ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

鞄が重い

鞄が重い。
読みたい本を単行本でいくつか買ったのに
それを鞄に入れて持ち歩く気力がない、と年上のママ友に話すと、
「年々、鞄が重くなるのよ。それは、年ね!」と言われた。
15歳上の彼女に言われると、
「なるほど!」としか言えない迫力いっぱい。

以前は単行本2冊を鞄に無理やり押し込んでいた。
「鞄、いつもパンパンやな。」と、みんなに呆れられていたけれど
3歩歩けば本屋に当たる地域に住んでいない私、
道中で本が切れたら、どうするわけ?と本気で思っていた。
もちろん、図書館の本なんて持ち歩かない。
しかし、重い…革製の鞄だから重いのか?と布製の鞄にしたり
トートバッグにしたりと各種してみたけれど、
重いのは鞄ではない。鞄の中身なのだとみんなに指摘された。
それならばと、ここ数週間ほど、文庫本を持ち歩くことにした。
軽い!
でも、家にたくさんの未読の単行本があるのに
鞄に入れるための文庫本を買いに本屋に行き、
なんだか違うぞ?と思った。

「それなら電子書籍は?」と夫におすすめされた。
漫画はkindleでたくさん読んでいるのに、なぜか小説は基本、紙だった。
一度、やってみよう!とkindleで小説をダウンロード。

単行本で買おうと思っていた本なのに全く読まない。
読みにくい。
小さいスマホでは読みにくいし、電子書籍を読むために
大きなタブレットを持ち歩くのもなんだか本末転倒の気がして
結局、文庫本に戻る。
あぁ、そういえば、kindleで雑誌を読むのもいまひとつで、
結局、雑誌は紙でパラパラめくるのがいいとなったんだったと思い出す。
未読の単行本があるのに、文庫本を数冊買う。
こうやって、また積読本が増える。
海外のパルたちはといえば、ebook電子書籍)が増えつつあり、
オーディオブックで読書も増えてきた。
(耳で読書って、語義矛盾を感じないのか?!と
いまだにオーディオブックは受け入れられないし、
耳で聞くほうが目で読むよりスピード調整がしにくく、疲れた)

単行本のためだけの鞄を持って、
基本、鞄を2つ持つことにしようかしら、と最近、本気で思っていて
夫に呆れられている。
とりあえず、トートバッグに単行本2冊入れていたら、
「私の本も入れて」「僕のも入れて」と子どもたちの本も入り、
そのトートバッグに5冊の本。
…図書館へ行くカバンみたいになった。
こんなの重すぎて常時持ち運べないし!といまだ試行錯誤中。
本好きのみなさんはいつもどうしているんだろう?と気になる。
そして、単行本を読んでいる人が少ないことに気づいた。
やっぱり重いから?
たまに待ち時間などで単行本を読んでいる人を見ると、
「すごいな!!」と読書についてではなく、重い荷物を持ち歩いていることへ
尊敬の眼差しで見てしまう。
本1冊が重いって…やっぱり年なのかしら。