかないときがあったり、
きつい言葉を浴びせてくる同級生に疲れたり、
言語と意志疎通に思いを馳せる年齢に
太郎がなったのね~と感慨深い。

英語で理解しあえるか、答えはYESでありNO。
話の合わない人もいるし、価値観の違う人はたくさんいる。
それでも、「日本のママ友が…」「学校の先生が…」
「義理の母が…」と愚痴ったとき、
そうよそれ!
それが私の言いたかったことよ!!
そう考えたらよかったのね!と
膝を打ちたくなるほど的確なことを言ってくれるのは
ロンドンのパルだったり
サウスカロライナ州コロラド州バージニア州
インディアナ州といった
仲良しの海外のパルたちだったりする。
そして思う、
「なんで英語で説明してわかってもらえるのに
母語の日本語で説明してもわかってもらえないのかしら」と。
自分探しの次に果てしないのは、
価値観の合う日本人の友達探しかもしれないとすら思う。

最近の話題はピアノの発表会で、
もうなにがどうなってストレスなのかわからないけれど
連弾もうまく進まないし、かなりの時間をピアノに
費やしているのに達成感はあまりなく…
連弾が成功するかどうかを私は気になって仕方ないけれど
花子は弾けば満足…というかマイペースで…と愚痴った。
コロラドのパルに。

As a mom I understand because you want the audience to see
how well Hanako plays the piano.
However her duet partner isn't as good so she makes Hanako
looks bad and therefore the audience doesn't think the
performance is well done.
(母親として、あなたが言いたいことはわかるわよ。
あなたは花子が上手に弾けるって観客に見てもらいたいのよ。
でも、花子の連弾相手がうまくなかったら、
花子もうまくいかなかったように見えるし、
観客も連弾がうまくいかなかったと思う。)

But Hanako doesn't mind and she's happy anyways.
she is awesome.
Not all kids are like her.
(でも、花子は気にせず、弾いて楽しんでいるんでしょ。
それはすばらしいことよ。
こどもがみんな、花子と同じわけではないわよ、)

それ!
それよ!結局、私の見栄を張りたいがためにこどものピアノが
楽しめなくなっていただけで…
こどもたちは十分に楽しんでいる。
目から鱗でした。。。
いや、薄々気づいていたけれど、見えないふりというか。
日本のママ友たちに相談すると
「練習をもっと頑張る」
「ピアノ教室を変える」の二者択一で、
いやあ…それではないのよ…と思っていた。
こどもの習い事でキー!!となっているママさんには
ぜひ付け加えてもらいたい、
「見栄を張るのをやめる」
「あるがままを受け入れる」…あら、仏教徒っぽい。
練習はして最善は尽くすけれど、
もっとこどもたちのあるがままの成長を受け入れようかと。

 

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