本屋で平積みになっていて前から気になっていた本。
この表紙で勝手に芸人さんだと思っていた。
だって、ミドルネームがあって、そのミドルネームがウルド。
芸人さんだ!でも、やっぱり面白そうと手に取った本。
彼はれっきとした昆虫学者でした!
しかも、アフリカでウルド(〇〇の子孫)という
ミドルネームまでもらっている。
そのアフリカでのフィールドワークがすごく、
でてくるハリネズミ(野生をペットにする)のかわいいこと…。
あっ、研究対象はバッタです。
でも、ヤギ料理についても詳しく書かれていて…面白い!
学者なのに面白い文章!これはあの本と同じ系統!
鳥類学者の本と同じかと。
学者が面白い文章を書くだなんて、隔世の感がある。
フィールドワークの過酷さ、ポスドクの未来の見えなさ、
全く知らなかった昆虫学者の世界だったけれど、
フィールドワークの過酷さに脱帽。
外においては厳しい砂漠、中では厳しい博士の椅子取りゲーム。
ほかにもアフリカの文化や交渉術、いろいろとひっくるめて
「これはぜひ、読んで!」と娘の花子にも渡した。
久しぶりに面白かった!と花子に渡したけれど、
表紙で「これが…?」と言っていた。
騙されたと思って読んでみてほしい。
最初の1ページで面白そう!と止まらなくなるから。