ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

スクールボランティア

「まだ図書ボランティアやってるの?
図書ボランティアっていってもね、学校が求めているのは
本棚の整理要員とこどもに絵本を読むママさんで、
それ以上のことはなーんにも求めてないのよ。
学校の外に出たら、もっといろんなことができるボランティアが
たくさんあるわよ。
あなたにはそっちのほうが向いているわ!」

と、先日メールをもらった。
アメリカのママさん(末っ子は大学生)から。

「あなたの図書ボランティアの話を読んで
私もこどもたちの学校でボランティアしたことを思い出したわ。
もっと学校をよくしたい!という熱い期待を抱いてボランティア登録して
何が待っていたと思う?
子どものファイルに行事予定などのお便りを入れる手伝いとかよ。
数か月で辞めたわ。」

同じような話をアメリカの別のパルからも聞いたなぁ~と
思いながら読んだ。
彼女たちは数か月で辞めたスクールボランティア、
私はなんとか1年は続けた。
当初の熱い希望や思いはたった数週間で消え去り、
ここで私が去れば、このひどい状態を維持することすらできず、
よりひどい状態になるわけね…というレベル、
熱い希望を胸にやる気満々の人がボランティアで入ってくれば
「老兵はただ去るのみ…」といつでも去る!と思っている。

本が大好き!な私には本の扱いが雑な図書室がそもそも耐え難かった…と
同じ図書ボランティアのママさんたちに気づかされたり。
分類シールを作者名にかぶせる?!
そんな分類あり?!ということが各種あって、
ここで本好きを育てよう!なんて無理なのでは?とすら思い始める。
ずらーっと並ぶ出版社も版も同じ国語辞典を前に、
せめて版を変えるか出版社を変えて集めたらいいのに…と思ってしまった。
そうすれば、版での国語辞典の違いを調べたり、
出版社が変われば単語の意味がどう変わるかも授業で取り上げられる。
国語の授業で、「240ページを開いて~」と先生が授業を進めやすいように
同じ国語辞典を30冊以上買ったのだろうと安易に想像できるけれど、
さすが画一的教育ね~と感心したわ、なんて海外のパルに愚痴り、

「ほら、メイにはスクールボランティア向いてないって言ったでしょ。」
という手紙が主にアメリカのパルたちから続々ときた。

返す言葉もございません…。

 

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