チェコのパルから愚痴満載の手紙が来た。
愚痴とか不満を書かれた手紙を嫌がる人がいることは知っているけれど、
私はどちらかというと大好き。
他人の悩みって、本当に大したことない…と思うと
きっと私の悩みも同じレベルなんだろうなぁと思える。
チェコのパルの愚痴は「義理の姉のお金持ち自慢にうんざり」というもの。
やれ、どこのリゾートに行っただとか
どこのブランドアイテムを買っただとか
今度はどこへ旅行へ行くとか友達がいかにお金持ちか…と。
そんな義理のお姉さん夫妻とフランスの都、パリで久しぶりに再会したものの
うんざりさせられた、という話だった。
しかも、「彼ったら、フランス語がすごく上手で~」というノロケも
彼女にはもう耐えられなかったらしい。
「だって、私のほうがフランス語上手だったから。」と。
いつもは落ち着いて穏やかなチェコのパル、
今回はものすごく攻撃的!
よっぽど金持ちアピールにいらついたんだろうなぁ~と
前回の手紙で「英語できないんでしょ?」なんて言われて!!と
怒り心頭して、ほぼ同じような内容を私も書いたというのに
同じようなパルからの手紙は冷静な視点で読める。
私のパルたち、お金持ち!と私が思うのは
フランスのパル(ご主人は元空軍パイロット)とか
スイスのパル(ご主人は有名大学の教授)で、
さすがに家がバカ広い…とびっくりしたことがある。
フランスのパルは、「今年の夏は我が家に3家族集まるけれど、
メイ一家の5人が来てもまだ泊まれるから、
飛行機取れたら、ぜひ来て!」とメールをくれた。
その一方で、「次に給料が入ったら、誕生日小包送れそう」という
ロンドンのパルや
「保育料が半端なく高い…」と嘆くアメリカのパル、
「車がまた故障して泣きそう」なんて言うコロラドのパルもいる。
我が家も今年の夏を乗り切れるかどうか…という13年目のエアコンがあり、
冷や冷やしているので、気持ちはよーくわかる。
お金持ちのパルも貧乏…まではいかないふつうのパルもいるけれど
どちらとも気持ちよく付き合えるのは
彼らが変に見栄を張らないからだろうなぁと思う。
見栄を張られると、こちらもつい見栄を張り、
なんだかお互いにしんどくなっていくものだけれど
あちらもあまりにも自然体なので、私もつられて自然体。
完璧な状態を見せようとするのではなく、
悩みや愚痴や不平不満も手紙に書かれてあるのを読むと
私も同じように書いていいんだなとほっとする、なんて話を夫にしたら
「そんなのは量による」と言われた。
今回の愚痴の手紙は便せん8枚でした。
「うわっ」と夫に言われてしまったので、
私も前回、便箋10枚ほど愚痴ったことは秘密で。
誰かに吐き出せるうちは深刻ではないから大丈夫!と私は思う。