ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

『四月は君の嘘』


四月は君の嘘』を5巻まで買って読んだ。(全11巻)

四月は君の嘘(1) (月刊少年マガジンコミックス)

四月は君の嘘(1) (月刊少年マガジンコミックス)

 

 続きが気になってしまい、6巻からは電子本で読んでしまった。
母親の死でピアノが弾けなくなった天才少年が
また音楽を奏でるようになるまで。

音楽関連の漫画といえば、『のだめカンタービレ』とか
『神童』とか『僕のジョバンニ』、『ピアノの森』とかあるけれど、
漫画を読みながら泣いてしまった。

ピアノを弾いている人ならわかる、地味!!
発表会やコンクールのキラキラの舞台の裏や練習はとーっても地味で、
うまくなったんだかなってないんだかの練習と練習曲ばかりで
弾けた!と思うと、「次はこれね~」と新しい楽譜を渡され、
また悪戦苦闘する。

我が家のこどもたちが習っているピアノの先生は
コンクールに出る人が+αのレッスンとして受ける、
という先生。
その門下生のレベルも、「末席ですら汚している気がする…」という
我が家のような子たちから、
音楽留学やオーケストラをバックにピアノのソロ演奏、
新幹線でレッスンを受けに行く…なんていう人たちもいる。
「なんて素敵!!」「かっこいい!!」と
ほれぼれするピアノを弾いている人たちですら、
全国規模のピアノコンクールではなかなかきびしい状況らしい。

我が家のこどもたちの5倍か6倍は練習していて、
それなのに結果がついてこない。
”才能”というレベルで最後は戦うことになる、
その不条理さというのか、
「みんな頑張ったからみんな1位だ!」なんてことがない世界に身を置いて、
身を削って頑張っている子たちがいるということに
私は尊敬してしまう。

今年もピアノ発表会の曲が我が家のこどもたち3人も決まった。
花子は弾く曲が変更になった。
「花子ちゃんって、何を弾いてもベートーベンね」と先生に言われつつ、
先生、花子はベートーベンを弾いたことないですね、そういえば…
という話から、「では、ベートーベンでいきましょう!」とベートーベンに。
楽譜は簡単そう。
今年は楽ちん?!と花子と楽譜を見て思ったけれど、
「そのセリフ、忘れないでちょうだいね。」と先生は不敵に笑っていた。
飛んだり跳ねたり、リズムも独特で…
得手不得手が分かれる曲らしいけれど、
「花子ちゃんは得意だわ、きっと」と。

太郎の曲もYoutubeでほかのこたちが弾いているのを見た限りでは、
「今年はアタリ?!」
太郎の得意な感じの曲では?と私と夫は思っているけれど、
「ふふふふ」とこちらも先生は不敵に笑っていた。

そして次郎は、なかなか年齢の割に難しい曲を弾くことになったらしいけれど
花子も太郎も弾いたことない曲で、私には難易度が読めない。
近所のピアノを弾くおばちゃんから、
「あれは難しい曲よ!」と言われ、そうなんですか?と聞き返してしまった。

私にできることは「ピアノ弾いて~」「ピアノ弾いて~」と
お願いしたり、
「いい加減にピアノ弾きなさい!」と怒ったり、
「ピアノ弾いてって言っているでしょ!!」とキレたり…。
今年も、もうそんな季節か。

にほんブログ村 その他生活ブログ 手紙・はがきへ
にほんブログ村