ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

リタイア後のいろいろ

私のパルたち、意外に50代の人が多く、60代もちらほら。
「何を話すの?」とたまに夫や友人に驚かれるけれど、
ふつうの友達と同じ、自分のこと、家族のこと、社会のこと…。

そんな退職世代が多いので、退職後の話や夢を聞く(読む)ことも多い。
そして、驚いたことがある。
アメリカの高齢者の退職後。
日本のような”定年退職”がないから、Xデイはこの日!という設定を
1,2年前からして、スマホのアプリでカウントダウンする。
もうこれアメリカの退職する人たちの常識?というくらい、
ついにXデイ設定をスマホでしたわ!スマホのアプリよ!と数人から聞いた。

そして、次にすることが日本だと「年金の受け取り方を学ぶ」
「年金事務所の予約を取る」(←すごい重要、らしい)などに
なると思うのだけれど、アメリカでは「引っ越し先探し」になる。
私は驚いたのだけれど、子ども3人と住んだ5ベッドルームの家を売り、
新しく小さい夫婦二人用の家を買う。
その家を買う場所も退職者用の地域、
リタイアコミュニティなるものがあるらしい!
それも全米にあるそうで、(特にフロリダ州が有名らしい)
バージニア州のパルはいろんなコミュニティを視察しにせっせと夫と足を運び、
住んでいる人たちの年齢層が近く、サークル活動、クラブ活動で
面白そうなものがあるコミュニティを選んだ。
(引っ越しは来年で現在は荷物の整理中)

アメリカの別のパルにリタイアコミュニティや退職後の家について
聞いたところ、本当に人それぞれだということも知る。
彼の奥さんの両親は近々、家を小さくする予定(引っ越しをする)、
彼の両親は公共交通機関の便利なところに住んでいるので、
「aging in placeできたらいいけれど。」と日本語で書かれていた。

aging in place:住み慣れた地域で最期のときまで、
という考え方。
最近では介護や高齢社会を考える言葉として日本でも
「エイジング・イン・プレイス」とそのままカタカナ語で使われているようで
でてくるでてくる、介護関連のページが検索で。

育児や定年退職後の生活、いろんな形態があるんだと改めて知った。
それについて「僕たちは…」と夫が語っていたので、
そこは主語を「僕は…」で語ってください、と注文を付けた。
定年退職後まで当然のように一緒にいる、そんな前提すら
30年後にはすでになくなっているかもしれないので。

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